ゴローズが「ダサい」は【嘘】愛用芸能人・イーグル・ネックレス〜タディアンドキングまで！

インディアンジュエリーの最高峰のgoro's（ゴローズ）は、1956年伝説級デザイナーの高橋吾郎によって設立されたブランドです。当初、レザークラフトブランドとして創設されましたが、1971年原宿にショップを移転したころからシルバーアクセサリーブランドとして生まれ変わりました。

1990年代前半には製作が追い付かないほどオーダーが殺到し日本シルバーアクセサリー業界では知らないものはいないほどの地位を築き上げます。そのプレミア度から、ゴローズを着用している人が襲撃される通称「ゴローズ狩り」とも呼ばれる社会現象まで起こりました。

クロムハーツとともに世界のシルバーアクセ界の二大巨塔ともいわれているゴローズ。日本の芸能人もゴローズファンが多いですが、一部では「ダサい」とのネガティブな声も聞かれるようです。そこでその真相を検証すべくSlope編集部では男女432人にアンケートを実施しました。

▼アンケート結果

・いいえ：308人
・はい：113人

「ゴローズはダサいと思いますか？」との質問に「ダサいとは思わない」と約7割の人が回答しました。比率的には木村拓哉や登坂広臣など有名人が着用していることから男性ファンが多い印象でした。2013年に創立者である高橋吾郎は亡くなりましたが今もなお行列が途切れることのないゴローズ人気がこのアンケート結果によってもうかがうことができます。

しかしながら、約3割近い人が「ダサい」と思っているのも事実です。ではどうしてダサいと思われているのでしょうか。ここからは、ゴローズについて徹底調査していきたいと思います。

（イルビゾンテについては以下の記事も参考にしてみてください）

「ゴローズ」を検索すると「ゴローズ　ダサい」とのKWが検出されます。このことからも、ゴローズはダサいと思っている人や本当にダサいのか気になっている人が多いことが分かります。その理由を検証すべくSNSの口コミを調査すると実はゴローズ自体がダサいのではなく、下記のような理由でダサい印象を与えてしまうことが判明しました。

①偽物が多く出回っているからダサい
②ジャラジャラし過ぎているとダサい
③Supremeとの合わせがダサい
④ジャニーズなどが着用しミーハー感が強くてダサい

それぞれ詳しくみていきましょう。

人気ブランドには偽物はつきものです。ゴローズのようになかなか手に入らないブランドのアイテムは特に偽物が出回る傾向にあります。ゴローズのデザインによく似た安いアイテムを使う人がいることがダサいと感じる人が多いようでした。

本物のゴローズを愛用している人にとって、自分のゴローズも偽物ではないのかと疑われることはもちろんですが、ゴローズ自体の価値もそれによって下げられてしまうことにダサさを感じているようでした。

時代が変われば着用スタイルも変わるもので、ゴローズのアクセサリーもさまざまな組み合わせが生まれています。「神セット」と呼ばれるカリスマの組み合わせも生まれるほど。しかしその組み合わせ方を間違えてしまうとジャラジャラしすぎてしまいダサいと感じる人が多いようでした。

スケートボード文化やヒップホップに影響を受けたアイテムで若者に大人気の「Supreme（シュプリーム）」。芸能人も多く愛用者がいることから日本でもかなり人気があるブランドとなりました。そのシュプリームとゴローズの組み合わせがダサいと感じる人がいるようでした。

シュプリームだけではなく、合わせるアイテムによってゴローズのアイテムもダサいと感じてしまうことは事実です。ゴローズのアクセサリーがマッチするファッションにすることが大切ですね。

ゴローズを初めて知ったのは、キムタクや三代目からという人が多いのではないでしょうか。それによってジャニーズやLDHのファンがゴローズを着用しはじめる人が増えたことは、本当のゴローズファンからするとあまりよく思えないようです。どうしてもミーハー感が強くて安っぽく感じてしまうという声がとても多かったです。

