枕の抜け毛がヤバイ…。
枕についた抜け毛が気になる…。実は、枕の抜け毛は気をつけなければいけない場合とそうでない場合があるのをご存じですか?枕の抜け毛がどこからが異常なのかそうでないのか抜け毛の本数を目安に紹介します。また、抜け毛の原因や対策を解説していきますので枕の抜け毛に不安を感じている方は、今の自分自身の状態と比べてみてください。
枕の抜け毛はどこからが異常?
寝ている間に、枕と髪の摩擦で髪の毛が抜けて朝起きたら枕に抜け毛があるというのは自然な現象です。では、枕についている抜け毛は何本からが異常なのでしょうか。具体的な抜け毛本数や症状とともに解説していきます。
1日に髪の毛は何本抜けているのか?
人間の頭皮には、約4万個もの毛穴が存在します。そして、その毛穴1つから約2~3本の髪の毛が生えています。生えている髪の毛が全体で約10~12万本。平均的な1日の抜け毛の本数は、50~100本です。1日平均100本も抜けているなんて、と驚かれる方もいるかもしれません。
人間の髪の毛は寿命を全うした髪の毛が抜けて新しい髪の毛が生えてくるというサイクルの繰り返しです。なので、1日100本髪の毛が抜けたとしても髪の毛全体は減っていないのです。しかし、日常生活の中で、髪の毛が100本抜けていると感じている方はそう多くないでしょう。一体100本もの髪の毛は、いつ抜けているのでしょうか。
1日で最も髪の毛が抜けるのはシャンプー中
1日の体の汚れを落とすお風呂。1日の中で最も抜け毛を感じるのが直接頭皮・髪の毛を触るシャンプー中です。どうして1日の中でもっとも抜け毛を感じるかというと、
・寿命が尽きた髪の毛がシャンプー中の刺激で抜け落ちる
・髪の毛を結んでいて一緒に束ねられていた
・日中に抜けた髪の毛が絡まっていた
・スタイリング剤で一緒に固められていた
などの理由があります。なので、1日のうちでシャンプーをしているときが抜け毛を感じやすいのです。30~60本程度の髪の毛がシャンプー中に抜けるとされています。
枕の抜け毛が5本~10本程度
枕についている抜け毛が5本~10本程度は、自然な生理現象の範囲です。この程度の抜け毛があったとしても、健康な人の平均的な抜け毛は1日50~100本です。
今、生えている髪の毛よりも短い毛ではなく、毛根がしっかりとした髪の毛が抜けているのならその髪の毛の寿命が尽きて抜け落ちたということです。全体量があり薄毛が気にならないのであれば心配ないでしょう。
枕の抜け毛が20本~30本
枕についている抜け毛が20本~30本、こちらも自然な生理現象の範囲内です。寝ている間は、枕と頭皮が摩擦をおこし髪の毛に刺激が与えられ抜け落ちてしまう場合があります。季節の変わり目の時期は、体毛が生え変わる時期でもあるので問題のない本数です。
しかし、頭皮・毛根環境の悪化やストレスが原因で急激に抜け毛が増える場合もあります。細く短い毛が多い場合はまだ寿命ではない髪の毛が抜けているということなので、頭皮・毛根の環境が悪化している可能性があります。その場合、早急な対処を始めましょう。
枕の抜け毛が40本以上
枕の抜け毛が40本以上ある場合、シャンプー中に抜ける髪が30~60本程度なので、個人差はありますが1日の平均以上に抜け毛があることになります。持続的にひどい量の抜け毛がある場合、頭皮・毛根の環境が悪化しており薄毛になるリスクが高まっているといえます。早急に対応しましょう。