KATO（カトー）のデニムがヤバイ。全モデルの特徴〜コーデ集まで紹介

KATO（カトー）は「人は服を完成するための道具＝人が着て初めて服は完成する」のブランドコンセプトのもと、30年以上もの長きに渡り日本のデニムシーンを牽引してきた加藤博氏が1999年に設立したデニムブランドです。伝統的なヴィンテージの仕様をオリジナリティ溢れるデザインでアレンジするスタイルは、世界でも注目されています。

KATO（カトー）のジーンズは幅広い層から人気があります。まずは、他のブランドのジーンズにはないKATOならではの魅力について見ていきましょう。

KATO（カトー）のデニムの魅力は、なんといっても西洋的なモダンなデザインと日本的な作りや細部のこだわりを兼ね備えたハイブリッドなところです。それゆえに、メンズの熱狂的なデニム好きやファッション感度の高いタイプなど、幅広い層から人気があります。

その背景には、加藤氏自身の長いキャリアの中でヴィンテージブームをリアルタイムで経験し、リーバイスを筆頭に無数のヴィンテージデニムを研究したことや、アメリカを代表するカジュアルブランドRRLで10年間生地を開発した豊富な経験にあります。

KATO（カトー）のジーンズは、バックポケットを猫目ボタンを使用したフラップポケットにしたり、ブランドロゴが四方に散らばる独特なデザインの革パッチを使用したりとKATO独自の個性的なデザインが目立ちます。

デニムといえば「かたくて動きづらい」というイメージを持つ方も多いでしょうが、KATO（カトー）のジーンズはその動きやすさが大きな特徴です。膝部分の立体裁断と膝裏にダーツを入れることで動きやすく軽快な履き心地を可能にしています。立体裁断を取り入れたジーンズとしてはKATOが走りとなり、1999年から続く歴史あるカッティングになります。

色落ちは、デニムの醍醐味のひとつです。KATO（カトー）のジーンズはオリジナルの生地を使用していることや、立体裁断を取り入れたカッティングをしていることから「タテ落ち」と呼ばれる斜めに入った独特な色落ちを楽しめます。

KATO（カトー）のジーンズはヴィンテージディテールを随所に備えつつも、デザインは現代風です。ここからは、そんなKATOのジーンズの人気3つのモデルから別注コラボまで、デザインやシルエットをはじめ生地の違いや色落ちといったそれぞれの特徴を紹介していきます。

P02Aは、ブランド当初からメンズから根強い人気のロングセラーモデルです。デザインはシンプルで、シルエットに関してはお尻まわり、ワタリ幅にゆとりのある自然なテーパードでブランド渾身のスタンダードモデルになります。生地にはKATO（カトー）オリジナルの13.5ozのジンバブエコットンを使用し柔らかな履き心地です。

▼基本情報

値段：￥23,100
サイズ：26､27､28､29､30､31､32､33､34､35､36
カラー：ONE WASH､USED WASH

前合わせはボタンフライになっていて、フロントポケットは手を出し入れしやすい形状に設計されています。また、コインポケットはライターポケットサイズになっているのもこだわりの一つです。

バック部分は、KATO（カトー）独自の黒の猫目ボタンを使用したメンズに人気のオリジナルフラップポケットが魅力的です。普通に履いてもあえてルーズに見えるオリジナルポケットが、遊び心のあるデザインとなっています。

P03Aは、ブランド設立前から完成されていたという実質元祖ともいえるモデルです。KATO（カトー）オリジナルのセルビッチデニム生地を使用し、程よいゆとりがありながらも、太すぎないで履きやすく何にでも合わせやすいシルエットになっています。

▼基本情報

値段：￥23,100
サイズ：26､27､28､29､30､31､32､33､34､35､36
カラー：ONE WASH､USED WASH

体に沿って湾曲したきれいなシルエットは「3Dデニム」と呼ばれ、膝の部分が立体裁断になっているのが特徴です。さらに膝裏にあるダーツが動きやすさを可能にしています。「デニムなのに屈伸がしやすい」と当時話題になるぐらい動きやすいデザインになっています。

また、こちらのモデルは人体に沿って型を取る立体裁断を施していることで、ももから膝にかけてきれいな色落ちを楽しめます。

P21Aは、ワークトラウザーと呼ばれたスタイルをKATO（カトー）が現代風にアレンジしたデニムです。生地は13.5ozのKATOオリジナルのセルビッチデニムを使用し、体に馴染む立体裁断で作られています。シルエットは軽くテーパードがかかったストレートタイプで、海外では「パーティージーンズ」と呼ばれているほど、きれいなシルエットになります。

