【EMS腹筋ベルトの使い方】貼る場所・使用時間など効果を引き出すコツまで解説!

電気刺激を与えて筋肉を鍛えられるEMS腹筋ベルトは、手軽に腹筋を鍛えられると人気です。今回はEMS腹筋ベルトの効果的な使い方を紹介します。1日の使用時間や貼る場所、ジェルパッドの正しい使い方などのポイントをおさえて、効果的にお腹を鍛えましょう。

監修 |パーソナルトレーナー きらまい【吉良舞子】
REXER南青山でパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、美容専用ソイプロテインの開発、おうちフィットネスアプリ出演等、多岐にわたり活動しております。 ボディメイクの知識を配信する...
REXER南青山でパーソナルトレーナーとして活動する傍ら、美容専用ソイプロテインの開発、おうちフィットネスアプリ出演等、多岐にわたり活動しております。 ボディメイクの知識を配信するInstagramの運営など幅広い層へライフスタイルを含めたトータルアドバイスも行なっております。 ------------------------------------------------ ■資格 NESTA PFT認定トレーナー RYT200 FRP認定ピラティスインストラクター JYIA日本ヨガインストラクター協会認定講師 https://athlete-food.jp/

目次

  1. EMS腹筋ベルトで効果を出すには使い方の理解が必須!
  2. EMS腹筋ベルトの正しい使い方!貼る場所が重要?
  3. ①お腹の汗を拭いてからジェルパッドを貼る
  4. ②腹直筋の位置を意識して腹筋ベルトを装着する
  5. ③まずは低レベルの強度から
  6. ④使用時間は1日1セットを目安に
  7. EMS腹筋ベルトの使い方のコツ&注意点
  8. EMSは同じ部位に連続使用しない
  9. 服の上から使用しない
  10. 電子医療機器を付けている人は使用しない
  11. 妊娠中の使用は要注意
  12. 心臓の周辺には使用しない
  13. 脂肪燃焼したいなら食事管理や運動も並行する
  14. 筋肥大が目的なら筋トレ後のEMSが効果的
  15. 毎日継続することが大切
  16. その他、EMS腹筋ベルトに関する記事もチェック!
  17. EMS腹筋ベルトのダイエット効果の真相は?
  18. EMSを人体に使う危険性は?
  19. 全身を鍛えられるEMSスーツのメリットとは?
  20. 本当におすすめしたいEMSマシンTOP10
  21. 肩こりが解消できる話題のEMSマッサージ機とは?
  22. EMS腹筋ベルトを購入したら正しい使い方を理解しておこう!

EMS腹筋ベルトで効果を出すには使い方の理解が必須!

出典:https://www.pinterest.jp/pin/232990980711973312/

EMS腹筋ベルトはEMS( Electric Muscle Stimulation)という機器の一種です。EMSは筋肉に微量の電気刺激を与えることで筋肉を収縮させるアイテムです。

骨格筋への電気刺激の効果は,筋力強化,代謝亢進,疼痛軽減,筋緊張軽減など多岐にわたると考えられている.その中で筋力強化については,大腿四頭筋を対象とする研究が数多く報告されている.

国立障害者リハビリテーションセンター緒方徹氏の論文『骨格筋への電気刺激法の筋力増強効果』によると、EMSによる電気刺激で筋肉が強化されることを証明した研究は、これまでに数多く行われてきました。実際にEMSはプロアスリートの筋トレにおいても効果を発揮しており、近年では大衆向けのEMSマシンの人気も高まっています。

今回紹介するEMS腹筋ベルトは種類も価格帯も豊富で、EMS初心者でも手軽に使えるので特に人気の高いEMSの一つです。しかしEMS腹筋ベルトは手軽とはいえ、特性を理解せず誤った使い方をしていると、いくら長期間使用しても効果を期待できません。EMS腹筋ベルトの正しい使い方や効果的に使うコツを確認しておきましょう。

EMS腹筋ベルトの正しい使い方!貼る場所が重要?

