紺ブレが大流行中！着こなし術＆メンズコーデ集〜おすすめまで紹介！

紺ブレとは、ネイビーのブレザーのことで、日本では以前バブル期にブームがありました。最近では時代にとらわれることのないトラディショナルなスタイルと、ビジネスとカジュアル両方で活躍する場所を選ばない万能さから大流行しています。

長年流行が続いていたストリートファッションの反動で近年、ブレザーやジャケットなどの大人っぽいトラディショナルスタイルが流行の兆しにあります。スーツと比べるとフォーマルさは一歩劣りますが、制服として使われているイメージが定着しているためビジネスシーンでも問題なく着ることが出来ます。

今回は大流行中の紺ブレを最新の着こなしと合わせて紹介します。オススメのコーデやブランドまで解説しますので紺ブレが気になる方は是非参考にしてみてください。

身体の正面をボタンで留めるシングルタイプの紺ブレは、幅広い着こなしができる最もスタンダードなスタイルです。学校の制服でも採用されているタイプなので、一般的にブレザーというとこちらのシングルタイプになります。紺ブレを初めて選ぶ方であればシングルタイプを選んでおけばまず間違えはないでしょう。

シングルの紺ブレを選ぶ際、なるべく手触りの良い上質な素材のものを選ぶことを心がけましょう。また、ビジネスシーンで着用するのであればサイズ選びには特に注意が必要です。

紺ブレの着こなしの中にはあえてオーバーサイズを着るスタイルもありますが、ビジネスシーンで着るのであれば、ジャストサイズか細身のスタイルを選ぶのがベストです。初めて紺ブレを選ぶ方はスタイルとシルエットにこだわったものを選ぶようにしましょう。

ダブルのブレザーとだけ聞くと、どうしても厳ついイメージがある人も多いかと思います。80年代のバブル期の流行が肩パッド入りのダブルのジャケット・ブレザーだったこともあり、ダブル=金持ちのおじ様、バブル期の象徴というイメージが日本人の中には色濃く残っています。ダブルの起源が軍人の礼服というのも厳ついイメージに繋がっているのかもしれません。

しかし、近年ダブルの紺ブレをラインナップに入れるアパレルブランドも増えてきておりバブル期の厳ついイメージから姿を変え、最新のファッションスタイルとして定着しつつあります。

最近のダブルの紺ブレはバブル期の肩パッドが入った厳ついシルエットのものとは違い細身でスタイリッシュなものが主流になっており、シングルとは一味違った雰囲気が人気を集めていることから、若者が着ても違和感のないオシャレなブレザーです。

トロピカル、もしくはモヘア生地の紺ブレを選びましょう。生地選びは着心地だけではなく見た目にも影響するので紺ブレをおしゃれに着こなすなら季節に合った素材のものを選びましょう。

トロピカルはウールを使って作られた生地で、本場イギリスで南国向けに輸出するために作られたことからトロピカルという名が付きました。なめらかな手触りで着心地が軽いことが特徴で、その名の通りトロピカル生地の紺ブレは夏用にぴったりです。

モヘアは元々スーツ用の素材として作られた生地でしたが、最近では紺ブレにも使われるようになりました。高級感のある独自の光沢を持つ生地で、通気性が良く見た目も涼し気なので春夏シーズンに重宝されます。

フランネルはふんわりと柔らかい厚めの生地で、スーツやコートにも使われており秋冬の定番と言える生地です。肌触りも柔らかく着心地が良いですが、起毛加工で落ち着いた見た目が秋冬の季節感ある仕上がりになっているのが特徴です。

流行り廃りの無い定番生地なので、より長く愛用出来る紺ブレと言えるでしょう。

（ブレザーの下にパーカーがダサいかどうかについては以下の記事も参考にしてみてください）

細身のスタイルからジャストサイズがトレンドの紺ブレですが、サイズ選びの時最も気をつけなといけないポイントは肩幅です。肩幅が合っていないとせっかく選んだオシャレな紺ブレもダサく見えてしまいます。

自分の肩幅に対して紺ブレの肩幅が大きすぎると、肩先が下に向けて落ちてしまい襟から肩先までのラインが極端になで肩に見えてしまいます。また、肩先が下に落ちると背中に大きくシワが出来てしまうのでみすぼらしい後ろ姿になります。

基本的にはショップの店員さんと相談してサイズを決めることをオススメしますが目安としては、方に指一本入るか入らないかくらいのサイズが丁度いいサイズなので参考にしてみて下さい。逆に指が全く入らないサイズのものを選んでしまうと、丈が不自然に短くなってしまったり、二の腕がピチピチになって肩の方にシワが出来てしまうので注意が必要です。