▼基本情報

値段：￥23,100
サイズ：26､27､28､29､30､31､32､33､34､35､36
カラー：ONE WASH､USED WASH

P21Aは立体裁断やバック部分のバックストラップにより、どんなスタイルにもぴったり合います。ジャストサイズで履いても良し、オーバーサイズでラフに履いても良し、そしてジャケットスタイルでもしっかり決まる万能ジーンズです。

ベルトループ部のセンターバックにはV字のスリットがあり、通称「カトーポケット」と呼ばれるフィット感を調節するバックストラップもついていて、このポケットはブランドのアイコン的デザインです。下がった位置につけられたKATO（カトー）オリジナルのフラップポケットも着用時のバックスタイルにこだわったKATOならではのデザインです。

メンズの人気アウトドアブランド「ワイルドシングス」とカトーのコラボジーンズです。生地はコットンリネンでネップが入った風合い豊かなデニムにウォッシュ加工を施しデニム本来の鮮やかなブルーになっています。7分丈で、シルエットはレギュラーフィットのストレート仕様です。

▼基本情報

値段：￥16,500
サイズ：S､M､L
カラー：INDIGO

こちらのモデルは片手で調節可能なウェビングベルトによってストレスなく履くことができ、180度開脚を可能にする股下のガゼットや膝の立体裁断が履きやすさを実現しています。

負荷のかかりやすいフロントやバック、サイド部分はアウトドアブランドらしいトリプルステッチで頑強に縫製されているのも大きな特徴です。

アウトドアブランドならではの機能性や頑強な縫製と、KATO（カトー）が得意とする立体裁断によるきれいなシルエットを併せ持ったジーンズになります。そのため、アウトドアシーンではもちろん、タウンユースとしても活躍することの出来る万能な一本です。

ここから紹介するのは、KATO（カトー）のジーンズをおしゃれに着こなしたコーディネート集です。カジュアルからきれいめまで幅広く紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

シンプルな白のヘンリーネックTシャツにデニムを合わせたメンズの人気王道スタイルです。誰でも挑戦しやすいシンプルなコーディネートで、大人っぽく着こなしたいのであれば、足元はレザーシューズを合わせることでカジュアルダウンしきれいな印象になります。

▼着用アイテム

・ヘンリーネック：KATO
・デニムパンツ：KATO
・ニット帽：LEUCHTFEUER

KATO（カトー）のジーンズにデニムジャケットを合わせた、デニムオンデニムの上級者コーディネートです。デニムオンデニムをする際のポイントとしては、インナーやシューズはTシャツやスニーカーなどラフなものを合わせて抜け感を出すことです。

▼着用アイテム

・デニムジャケット：KATO’AAA（￥35,200）
・デニムパンツ：KATO’AAA

ジャケットにKATO（カトー）のジーンズを合わせたメンズの人気定番スタイリングです。初心者の方でも挑戦しやすい着こなしになります。全体的にジャケットスタイルはカッチリとした印象なので足元はスニーカーではずすことをおすすめします。

▼着用アイテム

・デニムパンツ：KATO（￥24,200）

柄シャツにシンプルなKATO（カトー）のジーンズを合わせたコーディネートです。シンプルなジーンズには柄シャツも相性抜群です。無地のトップスを合わせてもシンプルで良いのですが、柄シャツを取り入れることでお洒落感もアップします。小物を黒で統一することで全体がまとまります。

▼着用アイテム

・柄シャツ：POLO RALPH LAUREN
・デニムパンツ：KATO
・シューズ：RED WING

白のTシャツにKATO（カトー）のデニムショーツを合わせたスタイリングです。半袖×短パンの合わせは、どうしても子供っぽく見えてしまうので、小物合わせが重要になります。例えば、レザーシューズや黒縁メガネなどの大人っぽさを演出するアイテムを合わせることで、雰囲気がガラッと変わるのでおすすめです。

▼着用アイテム

・Tシャツ：FLISTFIA
・デニムパンツ：KATO

今回紹介したKATO（カトー）のジーンズ以外にも、オンラインサイトでは多くのアイテムが販売されています。ぜひKATOのジーンズをチェックしてみてください。

KATO（カトー）のジーンズは伝統的なディテールと個性的なデザインを併せ持つ、履くだけで周りに差をつけることの出来るジーンズです。ぜひKATOのジーンズをコーディネートに取り入れて、おしゃれを楽しみましょう。