イニエスタの『日本好き』はなぜ？神戸への移籍理由〜日本満喫エピソードも！

日本人がしっかりと計算されて、きっちりと仕事をする様子を見て、イニエスタ選手は感銘を受けます。イニエスタ選手本人も、きっちりとシステマティックに仕事を行うからでしょう。また、日本人が見返りを求めずに困っている人を助けてあげる様子にも感動したようです。

「文化が素晴らしい」「とてもリスペクトしている」と日本を称賛するイニエスタ選手や、イニエスタ家族が日本が好きということがわかりましたが、スペインで活躍していたイニエスタ選手が日本へ移籍するということは大きな決断です。日本移籍を決断した決め手になった大きな出来事について解説していきましょう。

元スペイン代表でスペインのチームで活躍していたイニエスタ選手ですが、ヴィッセル神戸に移籍がきまった際のインタビューで「私が神戸に決めた理由は、提示されたプロジェクトが非常に興味深いものだったからです。人として、プレーヤーとして私を非常に信頼してくれました。そこが大きかった」と答えています。

ヴィッセル神戸は、ユース年代向けのアカデミーへのメソッド導入など、次世代の子供たちの育成に力を入れています。トップチームへの影響や、下部組織を含むバルサ化などクラブのこれからのプロジェクトに共感したのが、日本移籍の決め手のひとつと言えます。

イニエスタ選手がヴィッセル神戸に移籍する前にいたバルセロナは、ヴィッセル神戸を運営する楽天とスポンサー契約を結びます。イニエスタ選手の移籍に、楽天の三木谷浩史会長兼社長が直接交渉したようです。イニエスタ選手がどうしていいのかや、イニエスタ選手にヴィッセル神戸が与えられることなど、熱心に語りました。

三木谷会長の熱意にイニエスタ選手は決心を固めます。バルセロナとは生涯契約を結んでいましたが、円満退団だったため、移籍金は発生していないようです。

2023年、イニエスタ選手が39歳までヴィッセル神戸との契約を延長しましたが、引退後の将来のことについて「このプロジェクトとの繋がりがサッカーを超えて長く続くことを願っている」と語り、日本での活動やヴィッセル神戸との関係も続けていくと報道されています。

また、「ここ、神戸、日本に来た最初の日から、彼らは僕を仲間のように感じさせてくれ、すべての愛とリスペクトを示してくれた」ともコメントしています。親日感情やチームのプロジェクトの考えから、イニエスタ選手は現役を引退した後も日本で生活する可能性は高いでしょう。

イニエスタ選手がヴィッセル神戸へ移籍した祭、33億×3年契約と言われています。Jリーグではかなりの破格な年俸です。2016年のヴィッセル神戸の売り上げは38億円。当期純利益は2,900万円、純資産は1.6億円、この年のイニエスタ選手の年俸は32億と言われています。これを見ると、イニエスタ選手がどれだけ巨額の年俸を貰っているかがわかるでしょう。

また、今年契約を更新した際に、コロナ渦で経営が厳しいクラブにイニエスタ選手が歩み寄ったといいます。もともとは32億5000円だった年俸を約4割の大減俸の約20億円で契約したと言われています。

（イニエスタの年俸推移については以下の記事も参考にしてみてください）

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