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ジーンズブランド『リゾルト』とは
『RESOLUTE(リゾルト)』とは、2010年に設立された国産ジーンズブランドです。
設立者はデザイナーの林 芳亨(よしゆき)氏。リーバイスのジーンズに魅せられた彼は、1988年に設立されたデニムブランド『DENIME(ドゥニーム)』にデザイナーとして参加し、日本でのレプリカジーンズ・ブームを牽引する存在となりました。DENIME退社後に自身のブランドとして立ち上げたのが、リゾルトです。
リゾルトのジーンズはアジア、アメリカ、ヨーロッパなどにも進出しており、日本国内だけでなく海外でも高く評価されるブランドとなっています。そんなリゾルトのデニムジーンズの魅力や特徴を、これからたっぷりと紹介していきますので、ぜひ最後まで読んでいってください。
リゾルトのデニム・ジーンズの魅力
数ある国産デニムブランドの中でも、マニアの間では国産ジーンズの頂点とも言われているほど高い評価を誇るリゾルトのジーンズ。そこには、20年以上ジーンズ業界に携わってきた林氏のこだわりが詰まっています。ここでは、リゾルトのジーンズの魅力について紹介します。
メイド・イン・ジャパンへのこだわり
リゾルトのデニムジーンズのこだわりの一つが、創業当時から一貫してメイド・イン・ジャパンにこだわり続けている点です。織布から染色、裁縫、仕上げと、ジーンズ生産の全行程に渡り、岡山県と広島県にまたがる備後地区の熟練デニム職人によって行われています。
日本人ならではの丁寧で繊細な作業、高い技術力で、世界にも高い評価を得られるリゾルトのジーンズがつくられているのです。
昔ながらの製法によるオリジナル生地
リゾルトのデニムジーンズの魅力2つ目は、昔ながらの染色方法、旧式の力織機でオリジナル生地が織られている点です。このことにより現れる特徴は、デニム生地表面の毛羽立ち。この毛羽立ちこそが、ジーンズの醍醐味である、自然で味のある「色落ち」を実現する大きな要因です。
ジーンズを穿き込んで身体に馴染んでいく内に、生地表面の毛羽が取れていくことで色が落ちていきます。毛羽がなくなった部分と残っている部分の色の濃淡が、ジーンズに深い味わいを与えてくれます。穿き続けて色落ちをすることによって、唯一無二の自分だけのジーンズをつくりあげることができるのです。
こだわり抜かれたシルエットと豊富なサイズ展開
こだわり抜かれたシルエットも、リゾルトのジーンズの魅力の1つです。林氏は長年の経験により、日本人の体型に合った、細身できれい目なシルエットを完成させました。
また、シルエットにこだわった故の特徴が、豊富なサイズ展開です。裾を切らずに穿けるよう、ウェストとレングスのサイズが豊富に展開されています。裾を短くすることで、シルエットが崩れてしまうことがあるからです。自分に合ったサイズ感のジーンズを選んでそのまま穿くことで、それぞれの丈に合った理想のシルエットのままで穿くことができるのです。
リゾルトのデニム・ジーンズ主要モデルの特徴
林氏はリゾルトを創業するにあたって、「何年経っても手に入る理想の定番を作り続けたい」「10年後、20年後にも買えるようなデニムブランドでありたい」ということを理想としました。その思いから、リゾルトのジーンズは「710」「711」「712」「713」の4型に限定されています。
では、リゾルトの4型のそれぞれの特徴や違いを見ていきましょう。
710
こちらの「710」はリゾルトのスタンダードモデルです。洗濯するたびに毛羽立ちが増す、60年代のデニムの生地が忠実に再現され、穿き込むほどに絶妙な色落ちと風合いが生まれます。60年代のヴィンテージジーンズのリアルな色落ちを楽しめます。フロントはボタンフライ。nnリーバイスの66モデルをモチーフとしており、シルエットはテーパードストレート。日本人の体型に合うように細身のシルエットに仕上げられ、穿く人の脚を長くきれいに見せてくれます。nn各ウエストサイズに対してレングスのサイズが最大8サイズ用意され、サイズのバリエーションはなんと合計87サイズです。どんな体型でも丈を切らずに穿くことができます。
サイズ | ウエスト:26~40、レングス:28~36 |
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色 | インディゴブルー |
素材 | 綿100% |
オンス | 14oz |
原産国 | 日本 |
711