（アクセサリーについては以下の記事も参考にしてみてください）

ゴローズ自体がダサいわけではなく、ある条件をもとにゴローズのアイテムもダサく見えてしまうことがダサさにつながるようでした。では、ゴローズの魅力はどのようなものなのでしょうか。検証していくと大きくわけて4つの理由が判明しました。

①多くのオシャレ芸能人たちが愛用
②オリジナルでカスタムできる
③アナログ販売へのこだわり
④高級感溢れるインディアンジュエリー

それでは詳しく見ていきましょう。

ゴローズは、おしゃれな芸能人にファンが多いブランドでもあります。好きな芸能人が身に着けているのを見てゴローズを知ったという人も多いのではないでしょうか。ここからは、ゴローズを愛用する芸能人を紹介していきます。

ゴローズの火付け役となったのは、キムタクこと木村拓哉です。キムタクが着用しているからゴローズを知ったという人も多いのではないでしょうか。木村拓哉が高校生の時に知り合った友人の父親が創設者である高橋吾郎だったそうです。友人を通してゴローズをしり何度も工房に足を運ぶようになったと言われています。

74歳でこの世を去った高橋吾郎ですが、亡くなる2週間前には木村拓哉に会いたいと病室に呼び、自身がつけていたイーグルを手渡したと言います。この時渡したのは幻の「全金プラチナヘッドイーグル」ということです。

ゴローズファンの中では「神セット」と呼ばれる木村拓哉の組みかたがあり、ファンの間でも憧れのセットとなっているようです。

▼木村拓哉仕様「神セット」

1・先金特大フェザー　右向き
2・上金特大フェザー　左向き
3・ハートホイールフェザー×2
4・全金イーグルフック
5・全金ホイール
6・細角チェーン
7・全金ビーズMx2
8・シルバービーズMx4

（木村拓哉については以下の記事も参考にしてみてください）

木村拓哉の妻である歌手・工藤静香もゴローズの愛用者です。木村拓哉が愛用者ですので、その影響なのかもしれません。工藤静香は「上金金縄ターコイズ特大フェザー」を着用していることが多いようです。こちらは木村拓哉も着用していますので、ペアである可能性が高いですね。

ゴローズの所有数は芸能界一ではないかと本物のゴローズファンやコレクターの中でも一目置かれているのが金子賢です。金子賢がゴローズと出会ったのは13歳の頃とブログでも語っておりゴローズの全盛期の頃でもありました。

高橋吾郎との関係も深く、何度も工房に足を運び俳優として有名になってからも通われていたようで告別式では親族側として出席していることで話題になりました。

そんな金子賢のゴローズコレクションは、古くからゴローズに通っていた人のみが手にすることができた歴史を物語オールド品も所有していることでも有名です。

（金子賢については以下の記事も参考にしてみてください）

キスマイの藤ヶ谷太輔は木村拓哉の影響をうけた一人です。木村拓哉と数回ゴローズに来店することがあるようで目撃されたかたも多いようです。藤ヶ谷太輔がブログに書き、木村拓哉がラジオで言及したことから話題にもなりました。

当時藤ヶ谷太輔が愛用していたのは、平打ちハングルや上金ハートホイールフェザー・先金フェザーのようでした。他にも元V6の三宅健や元トキオの長瀬智也・元スマップの草彅剛もゴローズの愛用者として知られています。

平成生まれのゴローズファンの火付け役となったのが、三代目の登坂広臣やEXILEのTAKAHIROなどLDHに所属するアーティストではないでしょうか。中でも登坂広臣は、シンプルなコーデにシンプルなゴローズの組み合わせを合わせることで登坂流のファッションを確立しています。

また同じく三代目の岩田剛典は、大人キレイめのスタイルにうまくゴローズを合わせていることでも有名。これまでのカジュアルスタイルとは違うスタイルに参考にしている人もおおいようでした。

（登坂広臣のファッションについては以下の記事も参考にしてみてください）

男性芸能人ではなく女性芸能人もゴローズ愛用者が多いです。10代の頃からゴローズを愛用していることでゴローズファンからも知られているのが女優・田中律子。高橋吾郎にも非常に可愛がられていたと言います。高橋吾郎がこの世を去ってからもゴローズには通っておりSNSなどでその様子を発信しています。

