ダンベルカールの平均重量は?初心者の目安は?反動無しだと低いのが当たり前?

2020年08月16日

ダンベルカールは上腕二頭筋が鍛えられる代表的な筋トレメニューです。しかし、知名度の高さにしては平均重量などの目安、正しいやり方を知らない方も少なくありません。そこで今回は、ダンベルカールの男女別の平均重量〜正しいフォームについて詳しく解説していきます。

【監修】パーソナルトレーナー ずーみー(泉風雅)

【所属】早稲田大学スポーツ科学部、早稲田大学バーベルクラブ、パーソナルトレーナー
【経歴】JOC日本ジュニアボディビル優勝、2018全日本学生ボディビル準優勝、関東学生ボディビル優勝(2年生時での優勝は30年ぶりの快挙)
【SNS】Twitter / YouTube

ダンベルカールの平均重量ってどれくらい?

ダンベルカールは上腕二頭筋を鍛える筋トレメニューとしてかなり知名度が高い種目です。筋トレを全くしてこなかった方も動作を見れば知らないという方はいないと言えるほどではないでしょうか?

しかし、ここまで知名度が高くてもダンベルカールの平均重量や目安がわからなく、挑戦を躊躇っている方も少なくないでしょう。今回は、男女別のダンベルカールの平均重量や目安、正しいやり方まで解説していきます。

それでは、ダンベルカールの男女別の平均重量について確認していきましょう。

ダンベルカールの男女別の平均重量

ダンベルカールの平均重量は男性・女性・レベルによって変わってきます。ここでは男女別の平均重量を紹介しますので参考にしてみてください。

男性のダンベルカールの平均重量

男性のダンベルカールの平均重量は15kg〜20kgと言われています。これは両方のダンベル重量を合わせた数値ですので、実際に使用するダンベルの重量は7.5kg〜10kgです。筋トレをしていなくても元から力のある男性だと平均重量は簡単に持ち上げられることでしょう。

しかし、筋トレ初心者なのに高重量を持てる方は反動を使用して持ち上げているケースがほとんどです。ダンベルカールで反動を使用して挙げてしまうと上腕二頭筋への負荷が逃げて全身の力を使用するので体重のある方や力がある方は簡単に持ち上げられます。

そんな中、筋トレを続けて正しいフォームを覚えて行ってみると、今まで持てていた重量が急に重く感じて焦ってしまう方が多いでしょう。しかし、重量よりも正しい動作で確実に上腕二頭筋に負荷をかけてダンベルカールを行うことが重要です。は初め重量は意識せずに反動で上げてしまわないよう正しいフォームの習得に比重をおきましょう。

女性のダンベルカールの平均重量

女性のダンベルカールの平均重量は7kg〜9kgと言われています。こちらも両方のダンベル重量の数値なので、実際に扱うダンベルの重量は3.5kg〜4.5kgほどです。女性はスポーツ経験の有無や、体格によって持上げられる重量がかなり変わってきます。日頃から運動をしている方や、学生時代などにスポーツに取り組んできた方は余裕で平均重量を挙げられるでしょう。

しかし、女性も男性の場合と一緒で反動で持上げてしまっている方も少なくありません。そして、腕を引き締めたいとダイエット目的で行っている女性は高重量で行うと腕が太くなってしまう可能性があります。

したがって、女性も正しいフォームをマスターするまでは平均重量を無視して焦らずにトレーニングを継続することが重要です。それでは、再三重要と主張してきたダンベルカールの正しいフォームを確認していきましょう。

ダンベルカールの正しいフォーム

ダンベルカールは両手で行うものと思っている方も少なくないでしょう。しかし、両腕を上げるサイマルカールでは体が後ろ側に倒れやすく、交互に上げる オルタネイトダンベルカールでは片方を上げている間にもう片方が休んでしまうというデメリットがあります。したがって、片手で行うワンハンドダンベルカールがおすすめです。

▼ダンベルカールの正しいフォーム

①ダンベルを深く握る
②手首を外側に捻る意識でダンベルを挙げる
③肘が伸びきる手間までダンベルを下ろす
④動作を繰り返す


▼ダンベルカールのコツ&注意点

・指先で持ってしまい手首が曲がらないようにダンベルを深く握りましょう
・ダンベルを上げる際に手首から外側に捻る意識を持つと上腕二頭筋に効かせやすくなります
・肘の位置は固定しましょう
・ダンベルを下ろす際に肘を伸ばしきらないようにしましょう

(ダンベルカールについて詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてみてください。)

ダンベルカールの平均を知って目標を定めよう

ダンベルカールの男女別の平均重量やトレーニング開始時の重量設定、正しいやり方まで詳しく解説してきました。全ての筋トレメニューに言えることですが、初めは重量を気にせずに正しいフォームの習得に時間を割くことが重要です。特に男性は高重量を持ちたがってしまう傾向がありますが、正しいフォームが出来ていなければ短期的に見ても持上げられる重量の成長は遅くなってしまいます。

したがって、重量は気にしすぎず焦らずに筋トレに取り組むことが最も重要となります。この記事を参考に効率の良い筋トレを行う癖をつけましょう。