目次
筋トレ中にマスクが苦しい…。
ジムなど多くの人が集まる場では筋トレ中でもマスクを着用しなくてはならないシーンがあります。戸外でも、ランニングの時は呼気が背後に流れるためマスク着用が必須です。しかし、トレーニング中にマスクをしていると息苦しく、酸欠になる場合も。酸欠によって頭痛などの痛みが引き起こされるケースもあります。
筋トレ中にマスクをするメリットやデメリット、マスクをするときの注意点やコツを見ていきましょう。
筋トレ中にマスクをするメリットはある?
マスクをつけて筋トレを行うと肺活量がアップするのでは?と考える方もいるでしょう。その場合、マスク着用での筋トレはメリットになり得ます。しかし実際のところ、プロの選手で専門のトレーナーがついての筋トレでない限り、マスクのメリットはありません。身体にしっかりと酸素を供給できなくなるので、酸欠状態に陥る場合もあります。
ただ、筋トレ中にマスクをすると酸素をもっと取り込むために自然に呼吸が大きく深くなります。その点からいうと、呼吸筋の持久力がアップするというメリットはあります。しかしこれは運動の強度が高く持久力をつけたい場合のみ。やはりプロのトレーナーがつくようなハードな筋トレでない限り、メリットは少ないといえるでしょう。
筋トレ中にマスクをするデメリット
筋トレをはじめとする運動全般を行うと心臓が激しく鼓動し、筋肉へと酸素を多く送ります。しかし、マスクをしてしまうとその必要な酸素が筋肉にしっかりといきわたらないことに。そうなると心臓は筋肉に多くの酸素をもっと早く送ろうとし、結果として鼓動が早くなり心臓に負担がかかり危険です。
また、マスクを着用しての筋トレを行うと呼気でのどが潤う為に脱水状態に気づかないで進行してしまうことも。筋トレ中の脱水は吐き気や頭痛、めまいを起こしやすくなります。また呼気がこもることで体温が上がり熱中症のような状態になる可能性があることもデメリットになります。
筋トレ中にマスクをする際のコツ&注意点
ここからは筋トレ中のマスク着用についてのコツや注意点を紹介していきますのでぜひ参考にしてください。
戸外ではディスタンスの方が重要
ランニングの場合は呼気をまき散らしてしまうので感染予防のためにマスクをつけなくてはいけないという話がありました。しかし、最近ではディスタンスをしっかりととれば感染リスクは低いのでマスクは必須ではないという考え方が主流です。
酸欠や頭痛が起こったら休憩する
メニューをしっかりこなすために酸欠や頭痛を感じても頑張ってしまう方がいます。しかしこれはすごく危険な行為。痛みや苦しさは身体の危険信号でもあります。鍛えている筋肉が辛い!というのならまだわかりますが、頭痛や酸欠は筋トレとは直接関係のない不調。酸欠や頭痛が起きたらメニューの途中でも休憩をとり水分補給をしっかり行いましょう。
一般のマスクでは対応しきれない
普通のマスクでは筋トレ時に低酸素状態になったり息苦しさから頭痛が発生したりとデメリットや危険が多く感じられます。しかし専用のトレーニングマスクとなると話は別。フィルターを多く搭載し、しっかりとウイルスを除去してくれます。同時に肺活量や持久力の向上、心肺機能アップもサポートしてくれるという優れものさえあります。
筋トレのような少しハードなトレーニングをしても苦しくないように作られているトレーニングマスク。筋トレを行うときのマスクは専用のものを使うのがマストです。
筋トレ中は『トレーニングマスク』がおすすめ
トレーニングマスクはデザインやカラーで選ぶのはもちろん、運動強度によって選ぶのがポイントです。いくつかおすすめのトレーニングマスクをチェックしましょう。
TRAININGMASK2.0
こちらはアメリカで研究されて作られたトレーニングマスク。呼吸筋を鍛えつつ酸素もしっかりと取り込むことができます。持久力を高めたい方や短時間で減量したいという方におすすめ。レジスタンスバルブで負荷の調節も可能です。
Amazonレビュー★★★★★
他メーカーの物を使っていましたが、このマスクは付け心地がいいですね。酸素調整用のキャップの取り外しも楽にできます。高地トレーニング用としてのマスク云々もですが、呼吸に意識が向けられるので集中力を高めるトレーニング用としても非常に有用性が高いマスクだと思います。