「711」は、リゾルトの4型の中で一番シルエットの太いセミワイドストレート。1950年代のアメリカのワークパンツがベースとなっています。他のモデルと比べて生地が軽く、緩めのテーパードストレートとなっているのが特徴で、トラウザーズ感覚で穿くことが出来ます。ボタンフライとなっている点は710と同様。nnリーバイスのXX(ダブルエックス)モデルをモチーフとし、革パッチや隠しリベット、オフセットセンターループといったXXモデルのディテールを用いています。日本人の体型はアメリカ人に比べて腰回りが小さいことから、大人用のXXモデルではなく、ボーイズのXXモデルがベースとされています。レングスは32と36の2サイズの展開です。
サイズ | ウエスト:26~40、レングス:32,36 |
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色 | インディゴブルー |
素材 | 綿100% |
オンス | 13.5oz |
原産国 | 日本 |
712
「712」は、股上がやや浅く、膝から裾にかけてのテーパードが他モデルよりも少しきついのが特徴です。腰周りや腿周りは710と比べると少しゆとりがあり穿きやすくなっています。リーバイスの505モデルに近いシルエットです。フロントデザインはジッパーフライ。nn4型の中で唯一防縮加工(サンフォライズド)がなされ、縮まずに当初のシルエットが維持されます。生地表面の毛羽立ちをあらかじめ焼くことによって、毛羽立ちが抑えられています。毛羽立ちしたざらつきのある生地ではなく、すっきりとした生地感が好みの方におすすめのモデルです。レングスは29、31、33の3サイズ展開。
サイズ | ウエスト:26~36、レングス:29,31,33 |
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色 | インディゴブルー |
素材 | 綿100% |
オンス | 14oz |
原産国 | 日本 |
713
「713」は、710をベースに股上を浅くしたモデルです。すっきりとしたシルエットで、どんなコーデにも合わせやすい穿きやすさとなっています。ヒップから裾にかけてのテーパードストレートのシルエットや洗うたびに毛羽立ちが増す生地感、ボタンフライとなっている点は、710と同様。レングスは34のみの1サイズ展開となっています。
サイズ | ウエスト:26~36、レングス:34 |
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色 | インディゴブルー |
素材 | 綿100% |
オンス | 14oz |
原産国 | 日本 |
リゾルトのデニム・ジーンズ主要モデル別のコーデ例
ここまで、リゾルトのデニムジーンズの魅力や、4モデルのそれぞれの特徴について紹介してきました。リゾルトのジーンズに興味が湧き、購入したいと思った方も多いのではないでしょうか。
シンプルできれいなリゾルトのシルエットは、どんな着こなしにも合わせやすいのが嬉しいポイント。ここからは、リゾルトのジーンズを着用したコーデ例を紹介します。4つのモデルの中でも、やはり定番モデルの710が圧倒的人気。そのため、710を着用しているコーデを多めに紹介しています。ぜひ着こなしを参考にしてみてください。
710×白Tシャツ
リゾルトの710に白いシャツを合わせ、ストライプのシャツを羽織った爽やかなきれい目カジュアルコーデ。シンプルなコーデだからこそ、リゾルトのジーンズのきれいなシルエットが際立っています。裾をロールアップすることで垢抜けた印象になり、シューズとの相性もよくなります。
▼着用アイテム
・Tシャツ:ユニクロ(¥1,100)
・シャツ:ユニクロ
・ジーンズ:リゾルト(¥24,200)
・ドレスシューズ:Paraboot(¥71,500)
710×ボアジャケット
リゾルトの710にパタゴニアのボアジャケット、足元にはナイキのスニーカーを合わせた大人のカジュアルコーデです。リゾルトのジーンズは細身ですっきりとしているため、ボリュームのあるボアジャケットとも相性抜群です。
▼着用アイテム
・Tシャツ:Danton(¥6,380)
・アウター:Patagonia(¥39,240)
・ジーンズ:リゾルト(¥24,200)
・スニーカー:NEW BALANCE
710×ライダースジャケット
リゾルトの710にBarbourのライダースジャケットとドクターマーチンの革靴を合わせています。男らしさと洗練された雰囲気を演出した、大人の着こなしです。太ももの部分がかなり色落ちして味わい深い雰囲気に。ライダースジャケットとの相性ばっちりです。
