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筋膜リリースは毎日行うのが普通?
近年テレビや本で取り上げられ多くの人に知られるようになった筋膜リリース。筋膜リリースは筋膜の癒着を解消して血液やリンパの流れをスムーズにしてくれたり、筋肉や関節の可動域を広めてくれます。それだけでなくダイエット効果も期待できるとあって実践している方も多くいるかと思います。
その筋膜リリースですがどれくらいの頻度で行うのが良いか疑問に思ったことはありませんか?SNSを見ていると筋膜リリースを毎日行っている人や毎日行うことを目標にする人がいます。筋膜リリースは毎日行うのが普通なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
筋膜リリースは毎日行うべき?やりすぎはNG?
筋膜リリースは毎日行うべきなのでしょうか。それとも毎日やらない方がいいのでしょうか。答えは毎日行っても問題ない、です。筋膜リリースを毎日行ったからといって何か不都合があるわけではありません。そのため毎日筋膜リリースを行っても大丈夫です。
ただ、毎日筋膜リリースを行うことがストレスになってしまうのは良くないので、無理に毎日行う必要はありません。体調が悪いときなどは無理せずに休みましょう。毎日継続して行うのではく、長期間継続して行うことが重要です。
また、強くやりすぎるのはNGです。筋膜リリースの際に「痛い程効いている」と思って、フォームローラーで強く揉んでしまう方がいます。しかし、強く揉んでしまうと揉んだ場所で癒着したり炎症が起きたりしてしまって逆効果です。強くやりすぎずに程よい痛さで行うことを心掛けてください。
(筋膜リリースのやり方については以下の記事も参考にしてください)
フォームローラーは『あざ』に注意!内出血にならない筋膜リリースのやり方を解説!
出典:Slope[スロープ]
筋膜リリースを行うべき時間は?
筋膜リリースは体が温まっているときに行うのがいいでしょう。軽い運動後やストレッチ後、お風呂上りなど体が温まっていると筋膜が伸びやすくなります。体が温まってるときにストレッチを行うのが効果的であるのと同じです。また、トレーニング前に筋膜リリースを行うとパフォーマンスが向上するとされています。
筋膜リリースを行う時間は90秒が目安です。長くやりすぎるのもよくありません。慣れてきても2~5分に収めましょう。また、首や肩甲骨など筋膜リリースを行いたい部位ごとに分けて行いましょう。毎日すべての部位を行う必要はなく、1日1部位などストレスなく行える頻度で行うといいでしょう。気楽に行って長期間継続することが重要です。
(首の筋膜リリースのやり方については以下の記事も参考にしてみてください))
首コリは筋膜リリースで解消!ボール・ローラーでのやり方〜治った体験談も!
出典:Slope[スロープ]
筋膜リリースを毎日行わない方がいい場合について
筋膜リリースを毎日行っても問題ないと述べてきましたが、筋膜リリースを毎日行わない方がいい場合もあります。それはケガをしている場合と骨に異常がある場合です。ケガをしている場合や骨に異常がある場合に筋膜リリースを行うと症状が悪化してしまうことがあります。なぜそのような場合に筋膜リリースを行わない方がいいかを解説します。
ケガをしている場合
ケガをしている場合は筋膜リリースを行わない方がいいでしょう。ケガをしているとケガ周辺部位で炎症や内出血が起きています。
筋膜リリースは血管やリンパ管への筋膜の癒着を剥がすことで血液やリンパ液の流れをスムーズにします。この血液やリンパ液の流れをスムーズにする効果で却ってケガの症状を悪化させてしまいます。ケガをしている場合は一旦筋膜リリースはお休みしましょう。
骨に異常がある場合
骨に異常がある場合も筋膜リリースを行うのは避けるべきです。「骨に異常がある場所から離れた場所を筋膜リリースするのなら大丈夫では?」と思われるかもしれませんが、やめましょう。
筋膜リリースは様々な体勢で行います。骨の異常がある部分に負荷がかからないと思っていても、様々な体勢をとるうちに負荷がかかってしまいます。負荷がかかると症状が悪化してしまいますので、骨に異常がある場合も筋膜リリースは行わない方がいいでしょう。
(筋膜リリースの頻度については以下の記事も参考にしてください)
筋膜リリースの『やりすぎ』で悪化する危険性も!頻度〜休むべき症状まで解説!
出典:Slope[スロープ]