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抜け毛がひどい…。対策はあるの?
朝起きた時の枕や床掃除の時、なんとなく抜け毛が目立つと気になりますよね。男性でも女性でも性別に関係なく抜け毛は自然におこる現象ですが、あまりに多いと不安になることも。抜け毛の対策は早めに行うことが肝心です。対策にはどのようなものがあるか見ていきましょう。
まずは抜け毛の原因になるものは何かということを理解しましょう。
(枕の抜け毛はどれくらいが異常かについては以下の記事も参考にしてみてください)
枕の抜け毛はどれくらいが異常?本数の平均〜原因&対策〜体験談まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
まずは抜け毛の原因を理解すべき
抜け毛の原因①加齢
抜け毛の原因として最も考えられるのは加齢。つまり老化現象です。
男性の場合は特に更年期といわれる40代~50代になると男性ホルモンの分泌が下降します。すると、ジヒドロテストステロンというステロイドホルモンが発生します。これはAGA(進行性男性型脱毛症)の原因となるホルモンです。加齢によって抜け毛が進行していくのは科学的に証明されているのです。
ジヒドロテストロンには毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させる作用があることから、薄毛と関係の深いホルモンと言われています。
引用元:https://www.osaka-clinic.com/keyword/aga_column_02/page8.html
抜け毛の原因②遺伝
父親がハゲていると子供もハゲるという話を聞いたことがあるでしょう。その通り、薄毛には遺伝が関係していると言われています。
しかし、自分の父親や祖父がハゲているから抜け毛が…ということは心配しなくてもいいでしょう。抜け毛や薄毛は母の遺伝子から受け継がれるという研究結果があります。なので、母方の祖父や曽祖父の頭髪を見て判断するといいでしょう。
仮に父親がAGAになりやすいAR遺伝子を有するX染色体を持っていたとしても、息子はそれを受け継がないため息子の“X染色体に存在するAR遺伝子の多型”に父親が直接関与することはないと言うことができます。一方で女性は必ず父親のX染色体を受け継ぐため、父親がAR遺伝子を有する場合はそのAR遺伝子が自分の子どもに受け継がれる可能性があります。
抜け毛の原因③睡眠不足
細胞が成長するためには、成長ホルモンが必要になります。この成長ホルモンは、睡眠中に放出されるホルモンです。もちろん、髪の成長にもこのホルモンは必要不可欠。
しかし成長ホルモンは髪以外にも、皮膚や内臓の新陳代謝にも使用されます。髪の優先度は生命維持に関わらないので、優先度はとても低いです。なので、質のいい睡眠が取れていなければ抜け毛の原因になりえます。
睡眠が不足すると、体のエネルギー代謝が上手く機能できなくなり、体や髪のダメージが蓄積した状態が続いてしまうのです。このような状態の時、生きる上で必須である器官でない頭皮や髪の毛は、最もエネルギー供給の優先順位が低いとされています。育毛環境の要である、毛母細胞の細胞分裂活動も十分に行えなくなり、発毛不良の状態となってしまうのです。
抜け毛の原因④食事
現代日本人の薄毛の原因の一つに、「食べ物が欧米化したから」という説があります。欧米化した食事は高脂肪なため、血行不良になりやすくなるのです。結果として髪を作り出す毛母細胞に栄養が届きにくくなり、抜け毛につながります。
抜け毛予防には和食と粗食がベストです。仕事や生活習慣から食事改善が難しい場合は、サプリメントで栄養を補うことも視野に入れましょう。