ボディメイク

筋トレ

サムレスグリップは効果的?懸垂・ベンチプレスでのやり方〜メリデメまで解説!

2020年10月02日

ベンチプレスやデッドリフトなどで、バーベルをサムレスグリップで握るのは効果的でしょうか。この記事では懸垂やベンチプレスでのサムレスグリップのやり方やメリット、デメリットを紹介します。種目別の使い方や注意点についても解説するので参考にしてください。

【監修】パーソナルトレーナー 柴山智幸

『身体の全てを整えて生活を豊かに』というコンセプトで目標達成+機能改善トレーニングを提供しています。猫とお酒が好きです。
【所属】出張パーソナルトレーニングジム5toolgym代表
【SNS】HP / Instagram / Twitter

サムアラウンドグリップ

出典:https://kin-100.com/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%92%E5%A4%89%E3%81%88%E3%82%8C%E3%81%B0%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%82%82%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%80%82%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%AE%E6%96%B9-2400.html

サムアラウンドグリップは棒に対して親指とその他の指で挟みこむ握り方となっています。握力を使ってのトレーニングが可能となり、高重量のバーベルやダンベルを使った筋トレがしやすくなるというメリットがあります。

また、サムアラウンドグリップのデメリットは握力が疲弊しやすいため、懸垂やデッドリフトを長時間トレーニングすることが難しく、手首への負担も大きくなってしまうことです。しかしながら、高重量のベンチプレスや高重量のアームカールを行う場合は、サムアラウンドグリップのほうがトレーニングがしやすいのでサムアラウンドグリップで行いましょう。

アイコン

柴山智幸

基本的にこの握り方でOKです。一番安全な握り方なので、安心してトレーニングをおこなうことができます。

オルタネイトグリップ

出典:https://goripedia.com/parts/back/kouhaikin-senaka-sekichukiritukin-daidenkin.html#i-23

オルタネイトグリップは片手は順手持ち、もう片方の手は反対の向きでバーを握る方法です。順手持ち、逆手持ちだと一方向にバーが抜け落ちてしまうリスクがありましたが、オルタネイトグリップだと順手向き、逆手向きの両方をカバーすることができるので安定してバーベルを持ち上げることができます。

握力をあまり使わずに持ち上げることができるので、握力が弱い人でも筋肉に負荷がかかるようになっています。デッドリフトで筋トレを行う際にはおすすめの握り方ですので、ぜひ試してみてください。

アイコン

柴山智幸

デッドリフトで高重量を扱い始めると重さに握力が負けて指が開いてしまいます。このようなときにオルタネイトグリップで握ると持ちやすくなります。オルタネイトグリップで握る場合は順手と逆手を交互に入れ替えてトレーニングすると左右差ができにくいのでおすすめです。

フックグリップ

出典:https://note.com/umemonaka/n/n4b39928ad219

フックグリップは親指をバーベルやダンベルのバーに沿って設置し、その上からその他の指で覆いこむように握る方法です。安定してバーを握ることができ、バーベルやダンベルがすり抜けるリスクが小さくなり、ケガをしにくくなります。

親指でもバーを支える形になっているので、握力が弱い人でも十分力を発揮できる握り方となっています。デメリットとしては他の握り方に比べて親指に負担がかかりやすいので、親指が痛くなりがちです。デッドリフトを行う際におすすめですので是非試してみてください。

アイコン

柴山智幸

フックグリップはデッドリフトやクリーン、ハイプルなどでとても有用な握り方です。シャフトが手から離れにくいので高重量でも安全にトレーニングできます。

サムレスグリップは安全に正しく活用しよう

出典:https://kensuimania.com/2020/04/20/%E3%82%B5%E3%83%A0%E3%81%A7%E5%88%86%E3%81%8B%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%87%B8%E5%9E%82%E3%81%AE%E7%A8%AE%E9%A1%9E%E2%85%A7/

サムレスグリップは握力がない人でも高重量のものを持ち上げるトレーニングができたり、比較的長い時間懸垂を行うことができる優秀な握り方です。腕への負担も少なく、効果的に目的の筋肉を鍛えることができます。

しかしながら、バーベルを持ち上げた際の落下のリスクや、高重量のバーベルやダンベルの扱いが難しくなるデメリットも存在します。トレーニング全般に言えることですが、ケガに注意し集中して筋トレを行ってください。。サムレスグリップを安全に活用し充実した筋トレライフを送りましょう。