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ポゼッションサッカーとは?近年は終焉とも?戦術のメリット・弱点まで解説

2021年06月26日

ポゼッションサッカーとはサッカーの戦術の1つです。このポゼッションサッカーは過去に世界中のクラブチームなどで採用されていましたが、現在では時代遅れの戦術となりつつあります。今回はそんなポゼッションサッカーの具体的な内容やメリット、弱点などを詳しく解説します。

ポゼッションサッカーに必要な選手のスキル

ポゼッションサッカーを実行するのに必要とされる選手のスキルは主に以下の4つあります。

・ボールを蹴る・止めるなどの基本技術
・ポジショニング
・判断スピード
・戦術理解

それではこれからそれぞれのスキルについて1つずつ詳しく解説していきます。

ボールを蹴る・止めるなどの基本技術

ポゼッションサッカーではショートパスなどを駆使して自分たちで支配し続ける必要があります。パスなどが失敗してしまうと前述の通り、反対にカウンターに合う可能性があるため、そのリスクを出来るだけ低くしないといけません。そのためにはサッカーの最も基本となるボールを蹴る・止めるなどの基本技術が大事になるのです。

もちろん、単に基本技術が必要というわけではなく、この基本技術を高いレベルで習得しておく必要があります。ポゼッションサッカーを実現したいのであれば、基本技術だからと無視するのではなく、むしろ積極的に練習しておく必要あると言えるでしょう。

(パスの1つ、キラーパスについては以下の記事も参考にしてみてください)

ポジショニング

ボールを支配するためにはパスを出したり、受けたりする技術だけでなく、そのパスを受けるためのポジショニングも重要となります。例えば、いくらボールを止めたり蹴る技術が高くても、パスを受けやすい場所に味方がいなければ、パスは出せません。

またパスを出しやすくするために相手の守備を崩すような場所に移動する意味でのポジショニングも必要となります。そのためポゼッションサッカーではボールを持たない状況での動きも練習で習得しておくべきなのです。

判断スピード

ポゼッションサッカーでは判断スピードも求められます。パスを出す場所を決めたり、ポジショニングの位置を決めるのに時間がかかっては、その間に相手の守備が整ってしまうからです。守備が整ってしまってはいくらボールがキープできても、カウンターのリスクが高まって負ける可能性があるので、それを防ぐためにも判断スピードも重要となるのです。

(判断の素早さを意味するインテンシティという言葉については以下の記事も参考にしてみてください)

戦術理解

ここまで紹介した基本技術やポジショニング、判断スピードを活かすためには選手1人1人が戦術を深く理解している必要があります。なぜなら戦術を理解していないと効果的なポジショニングができませんし、それによってパスなどの技術や判断スピードなども意味を無くしてしまうからです。

またボールをキープする目的を理解していないと、先ほど紹介したように単純にボールをキープするだけの試合になってしまう可能性もあります。そういったことを防ぎながら、ポゼッションサッカーの本当のメリットを引き出すために、参加するすべての選手が戦術を理解しておく必要があるのです。

ポゼッションサッカーを取り入れているチーム

それでは次にポゼッションサッカーを取り入れているチームを紹介します。海外とJリーグ、高校の3つに分け、動画と併せて紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

海外編

最初に海外のチームから紹介します。世界トップレベルのサッカーチームがどのようにポゼッションサッカーを行っているのか参考にしてみましょう。