身体のラインにフィットしたジャストサイズの紺ブレに、落ち着いたグリーン系のスラックスを合わせることで大人っぽい着こなしになっています。全体的にシンプルにまとまっていますが、紺ブレとスラックスの相性は抜群で派手すぎずビジネスシーンにぴったりな上質な雰囲気にが出ています。

▼着用アイテム

紺ブレ：BROOKS BROTHERS
カッタウェイシャツ：UNITED ARROWS LTD. OUTLET（￥7,150）
スラックス：JOURNAL STANDARD（￥12,100）

（私服のスラックスがダサいかどうかについては以下の記事も参考にしてみてください）

ジャストサイズの紺ブレにブラウン系のネクタイはとても相性の良い組み合わせ。シンプルなグレー系のチノパンと黒の革靴を合わせることで大人っぽい落ち着いた雰囲気にまとまっています。定番のオフィスカジュアルスタイルなので誰にでも真似しやすいコーデです。

▼着用アイテム

紺ブレ：417 EDIFICE
ネクタイ：土井縫工所
チノパン：Le meilleur
シューズ：foot the coacher

ビジネスシーンにピッタリの白シャツにグレー系のスーツパンツを合わせた紺ブレコーデです。白シャツにグレー系のネクタイとスーツパンツを合わせることでカジュアルさをより抑えて爽やかで真面目な雰囲気の仕上がりになってます。社会人に特にオススメの紺ブレビジネスコーデです。

▼着用アイテム

紺ブレ：PAPAS
白シャツ：PAPAS
ネクタイ：BRICK HOUSE by TOKYO SHIRT
スーツパンツ：PAPAS
シューズ：jmweston

（チノパンのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

ダブルの紺ブレにグレー系のウールハットとスラックスを合わせた大人の魅力あふれるビジネススタイルです。全身を落ち着いた色でまとめているので派手ではないですが、紺ブレの金ボタンのおかげで地味な印象になることなくオシャレに仕上がっています。

▼着用アイテム

ハット：KIJIMA TAKAYUKI（¥22,000）
紺ブレ：BEAMS PLUS（¥39,600）
オックスフォードシャツ：L.L.Bean
スラックス：UNITED ARROWS（¥17,600）
シューズ：REGAL

金ボタンの紺ブレにカレッジロゴのスウェットパンツとチノパンを合わせたカジュアルスタイルのコーデです。アメカジスタイルに金ボタンの紺ブレを組み合わせることによって、どの世代にも真似しやすいスタイルにまとまっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：THE SHOP TK（¥12,100）
スウェット：ＵＣＬＡ（¥4,389）
シャツ：THE SHOP TK（¥4,389）
チノパン：THE SHOP TK（¥4,389）

（スウェットパンツのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

紺ブレとデニムシャツで上半身はおとなしめにまとまっていますが、白のデニムを合わせることでひときわ目を引く目立仕上がりです。白のデニムが目立ちますが派手すぎず清潔感のある大人っぽいコーデになっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：FREAK'S AMERICA（¥50,600）
デニムシャツ：DENIM CANVAS（¥18,700）
ホワイトデニム：ワイドフィットテーパードジーンズ（¥4,389）
シューズ：KLEMAN（¥21,450）

黒のハットとスラックスを合わせることで一見シンプルでおとなしそうなコーデですが、紺ブレとLABRAT×THRASHERのカットソーとVANSを組み合わせることで、遊び心ある大人なスケーターファッションに仕上がっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：BEAMS PLUS（¥35,200）
カットソー：LABRAT×THRASHER
スラックス：PLAYBOY
スニーカー：VANS

（メンズのカットソー特集については以下の記事も参考にしてみてください）

紺ブレに白シャツとネクタイを合わせたフォーマルな上半身とは正反対に、派手なビンテージチノパンを合わせたユニークな仕上がり。上半身がシンプルな着こなしなので派手なチノパンもバランスが良いコーデになっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：J.PRESS ORIGINALS
ネクタイ：CRAVATS OF LONDON
シャツ：GITMAN VINTAGE
チノパン：VINTAGE
デッキシューズ：Clarks Originals(¥25,300)

シンプルな白シャツにハーフチノを合わせた夏スタイルです。全身シンプルコーデですが紺ブレの金ボタンとシルバーネックレスがアクセントになり遊び心あるカジュアルスタイルにまとまっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：J.PRESS
Tシャツ：BONUM
ハーフパンツ：VINTAGE
シューズ：Clarks Originals（¥25,300）

（ハーフパンツのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

紺ブレとジーンズの組み合わせは同系色で地味な印象になりがちですが、紺ブレの金ボタンと黄色のセーターがアクセントになったカジュアルスタイルです。紺ブレの金ボタンのかっこよさを最大限に生かしたシンプルでオシャレなコーデになっています。

▼着用アイテム

紺ブレ：BEAMS PLUS（¥39,600）
シャツ：UNITED ARROWS（¥14,300）
セーター：UNIQLO
ジーンズ：Levi's（¥11,000）
シューズ：ALDEN

