抜け毛が増える原因はさまざまありますが、いったいどういった要因が抜け毛の原因になるのでしょうか。こちらでは、5つの原因を解説していきます。あなたに当てはまるものがあるかどうか、チェックしていきましょう。
食生活の乱れ・栄養不足
東洋医学には、「髪は血余(けつよ)」という言葉があります。どういう意味かというと、髪の毛は血の余りでできているということです。人間の体は、生命維持に重要な順に血液が栄養素を運んでいきます。生命維持という観点だけで考えると、髪の毛に栄養素が運ばれてくる順は最後になってしまうのです。
なので、食生活が乱れて栄養が不足していると髪の毛に行きわたるだけの栄養素が確保できなくなってしまいます。
・脂っこい食事
・ファーストフード・ジャンクフード
・インスタント食品
以上の食べ物が中心の食生活の方は、栄養バランスが乱れ髪の毛に十分な栄養が行き届かなくなってしまいます。バランスの良い食生活に改善し髪の毛までしっかり栄養素が行きわたるように心がけましょう。
ストレス
私たち人間は、ストレスを受け続けてしまうと自律神経のバランスが乱れてしまいます。自律神経のバランスが乱れると、体の血流が悪くなります。そうなると、食生活に気を付けていても体の血流と共に頭皮の血流も悪くなってしまいます。その結果、髪の毛に十分な栄養素が行き届かなくなってしまい生えてきた髪の毛は弱く、抜けやすくなってしまうのです。
そのため、抜け毛や円形脱毛症はストレスが原因で起こるとされています。過度なストレスを受けたり、溜め込んでしまうのは髪の毛や頭皮にとって大敵となってしまうのです。
自分の頭皮にあっていないシャンプー
今、あなたが使っているシャンプーはあなたの皮膚の肌質を考えて選んでいますか?洗浄力の強すぎるシャンプーを使用して、頭皮を守っている大切な皮脂を洗い流しすぎてしまったり、逆に皮脂をしっかり洗い流せなかったり。自分の皮膚に合っていないシャンプーを使用していると、思いがけない頭皮の皮膚トラブルにつながりかねません。
頭皮の状態が良くないと、健康で太い髪の毛が生えにくくなるどころか
・皮膚のかゆみ
・赤い湿疹
・乾燥してフケがでてしまう
・脂っぽくてテカテカしてしまう
などの頭皮の環境をおびやかす炎症やトラブルに繋がってしまいます。
ドライヤーで髪を乾かしていない・生乾き
ドライヤーを使うと、髪の毛が傷んでしまうのではないか。そう思われている方も少なくないかもしれません。実は、ドライヤーを使わず乾かさないでいると髪の毛の傷みの原因になってしまうどころか、抜け毛にもつながってしまうのです。
髪を乾かしていなかったり、生乾きだと頭皮に雑菌が繁殖してしまいます。そうなると、フケ・かゆみの頭皮の皮膚トラブルに加えカビが生えてしまいます。また、頭皮が冷えてしまい血行が悪くなります。
頭皮や毛根の状態が悪くなり、さらに冷えも加わると頭皮に栄養分がいき渡らなくなってしまい髪の毛が細くなり結果抜け毛に繋がってしまうのです。
紫外線による光老化
意外と見落としがちなのが、紫外線による光老化です。頭皮も髪の毛に覆われていますが、お顔の皮膚の延長線です。皮膚に紫外線を浴びるとシミ・シワの原因に。同様に頭皮の皮膚は、硬くなり血行が悪くなってしまいます。血行が悪くなると生えてくる髪の毛も細く弱い髪になってしまうのです。
頭皮に紫外線によるダメージを受けることで頭皮や毛根の環境が悪くなり、細く弱い状態の髪の毛が生えてくるという悪循環に陥ってしまいます。さらに、今生えている髪の毛も紫外線からのダメージで髪の表面を覆うキューティクルが破壊され、乾燥やパサつきや皮膚にトラブルとして現れます。
紫外線を頭皮に受けたからといって今すぐに影響が出るわけではありませんが、長年のダメージが髪の毛や頭皮・毛根に蓄積されます。紫外線ダメージが抜け毛の原因につながっていくので日々の日焼け対策が重要です。
枕の抜け毛を防ぐ対策
さまざまな要因で、抜け毛があることが分かりました。では、どうすれば抜け毛を防ぐことができるのでしょうか。抜け毛を予防する対策を紹介していきます。