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山本義徳はステロイド使用を認めている?
ここでは、山本義徳の簡単な経歴とステロイド使用を認めているのかについて、見ていきましょう。
山本義徳は元ボディビルの選手で、現在では知識に裏付けされたトレーニング法やサプリメント指導を有名アスリートに行っています。また、ボディビルを引退した今でも筋トレを行うなど、現役時代と同じようにストイックに筋肉と向きあい続けて、それを元にアスリートやアスリートの卵へ己の思いを指導という形でつないでいるのです。
ボディビル時代にはオリンピア優勝を目指し、筋肉を日々鍛える日々を送ります。ですが、国内の大会と異なり、国外の大会はステロイドなしでは戦えない世界でした。プロのボディビルの世界において、ステロイドなしで戦い抜くのは、とても厳しい環境であったのです。頂点を目指すために、山本義徳はドーピングの使用に踏み切りました。
(ステロイドの使用については以下の記事も参考にしてみてください)
サイヤマングレートがステロイド使用を認めた?腹筋・ベンチの成長速度は違法薬のおかげ?
出典:Slope[スロープ]
山本義徳がステロイドを使用した背景
山本義徳がなぜステロイドというドーピング使用に踏み切ったのか、ここではそれについてみていきます。
そもそもなぜボディビルを始めたのか
山本義徳は高校生のときにスクールウォーズの影響を受けたことで、ラグビー部に入部しました。それと同時にウェイトトレーニングと運命的な出会いをするのです。高校を卒業するころには、ベンチプレスで140㎏以上を持ち上げることができるようになりました。
山本義徳がボディビルに目覚めたのは、ベンチプレスにのめりこんだことでウェイトトレーニングへの道へと踏み出したことから始まります。そこから厳しいトレーニングを経て美しい筋肉を作ることができるようになったため、多くのボディビルの大会で華々しい成績を収めました。
ドーピング検査と転機
多くの大会で成績を残してきた山本義徳でしたが、1995年に開催されたボディビル大会でドーピングの抜き打ち検査をうけ、その結果陽性反応が出たのです。ペナルティとして、2年間の出場停止処分を受けた山本義徳は、その後国内ではなく海外へと活動範囲を広げます。
オリンピア優勝をめざして
海外進出を果たした山本義徳は、そこでの目標をオリンピア優勝に定め、さらに筋肉の強化を目指したのです。ですが、そこに壁が立ちはだかります。オリンピアで戦い抜くには、筋トレをするだけではダメでした。そこは、ステロイドを使用しなければ戦えない、フェアな試合ではない舞台だったのです。
そこで山本義徳は、アナポリックステロイドという筋肉増強剤を使用することになりました。プロのフィジークやボディビルの大会では、ステロイドなしではなかなかフェアな試合をすることはできないため、仕方のないことだったのです。
山本義徳は自身もステロイドの使用を認めている発言を残しています。ですが、ステロイドを使用したからこそ、究極の肉体を手にできたのですから、それは決してマイナスなことではありません。それに、山本義徳の肉体は日々の筋トレなどの努力によって作られたのですから、ステロイドだけに頼った結果などではないのです。
(山本義徳の経歴については以下の記事も参考にしてみてください)
山本義徳がベンチプレス260kg挙げた方法|学生時代から記録更新の時系列まで紹介
出典:Slope[スロープ]
山本義徳がステロイド使用を認めたきっかけ
ここでは、山本義徳がステロイド使用を認めた理由についてを詳しく解説していきます。また、山本義徳がステロイド使用に踏み切ってまで、何を目指していたのかについても触れていきましょう。
先程も述べたように、山本義徳は筋トレをする一方で、オリンピア優勝のためにステロイドの使用を行っていました。そこには、ステロイドを使用しなければ勝てないという背景があり、勝利のための手段であったのです。筋肉を鍛え上げるにはトレーニングだけでは、どうにもならないこともありますが、筋肉とストイックに向き合った結果でもあるのです。
ステロイドの使用に踏み切りましたが、ステロイドを使用してでもオリンピアで勝ちたかったと考えれば、勝利への強い執着を持っていたということになります。逆に考えれば、それほどまでに海外で名声を得るということは並大抵のことではありません。それでも海外で戦い続けた彼は、素晴らしいアスリートであったといえます。
山本義徳のステロイドに関する見解
山本義徳はステロイドの使用について、このような発言をしていました。コンテスト当日の検査がクリーンであれば、ルール上全く問題と独自の見解を示しています。ですが、すべてにおいてステロイドを使用すべきと発言したわけではありません。必要な時であれば、使用するのは問題ないと考えているのです。