Training mask3.0
サッカー浦和レッズでも正式に採用されているトレーニングマスク。呼吸抵抗を段階で調節することができます。もちろん飛沫拡散防止にもなりますのでコロナ禍のトレーニングにも最適。感染予防をしつつ呼吸筋を鍛えて持久力アップを狙えるとともに短時間で質の高い筋トレをすることができます。
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)UA スポーツマスク
こちらは飛沫防止はしたいけれど、しっかりと筋肉を追い込むまで筋トレを行いたいという方におすすめ。呼吸がしやすくズレのないフィット感が特徴です。筋トレをしていても苦しくないので、回数をこなすことが可能。手洗い可能なので清潔に保つことができます。また汗をかく筋トレ中でも冷感素材を使用しているので涼しく着用可能。抗菌加工もされています。
Amazonレビュー★★★★★
ランニングしていても気にならないので良い感じのマスク。
コロナ期間中の筋トレでマスクをしている人の口コミ
では、コロナ期間中の筋トレでマスクをつけている人はどう感じているのでしょうか?実際の声をチェックしましょう。
筋トレ中にマスクはつらい!
今のご時世人が集まるところはマスク付けるのが常識になってきてるけどやっぱり筋トレ中は辛い:sweat_drops:酸欠になって吐くところだった
— ケン (@K167542) October 14, 2020
筋トレ中でもマスクをつけなくてはいけないシーンはありますがやはり苦しいと感じる方が多いです。特に頑張りすぎてしまうと酸欠から嘔吐、頭痛などさまざまな身体症状を引き起こしてしまうので結構危険。筋肉をつけるための筋トレで体調不良になってしまっては元も子もありません。
マスクで筋トレしたくない
マスクなしで筋トレできた"あの頃"に戻りたい
— 宮坂優希 (@otakukusai) October 13, 2020
感染リスクを下げるため日常生活でマスクをするのは常識になってきましたが、やはり筋トレ中のマスクの苦しさは想像以上です。筋トレをマスクなしで全力でやりきれたコロナ前に戻りたいという方が多くいます。
トレーニングマスクの効果がすごい
トレーニングマスク使ってランニングと筋トレ、なんか身体が軽く感じる。
— 釣りパパ(保護猫チョコちゃん新しい家族になりました) (@turikitipapada) April 17, 2020
トレーニングマスクをつけて筋トレをしていたら身体が軽く感じるようになったという体験談です。トレーニングマスクを装着することにより呼吸筋や持久力が鍛えられているので、普段の生活では身体が軽くなっているように感じるのでしょう。
筋トレ×マスクって意外と慣れる
ここ2回の筋トレでマスクしたまま筋トレしている自分がいる事に気付く。慣れって怖い…
— 村ちゃん (@muramura363733) August 17, 2020
最初はマスクをつけて筋トレなんてきつすぎると感じていた方も回数をこなすうちになれてしまうという話がたくさんありました。これはマスクにより呼吸筋が鍛えられた結果でしょう。マスクで筋トレがスタンダードになりそうな世の中ですので、マスク×筋トレに慣れておく方が良いでしょう。最初は運動強度の小さい筋トレから始めるのがおすすめです。
日常生活が楽になった
マスクしたままやる筋トレを経験すると日常生活でマスクが息苦しくなるなんてシチュエーションは皆無になるのでやはり筋トレは最強。
— にぇこいさん (@yankeeneko) October 13, 2020
日常生活でマスクは息苦しいと感じていた方でもマスクで筋トレをしているうちに日常生活では息苦しさを感じなくなったという声も多く聞かれました。こちらの場合も慣れ、呼吸筋が鍛えられた結果といえるでしょう。
筋トレ中のマスクとうまく付き合おう
筋トレというハードな運動をするシーンにマスクを着用しなくてはならないというのはかなりハードで苦しい状況です。スポーツ用に開発されたアイテムを使えばその息苦しさからも少しはすくわれます。コロナ期間中の筋トレにはトレーニング専用マスクを使ってうまく付き合っていきましょう。