▼着用アイテム
・ライダースジャケット:Barbour
・ジーンズ:リゾルト(¥24,200)
・ブーツ:Dr.Martens
710×ステンカラーコート
710にステンカラーコートと黒の革靴を合わせて大人の着こなしに。リゾルトのジーンズはシルエットが綺麗なので、革靴との相性が抜群なんです。裾を少し折り返して上品な足元に。全身の色合いを合わせることで落ち着いた印象に仕上がっています。ジーンズの適度な色落ちを活かした、ネイビーのグラデーションがおしゃれです。
▼着用アイテム
・コート:GLOBAL WORK(¥11,000 )
・ジーンズ:リゾルト(¥24,200)
・シューズ:KLEMAN(¥20,350)
・リュック:sankyo shokai(¥36,300)
711×アメカジ
リゾルトの711に赤いチャックシャツ、ダウンベストを合わせた定番アメカジコーデ。711はややワイドながらもテーパードがかかっているので、すっきりとしたきれいなラインのシルエットになり、コーデが野暮ったくなりません。
▼着用アイテム
・チェックシャツ:BIG MAC
・ダウンベスト:Rocky Mountain FeatherBed(¥50,600)
・ジーンズ:リゾルト(¥27,500)
・ブーツ:RED WING(¥39,600)
・ニット帽:Carhartt(¥2,090)
711×パーカー×ダウンジャケット
711にグレーのパーカーと水沢ダウンを合わせた大人のアウトドアコーデです。ゆったりとしたシルエットの711は太めのロールアップも似合います。
▼着用アイテム
・パーカー:AugustRoots
・ダウンジャケット:DESCENTE ALLTERRAIN(¥110,000)
・ジーンズ:リゾルト(¥27,500)
・ドレスシューズ:SANDERS (¥50,600)
712×白シャツ
712に白シャツ、黒い革靴を合わせたコーデです。タイト目のサイズ感で穿くことで、膝下からのテーパードが際立ちます。軽く色落ちした絶妙な色合いや脚のきれいなラインが、きれい目のシャツスタイルにぴったり合っています。首元にワンポイントでストールを合わせた、おしゃれ上級者の大人な着こなしです。
▼着用アイテム
・シャツ:Nudie Jeans
・ジーンズ:リゾルト(¥23,100)
・ドレスシューズ:REGAL
712×ルーズジャケット
リゾルトの712を穿き、上にルーズなロングジャケットを合わせたコーデです。ルーズなジャケットを合わせることで、712の膝下のすっきりしたテーパードが際立っています。ジャケットの胸元を少し閉め、かっちりとした大人な着こなしに仕上がってます。
▼着用アイテム
・アウター:UNIVERSAL OVERALL
・Tシャツ:NIKE
・ジーンズ:リゾルト(¥23,100)
・スニーカー:VANS(¥8,800)
712×テーラードジャケット
テーラードジャケット、ベスト、白シャツにネクタイといったかっちりとしたスタイルに、リゾルトの712を合わせています。きれい目なシルエットのリゾルトのジーンズは、こういったスーツスタイルにもばっちりはまってくれるんです。リゾルトのジーンズで抜け感を出した着こなしです。
▼着用アイテム
・ジャケット:kolor
・ベスト:kolor
・ジーンズ:リゾルト(¥23,100)
・ドレスシューズ:J.M. WESTON
713×緑チェックシャツ
緑のチェックシャツにリゾルトの713を合わせた爽やかなコーデです。足元にはビルケンシュトックのサンダルを着用し、ラフなコーデにきちんと感をプラスしています。
▼着用アイテム
・ジーンズ:リゾルト(¥23,100)
・サンダル:Birkenstock
その他、リゾルトの人気アイテムもチェック
こだわり抜かれた生地やシルエット、豊富なサイズ展開など魅力たっぷりのリゾルトのジーンズ。今回紹介した主要な4つのモデルの他、10周年を記念にデザインされたホワイトのジーンズも販売されています。興味の湧いた方はぜひ、こちらのサイトからリゾルトのアイテムをチェックしてみてください。
出典:楽天市場
出典:Amazon
出典:ZABOU(ザボウ)
リゾルトのデニム・ジーンズで大人の雰囲気を醸し出す
今回は、国産デニムブランドのリゾルトについて、こだわり抜かれた魅力やモデルごとの特徴、コーデ例をたっぷりと紹介してきました。穿くほどに美しい色落ちや風合いが生み出される自分だけの1着で、大人の着こなしを目指しませんか。