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フィジーク体型・ボディビル体型でトレーニング方法が変わる?
フィジーク体型とボディビル体型の違いが、よくわからないという人は多いのではないでしょうか。筋トレで筋肉を鍛えたたくましい体型であることは同じですが、競技のポイントが違うため体型は異なることが特徴です。そのためトレーニング方法にも違いがあります。フィジーク体型とボディビル体型の異なるポイントは以下となります。
①体型の違い
②トレーニング方法の違い
それでは、体型の違いからみていきましょう。
そもそもフィジーク体型・ボディビル体型とは?
フィジーク体型の大きな特徴は、逆三角形の上半身です。ボディビル同様に鍛えられた筋肉がありますが、フィジークの競技ポイントは、筋肉の量ではなく全体のバランスの良さとなります。筋肉だけではなく、髪型や肌のツヤなど外見も評価ポイントとなることが特徴です。
フィジーク大会ではサーフパンツを着用し、ボディビル大会ではブーメランパンツを着用します。そのため、大腿部の見え方が違うことも大きな違いです。ボディビルでは脚の筋肉が評価ポイントとなりますが、フィジークでは脚の筋肉は評価対象となっていません。ビジュアルとしてのバランスや見え方が評価ポイントです。
フィジーク有名選手のエドワード加藤は、イケメンでバランスが良い逆三角形の美しい筋肉となっています。フィジークでは下半身の評価は対象とならないため、ボディビルダーのように下半身の筋肉は大きくありません。
ボディビルダーの北井大吾の体型を見てわかるように、ボディビルダー体型は上半身も下半身も筋肉の量が多いことが特徴です。フィジーク体型と比較すると、筋肉の量とウエストのくびれが違うことがわかります。フィジークは逆三角形であることが必須なので、ウエストのくびれができています。
フィジーク体型・ボディビル体型でトレーニング方法が変わる
フィジークとボディビルのトレーニングの違いは、ボディビルは筋肉肥大を目指すトレーニングをするため高い負荷をかけて細かな筋肉を鍛えます。フィジークの場合は、筋肉肥大を目的としないため負荷は中程度でバランス良く鍛えることが特徴です。
大きな違いとしては、フィジークは下半身は評価ポイントではないため、大胸筋・背中などの上半身を中心に鍛えます。一方ボディビルダーは、全身まんべんなく筋肉を大きくする必要があるので、下半身も高い負荷をかけてトレーニングを行うことが違いです。
フィジーク体型を目指すトレーニングのポイント
フィジーク体型を目指すトレーニングのポイントは、どんなことがあるのでしょうか。ボディビル体型とは違うため、筋肉を鍛えるポイントを抑えておく必要があります。フィジーク体型を作るための効果的なトレーニングのポイントについて、みていきましょう。
上半身をバランス良く鍛える
フィジーク体型を目指す場合は、上半身をバランス良く鍛えることがトレーニングのポイントです。ボディビルのように筋肉量にこだわるのではなく、筋肉のバランスを意識して筋トレを行います。上半身を逆三角形にすることが必要なので、V字型の上半身になるためのトレーニングが大事です。
そのため、大胸筋や背中を鍛えることと細いウエストを作る筋トレを心掛けています。フィジーク体型は上半身を鍛えることにシフトしますが、全体のバランスが最も重要なので、トレーニングはトータルバランスが必要です。
下半身のトレーニングはバランス良く
フィジークは下半身が評価対象になっていないため、脚を発達させる必要性はないと言われてきました。ハーフパンツを履くため、競技のときは脚が見えないからです。しかし、最近では脚のワークアウトも必要だという認識を持つ人が増えています。
ただし、ボディビルダーのように筋肉を大きくする目的ではないため、全体のバランスを整えることが目的です。上半身のバランスと同じくらいに鍛えることで、トータルバランスが良くなります。モンスターのような脚にするのはマイナスとなるので、大腿部をしっかりバランス良く鍛えることが必要です。