他にも、安室奈美恵や土屋アンナ、元AKB48の板野友美などもゴローズファンとして有名です。

ゴローズのネックレスは、自分の好きなようにカスタマイズできるのが最大の魅力だと感じている人も多いでしょう。ひとつひとつのアイテムを購入し、世界でたったひとつの自分だけのアクセサリーを作ることができます。

「神セット」と呼ばれる世界でもっとも有名な組み合わせ方は、ファッショ界にかぎらずゴローズ界隈でもカリスマとされる芸能人などが着用しているセットは、憧れのセットとして今なお注目を集めています。

なんでもネットで手に入る今の時代において、店舗販売しかしていないのもゴローズの魅力だという人が多いです。並んでも購入できないことも多く、簡単に手に入れられないものだからこそ手に入れた時の喜びはひとしおであるようです。

並んで、実物を見て購入する。当たり前のことをしなくなった今、アナログ販売が醍醐味となるのでしょう。

高級感あふれるアクセサリーということもゴローズの魅力のひとつでしょう。ゴローズは工場で大量生産されるわけでもなく、通販でお手軽に購入できるわけでもありません。「なぜ高いのか？」とよく言われますが、ひとつひとつ素材や形にこだわって思いを込めて作られる世界でたったひとつのアクセサリーであるため価格が高くなります。

だからこそ他のブランドに比べ希少価値が高くなるのです。創立者の高橋吾郎が亡くなったあとも連日購入するために唯一の店舗にはゴローズファンが集まっています。

ゴローズの魂を継承しているブランドとして「TADY&KING(タディアンドキング)　」というブランドがあります。ゴローズに似ていることから「ゴローズの偽物」や「タディアンドキングはダサい」などネガティブな声も聞かれます。ここからは、タディアンドキングについて詳しく紹介していきます。

タディアンドキングは1987年に田尻種杉「TADY」とKINGの両名により創立されあたインディアンジュエリーブランドです。タディアンドキングの田尻種杉は高橋吾郎にレザーカービング技術を学んだ1番弟子で日本のネイティブアメリカンブームを築き上げたカービング界の第一人者。通称「KING」もまたシルバーアクセサリーデザインのカリスマとされている知る人ぞ知る人物。

そんな二人によって設立されたタディアンドキングですが、ゴローズとの一番の違いは「シルバー」と「ゴールド」の素材の違いにあります。ゴローズはシルバー925ではなく独自のこだわりから銅を多量に含んだ合金を採用しているのに対し、タディアンドキングはシルバー925の素材を採用しているのです。

新品時には大差はありませんが、1年ほど使用すると色味に大きな差が現れるといいます。好みにもよりますが、やはりゴローズの流化は独特で唯一無二の趣があると言えるでしょう。

一部では「ゴローズの真似」「ダサい」「安っぽい」などネガティブな声が聞かれるタディアンドキングですが、口コミを見ている限り「ダサい」という意見よりも「かっこいい」との意見の方が多いことが分かります。

日本で初めてイエローイーグルのインディアンネームを授かった高橋吾郎が創立した「ゴローズ」は最強で偉大なブランドであることは変わりません。しかしタディアンドキングの創立者田尻種杉もまた、高橋吾郎の一番弟子であるという価値は最強であるのです。

そんな高橋吾郎の魂と受け継いで立ち上がったタディアンドキングもまた素晴らしいブランドであることに変わりはありません。

ゴローズ愛用者も多数、タディアンドキングを愛用しています。

・登坂広臣
・TAKAHIRO（EXILE）
・今市隆二
・草彅剛

人気をさらに押し上げたと言われるのが、登坂広臣とTAKAHIROです。彼らはゴローズの愛称者としても知られており珍しいアイテムも所有していることで有名ですが、タディアンドキングのアイテムもかなり所有し着用してメディアに登場しています。

