逆立ちが体に悪いという噂は本当?
健康や美容にいいとされている逆立ちですが、逆立ちは体に悪いという噂を聞いたことがある方もいるでしょう。そこで今回は、逆立ちが体に悪いと噂される理由について紹介していきます。体験談も交えているので、同じ行為をしてしまっていないか注意しながら読んでみてください。
また、体に負担をかけてしまう目安やメリットについても解説していくので参考にしてください。
逆立ちが体に悪いと言われる理由
逆立ちが体に悪いといわれる理由な何なのでしょうか。逆立ちをすることで、健康に害を及ぼしてしまう理由について紹介します。以下の条件にあてはまる方は、逆立ちの取り組み方を見直してみてください。
血圧が高くなりやすい
逆立ちをすることによって頭の血流がよくなります。そうすることで脳梗塞のリスクが軽減できるなどメリットがありますが、中には逆立ちをしない方がいい人がいるのです。
逆立ちをしない方がいい人の特徴として、
・高血圧や心臓病を患っている方
・逆流性食道炎の方
・妊娠中の女性
があげられます。高血圧や心臓病など、血液の流れに関する病気を患っている方は血圧が上がることで血管が破裂してしまう可能性があります。逆流性食道炎の方は重力によって食べ物や胃酸が逆流する可能性、妊娠中の女性は転倒などの理由から胎児に影響が出る可能性があり大変危険です。あてはまる方は、逆立ちはしないようにしてください。
出典:国立循環器病研究センター病院
出典:わらびカイロプラクティックセンター
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出典: 産婦人科オンラインジャーナル
脳や目などの血管に負担がかかる
血流をよくするために長時間逆立ちすることはむしろ逆効果です。血流が良くなることで一時的に普段よりも頭部の血圧は高くなります。高血圧ではない人でも脳の血管に長時間負担をかけるのは危険です。
また、逆立ちは脳だけではなく目にも負担をかけます。眼球は毛細血管が張り巡らされているので、高血圧状態が続くと網膜や血管を傷つけてしまい高血圧眼底という病気になる可能性があり危険です。視力低下や飛蚊症の症状がみられるので、やはり長時間の逆立ちは控えた方がいいでしょう。
出典:青葉台 スマイル眼科クリニック
転倒で怪我をしてしまう
逆立ちに慣れていなかったりバランスを崩して倒れてしまうと背中や首、顔面といった体の中でも特に重要な部分を傷つけてしまうことになります。逆立ちは日常的に取り組んでいる人が少ないため「逆立ちは体に悪い」という噂が広まっているのかもしれません。怪我を避けるためにも正しい逆立ちの仕方を覚えるようにしましょう。
食べ物が逆流してしまう
人間の胃袋は逆立ちをしても食べたものを吐き出さないようになっています。噴門括約筋という筋肉がストッパーのはたらきをしているからです。しかし、体調不良による自律神経の乱れや食べ過ぎた直後などは筋肉のはたらきが弱くなってしまうため、リスクを減らす意味でも食後の逆立ちは避けるようにしましょう。
出典:看護roo![カンゴルー]