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針脱毛はニードル脱毛ともよばれ、先端が丸い特殊な電気針を使って脱毛する方法です。この電気針を毛穴一つ一つに挿入し、電気や周波数を流すことで毛根にダメージを与えます。これにより、毛根にある毛乳頭とよばれる細胞を破壊することで毛が生えなくなります。ニードル脱毛には長い歴史があり、確実で信頼できるため、今でも需要が高い脱毛方法です。
針脱毛の種類
ニードル脱毛の種類は大きく分けて4種類あります。
まずは直流針を用いた「電気分解法」。次に高周波を使った「フラッシュ法(高周波法)」。そして、これら2種類を組み合わせたのが「ブレンド法」です。さらに最近では、「絶縁針脱毛」といった絶縁針を用いた脱毛方法もあります。
それぞれの脱毛方法の特徴は以下の通りです。
①電気分解法
毛穴に刺した針に弱い電流を流します。これにより組織液を電気分解してできた水酸化ナトリウムで発毛組織を破壊する方法です。
②フラッシュ法(高周波法)
毛穴に刺した針に高周波の電気を流します。これにより発毛組織を固めて機能させなくする方法です。この方法は電気分解法に比べて処理時間が早いといった利点があります。
③ブレンド法
電気分解法とフラッシュ法それぞれの利点を生かすため、この二つの脱毛方法を組み合わせたものです。毛包に針を挿入して微量な電流を流すことで発毛組織を破壊します。
④絶縁針脱毛
表面に特殊なコーティングを施すことで、皮膚に高周波や電気が当たらないようにされた針で施術します。こちらの方法は、炎症や色素沈着が少ないことが利点です。しかし、この絶縁針脱毛は医師および看護師の免許を必要とするため、医療機関でしか行っていません。
白髪を針脱毛するメリット
ニードル脱毛は、毛の太さやメラニンの有無にかかわらず脱毛することができます。そのため、白髪に加え産毛やフェイスゾーンなど、VIOエリアを含め全身のいたるところの薄い毛、細い毛の脱毛が可能です。このことから、ニードル脱毛は「唯一の永久脱毛」とよばれるほどです。
それ以外にも、白髪に限らず以下のメリットがあります。
①肌質・肌色関係なし
ニードル脱毛は直接皮膚に刺すため、ほくろも含め肌色に関係なく効果が期待できます。
②脱毛の調整がしやすい
毛穴一つ一つに対して脱毛を行うため、毛量の調節がし易いといえます。
③仕上がりがきれい
毛根から毛を処理するため、毛穴が目立たず肌がきれいに仕上がります。
白髪を針脱毛するデメリット
白髪に限りませんが、以下のデメリットがあります。
①強い痛み
毛穴に針を刺すため、強い痛みが走ります。あまりの痛みに断念する人もいるくらいです。脅かすつもりはありませんが、少し覚悟しておいたほうが良いかもしれません。
②完全脱毛に時間を要する
一つ一つの毛穴を処理していくため、もちろん多くの時間を要します。目安としては1分間に10本ほどです。丁寧にしなければならない作業なので、時間を要してしまうのは仕方がありません。
②費用が高額
こちらも、手間を要するためもちろん費用が高額になります。魅力的な脱毛方法ですが、費用面からなかなか手が出しづらいかもしれません。
白髪でも脱毛可能な蓄熱式脱毛について
白髪でも脱毛可能な方法は、ニードル脱毛(針脱毛)のほかに蓄熱式脱毛もあります。こちらの脱毛方法については、以下で紹介します。
蓄熱式脱毛とは?
蓄熱式脱毛とは、毛根を覆っている毛包に対して、40~55℃くらいの熱を弱い光で与え、発毛因子を送り出すバルジ領域にダメージを与えて破壊する、比較的新しい方法です。分かりやすく言うと、一般的なレーザーを用いる脱毛はメラニン色素に反応して毛根を破壊するのに対し、蓄熱式脱毛では毛根に栄養を与えないことで生えないようにするというイメージです。
白髪を蓄熱式脱毛するメリット
針脱毛同様、蓄熱式脱毛においても白髪を含め色の薄い産毛など、VIOエリアも含め全身いたるところの脱毛が可能です。
白髪に限りませんが、それ以外にも以下のメリットがあります。
①比較的痛みが少ない脱毛方法といえます。
②レーザーは低出力のため、やけどするほどの高温にもならず肌への負担が少なくて済みます。
③弧を描くようにレーザーを肌に滑らせるといったテクニックを用いるため、1回あたりの施術時間が短時間で済みます。