【動画】5点着地とは?飛び降り高さの限界は?やり方〜練習方法まで紹介!

『グラップラー刃牙』でもおなじみの5点着地。衝撃を分散させて怪我のリスクを下げる効果があるため、自衛隊の軍事訓練やパルクール・フリーランニングなどで活用されている技です。そんな5点着地の詳しいやり方や練習方法、限界の高さや注意点などを詳しく解説していきます。

目次

  1. 5点着地とは?
  2. 猫は5点着地の能力が備わっている
  3. 漫画『グラップラー刃牙(バキ)』でも登場
  4. 【動画】5点着地の動画集
  5. 6~8mの高さから5点着地
  6. 空挺隊員による5点着地デモンストレーション
  7. 元航空自衛官による5点着地の解説動画
  8. 高い場所からの着地法
  9. 一般人による5点着地挑戦動画
  10. 人間が5点着地をできる限界の高さは?
  11. 5点着地をするには事前に練習が必要
  12. 足・ふくらはぎ・太もも・臀部・肩の順に着地
  13. 上半身は脚の向きと逆方向に
  14. 転がりながら体を起こす
  15. 5点着地の活用方法
  16. パルクール
  17. フリーランニング
  18. 5点着地を実践する際の注意点
  19. 両足で着地しよう
  20. 頭や顎に注意しよう
  21. ヘルメットなどを着用しよう
  22. 迷惑にならない場所で練習しよう
  23. 5点着地をする際は怪我に気をつけよう

5点着地とは?

5点着地とは、怪我をしないように体にかかる衝撃を分散させる着地方法のひとつです。例えば3mの高い建物から飛び降りるとき、そのまま足だけで着地してしまうと衝撃がすべて足にかかり怪我のリスクが高くなります。しかし、5点着地で転がるように着地することで、衝撃が全身に分散されて怪我のリスクを下げることができるのです。

5点着地の他に、五点接地や五接地転回着地などとも呼ばれています。普通に暮らしていれば高所から飛び降りるというシーンに出会うことがないため、5点着地を実践する機会はそうそうないでしょう。では、一体どんな場面で使われているのかというと、自衛隊の軍事訓練や若者に人気のパルクールやフリーランニングに活用されています。

猫は5点着地の能力が備わっている

出典:https://www.pinterest.jp/pin/253960866462444735/

5点着地の能力は猫にも備わっているといいます。猫は高所から落ちてしまっても、アクロバティックに体をひねらせて、衝撃を受ける面積を大きくして分散させながらしっかりと着地することのできる動物です。この猫の能力には5点着地の原理が関わっているといい、多少高い場所から落ちても怪我をすることが少ないと言われています。

漫画『グラップラー刃牙(バキ)』でも登場

週刊少年チャンピオンで連載されていた格闘漫画『グラップラー刃牙』にも5点着地が登場します。漫画内では五接地展開法という名で、無傷が保障される着地技として紹介されています。主人公の範馬刃牙が上空からパラシュートを開いて地上に降りるときに、5点着地を活用して怪我なく着地している姿が描かれていました。

【動画】5点着地の動画集

続いて、高所から5点着地に挑戦している人や、5点着地の訓練をしている人の動画を見ていきましょう。元自衛隊による詳しい解説動画もあるので、5点着地をマスターしたい人はぜひ参考にしてみてください。

6~8mの高さから5点着地

こちらの動画では、実際に高い場所から飛び降りて5点着地で安全に着地している姿を確認できます。建物のてっぺんからバク宙しながら地面に着地するという、アクロバティックでかっこいい動画です。詳しい高さは表記されていませんが、建物に並ぶ人物と比較すると大体6~8mほどの高さと推測できるでしょう。

これほどの高さから飛び降りていながらも、最後は見守っていた人とタッチを交わすなどの余裕を見せています。地面に着地したときに凄い衝撃音がしていますが、5点着地で衝撃を分散させているので、足を怪我することなく無事に着地できているのです。

空挺隊員による5点着地デモンストレーション

陸上自衛隊に所属する空挺隊員による5点着地のデモンストレーションで、平成30年第1空挺団降下訓練始めに行われたものです。この動画では実際に高所から飛び降りてはいませんが、着地後の一連の動作をクローズアップしているため、日ごろから訓練を受けている本場の正確な動作を勉強することができます。

元航空自衛官による5点着地の解説動画

元航空自衛官のAkikinnが5点着地について解説している動画です。体の部位のつき方を複数の角度で実践しているので、5点着地に挑戦したい人の役立つ情報が見られます。

また、自衛隊だったときの貴重な実践話も語られています。パラシュートでの降下は見た目以上に衝撃があるようで、失敗した人は骨折することもあるし、風が強いときは5点着地は間に合わないこともあるとのことです。5点着地は衝撃を分散させて怪我のリスクを下げる着地法ですが、万能ではないということも頭に入れておきましょう。