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30代で白髪は早すぎ?数本抜くのが急に増える原因に?適切な対策まで解説!

2020年11月26日

真っ白な白髪はたった一本でもとても目立ちます。30代はまだまだ若いと思っていたのに、ふと鏡を見て白髪が増えたことにショックを受ける人も多いでしょう。原因は加齢だけではありません。白髪だらけになる前に30代の白髪の原因と適切な対策を知って対処していきましょう。

【監修】美容師 横井拓徹

Amoute(アムティ)恵比寿店に勤務。21歳で専門学校卒業と同時にスタイリストデビュー。美容業界最速。学内ウィッグコンテストでは優勝。24歳で店長に就任。インスタグラムでは100人以上の芸能人ものまねセットを投稿し、話題性を呼んでいる。Instagram(本垢) / Instagram(芸能人ものまねヘアセット垢)

30代で白髪が生えてくる原因④栄養バランス

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白髪にはチロシンという栄養素が深く関わっており、チロシンは黒髪を作るメラニン色素の原料となるアミノ酸の一種です。このチロシンが不足すると髪の色素も不足するので白髪の原因となります。

他にもメラノサイトの働きを活性化させるヨード(ヨウ素)、チロシンの働きに欠かせない銅や亜鉛などのミネラルも重要です。反対に摂りすぎに注意が必要なのが糖質と脂質で、これが血液中に増えると血行が悪くなり白髪が増える要因となるため注意しましょう。

30代で白髪が生えてくる原因⑤紫外線

紫外線を浴びると頭皮の水分が奪われダメージを受け、老化に影響する活性酸素が体内に発生し細胞にもダメージを受けることで白髪の原因につながります。髪の分け目に白髪が多い場合は紫外線が皮膚にダメージを与えている可能性が高いと言えます。

紫外線は肌に受けるとシミやそばかすの原因になるメラニンが作られますが、髪は肌とは違い紫外線でメラニンは作られません。髪の色は毛根付近のメラノサイトによって色付けされているため、頭皮から伸びた髪に紫外線をあてても、ダメージを受けるだけなのです。

短髪の人は頭皮に直接あたる紫外線も増えてしまうため、短髪の女性や男性は紫外線対策も考えてみましょう。

30代で白髪が生えてくる原因⑥妊娠・出産

女性の場合、妊娠や出産によって白髪が生えてくることもあります。ホルモンバランスの変化や栄養不足、慣れない育児でのストレスや睡眠不足などで自律神経が乱れることが原因です。特に女性ホルモンはメラノサイトに影響し白髪を抑制する働きがあるのですが、出産後にこの女性ホルモンが一時的に減少してしまうことも大きな一因でしょう。

30代で生える数本の白髪でも抜くと大変なことに?

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白髪を見つけたら抜くという人も多くいますが、白髪を抜いても再び生えてくるのは高い確率で白髪です。無理に抜くと毛根にダメージを与え、次に生えてくる髪の成長サイクルに影響するほか、20本に1本は永久脱毛になると言います。

生えなくなった部分は髪のボリュームが減り白髪が悪目立ちする可能性もあるので、白髪は抜くのではなく他の方法で対処するのがおすすめです。

くすりの窓 毛髪

出典:土谷総合病院HP

30代で白髪が生えてきた時の適切な対策

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白髪が生えてきたら、カットや毛染めで白髪を目立たせなくするほかにも、白髪が増えないよう普段の生活を見直すことも対策として有効です。白髪を治療する方法は現在ありませんが、研究が進んでいけば白髪を治療できる未来も期待できるでしょう。

ここでは、30代で白髪が生えてきた時の適切な対策5つを紹介しますのでぜひ参考にしてください。

30代で白髪が生えてきた時の対策①カットする

忙しい朝や外出先で白髪を見つけてしまったとき、一番お手軽にできる対処がカットです。白髪を上に持ち上げ、根本ギリギリをハサミで切ってしまえばすぐに目立たなくなります。抜くのではなく、カットすることで毛根へのダメージも抑えられるため、白髪の本数が少なく、今すぐになんとかしたい人におすすめです。

外出先では眉用の小さいハサミが便利です。女性は持ち歩く人も多くいます。男性も身だしなみ用に鞄に入れておくと良いでしょう。

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鈴木 真奈

白髪は絶対に抜かない、が鉄則です。周辺の頭皮を傷つけ、髪が生えてこなくなる可能性もあります。白髪の量が少ないうちは根元からカットするようにしましょう。

30代で白髪が生えてきた時の対策②美容院で染める

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市販品の髪染めでも十分対処できますが、美容院で髪質にあったカラーリングをすると髪や頭皮へのダメージも少なく済みます。髪全体を染める一般的なヘアカラー、髪の表面に色を塗るようにコーティングするヘアマキュアの他にも、部分的に明るく染めるハイライトカラーなど、染め方にも色々あります。

ヘアマニキュアは頭皮へのダメージが少なく、ハイライトカラーは白髪ぼかしとしても有用です。白髪をきっかけに、新しい髪色に染めてみてはいかがでしょうか。