The DUFFER of ST.GEORGEの紺ブレはラッセルニット生地で作られており、見た目が軽快で伸縮性のある仕上がりなので春夏シーズンにピッタリの涼し気な1着に仕上がっています。

▼基本情報

値段：¥33,000
サイズ：L
カラー：ネイビー

60年代のビンテージスタイルを現代風にアレンジして作られたBEAMS PLUSの3ボタンブレザー。スポーツコートを意識して作らているので耐久性に優れた仕上がりになっています。ビンテージスタイルながらも現代にあわせたデザインになってるので幅広い世代におすすめできる紺ブレです。

▼基本情報

値段：¥35,200
サイズ：XS、S、M、L、XL　
カラー：ネイビー

ホワイトのパイピングを採用したTOMORROWLANDの紺ブレです。細身のトレンド感溢れるシルエットに仕上がっており、袖以外の裏地を排した作りになっているので着心地が軽く夏にもオススメな一着です。

▼基本情報

値段：¥37,620
サイズ：S、M、L、XL、2XL
カラー：ネイビー、ストライプ

DOORSのプライベートブランド「LIFESTYLETAILOR」から、メタルボタンを採用した渋いデザインの紺ブレ。ビジネスシーンからプライベートまで幅広く使える一着で、シンプルなデザインのおかげで着こなしが簡単な紺ブレです。

▼基本情報

値段：¥12,100
サイズ：S、M、L、XL　
カラー：ネイビー

伝統的な職人の手作業で作られたmade in Italyのこだわりの紺ブレです。裏地・芯地・肩パットを省いた作りになっており軽快な着心地でシチュエーションを選ばずにどこにでも気軽に着ていける仕上がりになっています。

▼基本情報

値段：¥55,000
サイズ：S、M、L
カラー：ネイビー

BROOKS BROTHERSから肩パッドを薄く作った細身の紺ブレ。上質な記事を使ったシンプルな無地のデザインですが裏地にはトリコロールのストライプ生地を採用しているとてもオシャレな紺ブレです。

▼基本情報

値段：¥53,900
サイズ：S、M
カラー：ネイビー

ウエストシェイプを緩やかに作られたボックスシルエット紺ブレです。オシャレなパッチポケットデザインが特徴でTシャツやスニーカーと合わせることを前提に作られたカジュアルな一着です。

▼基本情報

値段：¥13,200
サイズ：S、M、L、XL
カラー：ネイビー

TOMORROWLANDの春夏にピッタリな軽い素材で作られたダブルの紺ブレです。ビジネスからカジュアルまで気軽に羽織れる一着ですが、豪華な見た目が特徴です。金ボタンにはアメリカのブランドWATERBURY BUTTONを採用しておりオシャレなアクセントになっています。

▼基本情報

値段：¥62,700
サイズ：S、M、L、XL
カラー：ネイビー

BROOKS BROTHERSから夏に最適な紺ブレ。軽量で防シワ、湿気が多い日本の夏に適した通気性と雨にも強い撥水性を持った一着で、現代ののトレンドに合わせて細身のシルエットで作られており、真夏でも気軽に羽織って出かけることが出来る一着です。

▼基本情報

値段：¥49,280
サイズ：M、L、XL
カラー：ネイビー

POLO RALPH LAURENからヨーロッパ製の上質な一着です。現代的な細身デザインの紺ブレになりますが、ウエストがスリムに作られているだけでなく、テーパードした袖が他の紺ブレにない完璧なシルエットを作り上げます。高級な一着ですが廃れることのないトラディショナルなデザインなので一生付き合っていける紺ブレに仕上がっています。

▼基本情報

値段：¥132,000
サイズ：XL
カラー：ネイビー

紺ブレは過去に何度かの流行を経て現在では廃れることのない定番ファッションとして定着しています。紺ブレにはトラディショナルなシングルと軍服由来の男らしいダブル、ボタンやポケットなども合わせると様々なタイプがあり自分らしさを表現できる最高のファッションアイテムです。

1年を通して、どの季節にも主役になり得るアイテムなので自分好みの紺ブレを是非探してみてください。

紺ブレのメンズコーデは幅広くビジネスからカジュアルまで様々な種類の着こなしがあり、紺ブレほど幅白いシチュエーションで使えるアイテムは他には無いと言えるでしょう。一着持っているだけでも長く付き合っていけるファッションアイテムです。

羽織るだけで大人の雰囲気を醸し出す紺ブレは、まだ試したことがない方にとってファッションの常識をひっくり返すアイテムになり得るかもしれません。

今回紹介したコーデの中には年代関係なく誰にでも真似しやすい着こなしがたくさんあるので、こだわりの一着を探して是非紺ブレにチャレンジしてみてください。