白髪が生える場所には意味があるって本当?
白髪の生える場所には意味があるといわれます。白髪が生えるのは加齢や遺伝、ストレス、食生活の乱れなどが大きな原因です。しかし中には白髪が体の不調や病気を意味するケースがあります。
例えば東洋医学では特定の場所に集中して生える白髪は、その場所に対応する内臓・神経などの不調や病気のサインであるとしています。これは白髪の生える場所は臓器の血液の流れと深いつながりがあるという、東洋医学の考え方からです。
白髪が生える場所別の理由
白髪の生える理由を場所別に詳しくみていきましょう。
左右のどちらか一方に集中する白髪
左脳を使う機会の多い人は、頭の左側に白髪が多く生える傾向にあります。逆に右脳を使う機会が多いと、頭の右側に白髪が増えやすいようです。
ちなみに左脳は言語や計算、論理的な思考などに使います。公務員や税理士、プログラマーなどは左脳を使うことが多い職業です。右脳は視覚や創造、芸術などに関連して使われます。デザイナーや美容師、音楽家などクリエイティブな職業は右脳を使うことが多いでしょう。
分け目の白髪
分け目の白髪は紫外線が原因の場合があります。髪の毛の色を決めるのは、毛根内にあるメラノサイトで作られるメラニン色素の量です。
紫外線を浴びるとメラノサイトの機能が低下し、生成されるメラニン色素の量は減ります。また、紫外線を浴びると発生するのが、細胞の老化を早める活性酸素です。過度に発生した活性酸素は、メラニン色素を破壊します。結果的にメラニン色素の量が減り、毛髪の色素が薄くなって分け目の白髪が増えるのです。
こめかみの白髪
こめかみに集中して生える白髪は、眼精疲労が原因の可能性があります。パソコンやスマホの画面を長時間見ていませんか。目の疲れがたまるとおでこやこめかみの筋肉が緊張状態に陥り、血液の流れが悪くなります。その結果、生え際やこめかみに十分な栄養が送られず白髪が増えやすくなるのです。
後頭部の白髪
後頭部は白髪が遺伝しやすい場所のため、両親などからの遺伝で後頭部に白髪が多く生えるケースがあります。また、後頭部は生殖器系のツボが多く存在する場所です。男性ホルモンの乱れなど生殖器系のトラブルが原因の場合もあります。男性ホルモンのバランスが乱れると精力の減退や筋力・集中力の低下、不眠症など様々な症状が現れるでしょう。