EMS腹筋ベルトの正しい効果的な使い方は以下の通りです。

①お腹の汗を拭いてからジェルパッドを貼る
②腹直筋の場所を意識して貼る
③まずは低レベルの強度から
④使用時間は1日1セットを目安に

それでは一つずつポイントを見ていきましょう。

①お腹の汗を拭いてからジェルパッドを貼る

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お腹に貼るタイプのEMS腹筋ベルトには、一般的に粘着ジェルパットが用いられます。しかしジェルパッドは正しく使わないとすぐに粘着力を失ってしまいます。頻繁にジェルパッドを交換するとコストもかかりますから、ジェルを長持ちさせることを心掛けましょう。

ジェルを長持ちさせるには、なるべくジェルを汚さないことが肝心です。ジェルを劣化させる2大要因は皮脂と汗です。皮脂と汗の付着を予防するために、EMS腹筋ベルトを使用する前には必ず腹部の汚れを拭き取りましょう。濡れタオルや汗ふきシートを使用するのがおすすめです。または入浴後やシャワー後にベルトを使用するという習慣を作るのもいいでしょう。

EMS腹筋ベルトを装着しながらトレーニングをするとジェルパッドが剥がれやすいので、激しいトレーニング時に装着したいという人には巻きつけるベルトタイプの商品が安心です。

(ジェルを安く入手する方法については以下の記事も参考にしてみてください)

EMSのジェルは『代用』可能?100均で十分?激安で大容量を手に入れるコツも!

②腹直筋の位置を意識して腹筋ベルトを装着する

出典:https://bukiya.net/blog/musclename/#i-8

EMS腹筋ベルトの多くが腹部前方を覆うタイプです。なぜこの形状が多いのかというと、腹直筋という腹筋群のなかでも最も大きな筋肉を中心に腹筋群に刺激を与えるためです。腹直筋はお腹の中央を縦断する筋肉で、この筋肉を鍛えると美しいシックスパックやエイトパックを作ることができます。

EMS腹筋ベルトを貼る正しい場所は、この腹直筋を左右均等に覆える位置です。まず正しい姿勢で立ち、ベルトの縦の中央ラインをおヘソの位置に合わせます。

上下の位置調整は上のイラストを参考に、筋肉の端部(細くなっている部分)にパッドが届くように貼りましょう。筋肉の端の部分に電気刺激を与えると、筋肉全体に電気が流れるため効率的です。ただし極度に端に寄せて貼ると腱を刺激し傷つけてしまうので要注意です。お腹のサイドに貼る場合も筋肉の構造を意識して、端部をカバーするように貼ってください。

③まずは低レベルの強度から

多くのEMS腹筋ベルトは刺激レベルを段階的に切り替えることができます。レベルを上げればそれだけ得られる効果も大きくなるのですが、初めてベルトを使用する場合は低レベルから始めましょう。

いきなり強いレベルから始めてしまうと、初日から強めの筋肉痛に襲われることがあります。とりわけ普段トレーニングをしていない人の場合は、お腹が痛くて日常生活もままならなくなる可能性がありますから、最低レベルから少しずつ強度を上げていくのがおすすめです。

④使用時間は1日1セットを目安に

多くのEMS腹筋ベルトの場合、10~30分程度で1セットのプログラムが組み込まれており、一定時間を経過したら電源が切れる仕組みになっています。基本的に1セットで筋肉に必要な刺激が効率良く与えられるように計算されているため、使用は1日1セットで十分です。

早く効果を出したいからと1日に何度も使用したくなりますが、使用時間を長くしても時間に比例した効果が得られるとは限りません。筋肉は使った後の修復期に育つので、長時間使用しないほうがかえって効果的ということもあります。長時間もしくは高頻度の使用は、お腹の筋肉に回復時間を与えずに負担をかけ続けることになるので、あまりおすすめできません。

EMS腹筋ベルトの使い方のコツ&注意点