ここからは、『ゴローズ』魂継承のタディアンドキングの人気アイテムを紹介していきます。田尻種杉の死後は誰が作っているのかとの声も聞かれますが、現オーナーや彼の弟子によってタディアンドキングの製品は今もなお誕生しています。通販サイトでも購入することができますのでぜひチェックして見てください。

高橋吾郎が亡くなった現在もゴローズは営業しています。ご存知の通りゴローズは、通販などで販売されておらず店舗だけでの販売となります。ここからは、ゴローズの店舗に行くためのルールなどを紹介していきます。

まずゴローズに行くときは、他店や他ブランドのアクセサリーを着用するのは避けるようにしましょう。以前、他ブランドのアクセサリーが店員の目に止まり販売してもらえなかったケースもあるようです。ゴローズのアクセサリーを所持している人はゴローズのアクセサリーを、持っていない人は何もつけずにいくようにしましょう。

ゴローズはクレジットカードは使用できませんので必ず現金を持っていくようにしてください。基本的なことですが、定休日や営業時間の確認は必ず行うようにしてください。臨時休業などは公式Twitterで発信されています。

ジャージやスウェットなど軽装ではなく、きちんとした服装で行くようにしましょう。アメカジ系のファッションは無難でいいでしょう。

ここからは、入店までの流れを確認していきましょう。まずゴローズに入店するためには、写真付きの免許証が必要となります。基本的に11：00からスタッフが人数確認にきます。身分証の確認と何名で入れるかを伝え、番号札をもらいます。

そこから抽選が始まり店に入れるのであれば、番号が書かれたリストバンドを巻いてくれます。50～70番くらいまでは入店できるという情報が多いです。当選した方は再整列をし入店できるまで待つという流れです。

入店できるのが最後の方でれば「〇時に集合してください」と言われますのでその時は時間をつぶして集合時間にくるようにしましょう。

ゴローズは長時間並ばなければならないため、1度にたくさん購入したいと考えがちですが、ゴローズには「One day,One feather」というルールがあります。つまり、1回の買い物でフェザーは1枚までと決まっているのです。

暗黙のルールとしては、値段のついていない商品は買えないようになっているので何も聞かないようにしましょう。また、知ってる風を装うのもNG。呼び方を間違ってしまうと売ってもらえない可能性もあります。ほしいアイテムが見つかった場合は「これをください」とはっきりと指さして伝えるようにしましょう。

また、数人のグル―プで入店しますので、目的のアイテムが見つかったらすぐに店員に声がけをするようにしましょう。理由は1グループにつき1点しか販売しないアイテムもあるからです。

ゴローズ初心者の方はどのようなアイテムを購入すればいいのか迷ってしまいます。ここからは、初心者におすすめのアイテムを紹介します。定番のセットなども紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

シルバーフェザーを重ね合わせた「ゴローズ シルバー925 フェザーネックレス」は、全身を高級感で包み込んでくれる逸品。派手過ぎない印象で渋みも感じられるので大人の男性におすすめです。

そんなセットを組んだらいいのかわからない方はこちらの定番セットがおすすめです。ターコイズブルーがヴィンテージ感を演出するフェザーセットになります。カジュアルコーデに渋さをプラスできるアイテム。

王道のじゃらづけをしたい人には「ハートホイールフェザー」がおすすめ。画像のように大・中・小のフェザーをカスタマイズすれば豪華なセットになります。

初心者でどれがいいのかわからない人にはとにかくシンプルなセットがおすすめです。こちらの画像は「現行メタル付き特大フェザー右向き」を革ひもにつけたシンプルなセット。自分好みのシルバービーズを組み合わせてみましょう。

ゴローズといえば「フェザー4枚セット」が定番。特大フェザーとハートフェザー大の組み合わせるとボリュームとバランス感が絶妙に仕上がります。

ゴローズとゴローズ魂を継承するタディアンドキングについて紹介しました。ダサいとの声も聞かれる二つのブランドですが、決してダサくはないことをわかっていただけたのではないでしょうか。高橋吾郎と田尻種杉の死後も彼らが残した魂は生き続けています。今後も二つのブランドに注目していきましょう。