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白髪はいつから生え始める?40代?20代はヤバい?
男女に関わらず白髪が生えると老けて見えてしまうため、見つけると気になってしまうものです。中には20代や30代でも生えているのを見つけたことがあるという人もいるでしょう。白髪はいつから生え始めるものなのでしょうか?また、20代で白髪があった場合、老化が進んでいるのでしょうか?この記事では、白髪が生える原因や対策について紹介します。
白髪が生え始めるのは35歳から
一般的に、白髪が生え始めるのは男女ともに35歳前後からです。その後生える範囲が増え、50代には髪の半分以上、70代には全体的に白髪が生えるようになるといわれています。しかし、白髪の生え方や広がりには個人差があり、必ずしもこの年齢の通りに白髪が生えるということはありません。
白髪が生える原因には年齢以外にもさまざまあり、男女に関わらず高校生や大学生の頃から白髪が生えてくるのはよくあることです。逆に40代でも白髪が目立たず黒い髪を保ったままの人もいます。
(若白髪については以下の記事も参考にしてみてください)
若白髪の原因は?確実に短期間で治る対策&NG行為も!10代〜20代の悩みを解決!
出典:Slope[スロープ]
鈴木 真奈
エイジング(加齢)は誰でも平等に起こりますが、老化には個人差があります。
そもそも白髪が生える原因は?ストレス?遺伝?
白髪が生えてくる原因は一体何でしょうか?ここでは、白髪が生えてくるメカニズムと、白髪が生える原因を8つ紹介します。
白髪になるメカニズム
白髪になるのは、髪の色を作り出すメラノサイトと呼ばれる色素細胞が減少したり、働きが弱まるためです。元々髪は黒いまま生えてくるのではなく、毛根にあるメラノサイトがメラニン色素を作り出して黒く染めます。メラノサイトが減ると黒く染められず、白髪のまま生えてくるのです。
さらに、髪にはメラノサイトから作られたメラニン色素を髪に届け、成長とともに色素で染める機能があります。この機能の低下も白髪の原因といわれています。
白髪が生える原因①加齢
加齢によって、メラノサイトやチロシナーゼが体内から減少していることが白髪の原因の一つです。髪が抜けて生え変わる際、メラノサイトも再生されなければいけません。しかし、加齢によってメラノサイトが徐々に再生されなくなるため、新しく生え変わった髪に色素作られず白髪として生えてきます。
鈴木 真奈
加齢によりメラニン色素を作るメラノサイトの機能が低下すると言われています。
白髪が生える原因②遺伝
遺伝によって早期に白髪になりやすい人がいる、白髪の多い家系の子供は遺伝で白髪になりやすいといわれますが、遺伝と白髪の関係ではまだ詳しいことがわかっていません。しかし、特定の遺伝子の働きがメラニン色素の生成に関わることは研究で明らかになっています。
2016年の研究では、メラニン色素の生成や蓄積に関わるIRF4遺伝子という遺伝子が白髪を発生させる原因になることがわかりました。また最近の研究では、MITFというメラニン色素生成を抑制する遺伝子があり、この遺伝子を多く作り出すことで早期に白髪が発生することにつながるということも発見されています。
こういった研究から年齢に関係なく遺伝子の働きがメラニン色素の生成に関わり、白髪を増やしている可能性があると考えられます。
鈴木 真奈
確かに遺伝的な要素もゼロではありませんが、ほとんどは生活習慣によるところが多いです。頭皮マッサージ、食事、睡眠、ストレス対策をしっかり行うことで改善することは可能です。