30代で白髪は早すぎ？数本抜くのが急に増える原因に？適切な対策まで解説！

白髪が生え始める年齢は、男女関係なく35歳前後からです。30代で白髪が生えてくるのは異常ではなく、平均的か少し早めなだけと考えて良いでしょう。40代60代と年齢を重ねるにつれて白髪も増えていきますが、加齢を理由に諦める必要はありません。白髪の原因を知って30代のうちからしっかり対策すれば白髪予防につながります。

白髪の原因には加齢やストレスの他にも栄養不足や紫外線、頭皮の血行不足などがあります。男性でも女性でも、30代で白髪が生えてきても諦めずに何とか対処したいものです。正しい対処のためにはまず、原因を探ることが大切です。

白髪になる仕組みと30代で白髪が生えてくる原因6つを詳しく紹介します。

髪の色はメラニン色素の含有量に大きく左右されます。黒髪には多く含まれ、ブロンドには少なめ、そして白髪にはメラニン色素があまり含まれていません。メラニン色素はメラノサイトという色素細胞からつくられ、このメラノサイトの働きが低下するとメラニン色素が十分に髪に渡らなくなるため、色がつかずに白いまま、白髪として生えてきます。

メラノサイトの働きは、加齢の他にもストレスや栄養バランス、紫外線からの刺激などに影響されるため、日常生活を見直すと白髪が増える原因が隠されている可能性があります。30代で白髪が生えてきた原因を探りましょう。

加齢によりメラノサイトの働きが低下、減少することが白髪の原因となります。細胞のダメージを修復したり新陳代謝を高める作用を持つ成長ホルモンが減少することも影響しています。成長ホルモンは成長期にピークを迎え、30代から40代には半減し、成長ホルモンの分泌量が不足すると老化による白髪の原因となるのです。

「白髪が遺伝する」という科学的根拠はまだありません。一方で、昔から白髪は遺伝すると言われているように、白髪が多い家系では20代30代でも白髪になりやすいケースも見られます。

2016年、IRF4という髪の色やつやに関連する遺伝子が髪を白髪に変化させる働きをしていると特定されました。IRF4の研究が進んでいけば白髪が遺伝する何らかの根拠や、予防法や治療法が見つかる可能性もあると言えるでしょう。

白髪を見つけたとき、「最近ストレスが多かったから」と最初に考える人も多いでしょう。ストレスは睡眠不足やホルモンバランスの変化にもつながり、自律神経にも影響して白髪の原因になります。

ストレスによって自律神経が乱れると身体が緊張状態になり毛細血管が収縮します。すると血行が悪くなり、必要な栄養素が頭皮まで行き渡らなくなりメラノサイトの働きが低下するために白髪が生えてくるのです。

（ストレスで白髪になるメカニズムについては以下の記事も参考にしてみてください）