髪は濡れた状態から乾いていくまでの間に形が定着します。根元まで濡らした髪をしっかりとドライすることで、くせを抑えたり、逆にくせを活かしたセットがしやすくなります。
くせを抑えたり整えたいのであれば、一度くせに逆らうようにして伸ばしながらドライしましょう。くせを活かしてセットしたいのであれば、くせの動きとシルエットを整えるようなイメージでドライしていき、くせを記憶させるといいでしょう。
kimura_takayuki美容師
髪の癖は、濡れた時にクセが出る人と、濡れた時に癖がとれる人がいます。まず、自分がどちらなのかを知りましょう。濡れた時にクセが出る人は乾かすとクセが伸びやすいため、仕上がりをイメージして乾かしましょう。
③前髪を伸ばしながらドライ
トップやバックはくせを活かしても、前髪はくせを抑えたいということもありますよね。そういう場合は、ドライするときに前髪を右から左、左から右といった感じに伸ばしながらドライするとくせを抑えやすくなります。
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左右に引っ張って乾かすことも大変効果的ですが、生え癖に逆らって乾かすとより効果的です。生えてる根元の向きをよく見て、根元が右に向いてるなら左に引っ張りながら、逆なら逆へ。根元を補正したあとに、左右に擦りながら乾かすと、よりおさまりがよくなります。
④ワックスは手全体に馴染ませる
ワックスは指先までしっかりと馴染ませてから髪に付けていくのがポイントです。まずは首との境目からトップにかけて掻き上げるようにしっかりつけます。その後、サイドからトップにかけてつけていくようにしましょう。
サイドとバックにつけたら髪をちらしていきます。この時、手に残るワックスで前髪の向きも整えます。最後にくせの向きやシルエットを整えたら完成です。
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ワックスをつけるタイミングも、癖の度合いによって、変わってきます。活かす場合は、毛先が少し濡れた状態でつけると動きが出しやすい場合が多いです。完全ドライの方がクセが扱いやすい人は、しっかり乾かしてからワックスをつけましょう。
⑤ジェルでくせをキープする
ナチュラルなくせ毛も、ある程度整えたくせ毛も、1日中キープさせたいのであれば、ワックスではなくジェルを使うのがおすすめです。ジェルならば一度固まると変形しないように固定してくれるので、理想の形をキープしやすくなりますよ。
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ジェルをつけたあとに、ドライヤーの弱風で固定していくと、理想の形でキープしやすいです。 ワックス同様、髪が濡れた状態からがいいか、乾いた状態からがいいかは、髪質によります。
【おすすめスタイリング剤①】ウェーボデザインキューブドライワックス
「ウェーボ」のデザインキューブドライワックスは、強いセット力とボリューム感が人気のワックスです。ウェーボはさまざまなタイプのワックスが出ていますが、天パのようなくせ毛でお悩みの人にはこちらのドライタイプがおすすめです。マットな仕上がりで艶は出ないものの、その分ナチュラル感が出ますよ。
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少し縮れている髪質の方は、ドライワックスや、マットワックスをつけると、ゴワゴワしやすい場合が多いです。無造作にクセを散らしたい場合はおすすめです。