ボディビルダーは糖尿病になりやすい?血糖値の上昇が原因?真相を解説

たくましく美しい筋肉を追求するボディビルダー。しかし、ボディビルダーは糖尿病になりやすいのではないかとささやかれています。この記事では、ボディビルダーが糖尿病になりやすい原因やインスリン注射の関係性、罹患したボディビルダーなど、真相について解説していきます。


目次

  1. ボディビルダーは糖尿病が多い?
  2. ボディビルダーが糖尿病になりやすい原因
  3. 過度なトレーニングによるストレス
  4. 糖質が多い食事の過剰摂取
  5. ボディビルダーの糖尿病とインスリン注射の関係性
  6. 糖尿病の予防に筋トレが役立つとの情報も
  7. 有酸素運動と筋トレを組み合わせるといい
  8. 男性の2型糖尿病のリスクを減らすという結果も
  9. 糖尿病により危険な状態に陥ったボディビルダー
  10. 丸山典子
  11. Jason Poston(ジェイソン・ポストン)
  12. ボディビルダーでも管理次第で糖尿病にはならない!
生年月日非公表(2021年現在で47歳)
身長166cm
体重55kg(オンオフで変動)
職業パーソナルトレーナー、元ボディビルダー、元フィットネスビキニ
SNSInstagram

丸山典子は、2018年に現役を引退した元フィットネスビキニのボディビルダーで、エアロビクスなどのパーソナルトレーナーをしています。東日本大会優勝や、アジア大会では4位入賞を果たしました。糖尿病を発症したのは16歳の頃。体調に異変を感じ、急激に体重が減少したといいます。

出典:http://bodybuilding-report.jp/2016/alljapan-bikini/35saiover-163cmover/bikini35saiover-163cmover05.html

多尿と甘いものが食べたくて仕方ない衝動や、たくさん水分を摂っても喉が渇く症状が続き、1型糖尿病との診断を受けます。発症してから社会人になって5年くらいまで、何度も低血糖で昏睡状態になり、緊急入院を余儀なくされました。その後、インスリン注射や生活改善をしながら、35歳の時にボディビルダーの道に進み、見事な美ボディを披露していました。

ただ、激しい筋トレによる血糖値の変動で、大会中に低血糖状態になり、意識を失いそうになることもあったそうです。現在は、ボディビルから引退し、糖尿病などの病気を持つ方たちに合ったトレーニング方法を教えています。

Jason Poston(ジェイソン・ポストン)

出典:http://blog.livedoor.jp/ironmanjapan/archives/52597587.html

生年月日1984年生まれ
身長180cm
体重83.9~88.5kg(オンオフで変動)
職業ボディビルダー、フィジーク、パーソナルトレーナー
SNS Instagram

ジェイソン・ポストンは、フィジークを中心に活躍するボディビルダーです。2014年「IFBB Europa Dallas」や「IFBB New York Pro」などの大会出場や、フィットネスパーソナルトレーナーとしても活躍しています。19歳の頃ボディビルダーの影響を受け、ウエイトトレーニングを開始。その後もトレーニングは続きましたが、2001年に体の異変を感じます。

出典:http://blog.livedoor.jp/ironmanjapan/archives/52579861.html

規則正しい生活をしていたにも関わらず、体重が一気に7キロ減ってしまったとのことです。病院で診察を受け薬を処方されるも、その後も体の不調は続きました。違う病院へ行き、再度診察を受けた際に1型糖尿病の診断を受けます。インスリン注射をしたことで体調が安定しました。

現在は、食事の際は必ずカロリー計算は欠かせません。低炭水化物の食事を心がけ、1日150g以下を7回に分けて摂取しています。食事1回分で、タンパク質50g、食物繊維10g、脂質を15~20g摂取しているとのことです。トレーニング前には、タンパク質と炭水化物をそれぞれ50gと、日々の健康管理に気を配りながら素晴らしい肉体を維持し続けています。

(ボディビルダーが血圧が上がる原因などについては以下の記事も参考にしてみてください)

ボディビルダーは高血圧?筋トレ・食事で血圧が上がる原因&予防策を解説!

ボディビルダーでも管理次第で糖尿病にはならない!

糖尿病は、過度な筋トレを行う人に多い傾向があるが、管理次第では防げるということがわかりました。ボディビルダーに限らず、過度な筋トレによるダメージや、糖質の多い食生活でインスリンの分泌が追い付かなくなると、正常な血糖値を保てなくなってしまいます。生活習慣の改善はもちろん、自分の健康管理を怠らないようにしていきたいですね。