コーラは筋トレ効果を上げる!その理由〜正しい飲み方&NG例まで解説!

【パーソナルトレーナー監修】「コーラは体に悪い」というなんとなくのイメージを持つ人は多いです。しかし、コーラが筋トレ効果を上げる一面もを持つことをご存知でしょうか。コーラを適切に摂取することで、スポーツや筋トレにプラスの効果もあるのです。ここではその役割、効果について解説します。

監修 |パーソナルトレーナー 筋肉料理研究家Ryota
NSCA認定パーソナルトレーナー 調理師免許 最終学歴大阪NSC中退 YouTube Twitter ブログ 自殺失敗で精神病院のベッドに丸3日拘束25kgダイエット&ハゲ鬱アル中克服
NSCA認定パーソナルトレーナー調理師免許 ◆最終学歴大阪NSC中退 ◆YouTubeTwitterブログ ◆自殺失敗で精神病院のベッドに丸3日拘束⇒25kgダイエット&ハゲ鬱アル中克服

目次

  1. コーラの成分は筋トレにいいって本当?
  2. コーラに含まれる成分
  3. 成分①エネルギー
  4. 成分②たんぱく質
  5. 成分③脂質
  6. 成分④炭水化物
  7. 成分⑤ナトリウム
  8. コーラが筋トレの効果を上げると言われる理由
  9. ポイントは「炭酸」と「糖分」
  10. コーラで骨や歯が溶けるという噂は嘘?
  11. コーラのphは酸性?
  12. コカ・コーラもこう説明している
  13. 筋トレの為にコーラを飲む最適なタイミング
  14. 筋トレ前や運動前の摂取はほどほどに
  15. 筋トレ後や運動後の摂取
  16. 重炭酸は筋トレ中に
  17. 筋トレの為にコーラを飲む際の注意点
  18. 注意①糖分の過剰摂取に注意!
  19. 注意②炭酸の過剰摂取に注意!
  20. 「カロリーゼロ」では糖分なし
  21. コーラは上手く飲めば筋トレ効率を上げる!
  22. 筋トレメニューに関する記事もチェック

さて、ここまではコーラの成分について見てきましたが、コーラが筋トレに効果的といわれる理由はどこにあるのでしょうか。

ポイントは「炭酸」と「糖分」

コーラは炭酸飲料、つまり炭酸水の1つです。この炭酸に、筋トレの効果を生む理由があります。

炭酸水のような炭酸飲料には「重炭酸」が含まれています。この重炭酸が筋肉内の乳酸を排出させる効果を持っており、炭酸水を飲むと、筋肉の疲労回復につながるといわれているのです。

また、成分表示で炭水化物が含まれていたように、コーラは多くの糖を含みます。体を動かすにもエネルギーとなる糖が必要ですから、糖分も筋トレにおいてポイントとなります。タイミングについては後述します。

コーラで骨や歯が溶けるという噂は嘘?

炭酸が疲労回復に効果的といわれても、なんとなくコーラの悪いイメージが付きまとい、手を出しにくい人も多いでしょう。それは、「コーラを飲むと歯や骨が溶けてしまう」、というイメージです。これは本当なのでしょうか。

コーラのphは酸性?

phとは、アルカリ性・酸性を示す数値です。コーラのphは2.3前後であり、酸性です。それを理由に、骨や歯が溶けてしまうといわれますが、実際は人には酸を中和する能力があるので、そのような影響はありません。他にもスポーツドリンクや果汁ジュースはph3.5前後で酸性の飲料ですが、スポーツドリンクなどについて歯や骨が溶けるといわれることはめったにありません。

ただし、コーラなどの飲料をだらだら飲んだり長時間置いておくのはよくありません。都度うがいや歯磨きをするほうがよいでしょう。

コカ・コーラもこう説明している

これほどまでに、歯や骨が溶けるといわれているので、コカ・コーラのホームページでも以下のように説明されています。

コカ・コーラに限らず一般的に清涼飲料には酸味料が含まれています。そして、歯や骨の成分であるカルシウムやマグネシウムは、酸に溶ける性質を持っています。よって、清涼飲料、果汁などの酸を含む液体に、抜けた歯や魚の骨を長い間つけておくと、含まれるカルシウムやマグネシウムが溶けます。しかし、飲みものですので人間の骨に直接ふれたり、歯に長い間くっついていることはありません。安心してお飲みください。

こうように、昔からよく言われるネガティブイメージですが、気にしすぎることはなさそうです。

筋トレの為にコーラを飲む最適なタイミング

それでは、筋トレのどのタイミングでコーラを飲むのがよいのか見ていきます。コーラに含まれる主な成分は、炭水化物、つまり「糖分」と、炭酸飲料に含まれている「重炭酸」でした。これらの働きをもとに、タイミングを考えてみます。

筋トレ前や運動前の摂取はほどほどに

スポーツやトレーニングなどの運動中、筋肉はエネルギーとして糖分を積極的に取り込みます。その糖分とは、血糖値として表される血液中の糖分です。

血糖値に基準値があるように、本来血液中置いておける糖分の量は決まっています。食事から摂取した糖分は、インスリンというホルモンによって、グリコーゲンとなり筋肉などの体内に貯蔵されています。そこで運動前に急激に血糖値が上昇すると、このインスリンの作用が働いてしまい、血糖値低下、つまりエネルギー不足を引き起こしてしまう可能性があるのです。

筋トレ前に糖分を摂取するのであれば、量は少量にしましょう。また、食事をとってから完全に血糖値が戻るまでには、食事の内容にもよりますが2時間くらいかかりますので、あまりに空腹でなければ食事で摂れる糖分で十分でしょう。

筋肉料理研究家Ryota

パーソナルトレーナー

先述したカフェインは、トレーニング30~60分前に摂取しておくと疲労軽減に効果を発揮してくれます。 しかし、コーラのカフェイン含有量は100mlあたり約10mgと少量なので、あくまでも補助的なものと考えましょう。

(筋トレ前後の食事摂取については、以下の記事も参考にしてみてください)

空腹時に筋トレはNG!満腹もダメ!食事前後の正しい対策を解説!