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マグナスサミュエルソンとは
生年月日 | 1969年12月21日 |
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職業 | アスリート・農家・俳優 |
身長 | 2m |
体重 | 150kg |
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マグナスサミュエルソンは多くの大会で優勝し、アスリートとしてよく知られている人物です。その鍛え上げられた美ボディを生かし、俳優として映画や舞台でも活躍しています。
多ジャンルで活動している彼ですが、本業は家業でもある農家であることはあまり知られていません。そんなマグナスサミュエルソンの生い立ちをはじめ、筋肉づくりのトレーニングや食事法、プライベートな部分までを紹介します。
マグナスサミュエルソンの生い立ち
各国の世界最強と呼ばれる怪力者が集う世界ストロンゲストマン大会で、見事タイトルを獲得したマグナスサミュエルソン。彼の幼少期から現在に至るまでや、どのような人柄なのか見ていきましょう。
農家の家庭に生まれる
マグナスサミュエルソンは、スウェーデンのエステルイェータランドの農業を営む家庭に生まれ、幼いころから両親の農業の手伝いをしていました。農家の仕事は力仕事が多かったため、自然と体格が大きくなり、筋肉量も次第に増えていったことで彼の肉体はたくましくなっていきます。
また、マグナスサミュエルソンの母親がアームレスリングのヨーロッパ女性部門チャンピオンだったことも見逃せません。母親の英才教育や血を受け継いだことで、彼がのちに力自慢の怪力者になったと見るべきでしょう。
多くの大会制覇を成し遂げる
青年の時期になると、農業の手伝いで培われた身体は身長は2m、体重も150kgになっていました。そのことから、何気なく自国で開催される怪力ナンバーワンを決める大会に出場し、優勝してしまいます。
そのあとも、スウェーデン内で開催される多くの大会をコンプリートしたマグナスサミュエルソンは自国を飛び出して、ヨーロッパ各地の大会にチャレンジしていきます。マグナスサミュエルソンの怪力っぷりは、おさまりを知らず、ヨーロッパ各国でタイトルを制覇していきました。
世界ストロンゲストマン大会で優勝
マグナスサミュエルソンは1995年、26歳の時に初めて世界ストロンゲストマン大会に出場。初出場から対戦相手の腕を折る怪力を観客に見せたことで強烈な印象を与えましたが、優勝は出来ませんでした。
マグナスサミュエルソンが29歳になった1998年、ついに念願の優勝を果たします。この大会をキッカケに彼の名前が多くの人に知られることとなり、有名人の仲間入りを果たします。
選手人生の逸話
マグナスサミュエルソンの握力はまさに怪物級と言われていました。世界で5人しか締めていないと言われる、閉じるのに165kgの握力が必要なキャプテンズオブクラッシュNo.4を、小指を離した状態で締めたというエピソードも残っています。
そんな自慢の握力がじゅうぶん発揮されたのは、世界ストロンゲストマン大会の腕相撲種目でのこと。対戦相手の腕をあやまって折ってしまうというエピソードも残っているほど、マグナスサミュエルソンの握力は凄まじかったのです。
私生活
マグナスサミュエルソンはそのがっちりとした、いかつい見た目とは裏腹にとても温厚で、明るい人物でした。また、ファンに対しての対応も良かったことからアスリート選手としてだけでなく、マグナスサミュエルソンという人柄の面でも多くの人から愛されている存在です。
マグナスサミュエルソンの奥さんは彼同様アスリート選手で、世界ストロンゲストマン大会の女性枠として2回優勝経験を持っています。彼の仕事・プライベート両方において最高のパートナーだと語っています。
マグナスサミュエルソンの記録・成績など活躍について
農業や筋肉トレーニングで培われた彼の怪力が残した大会記録や成績はどのようなものだったのか見ていきましょう。
世界ストロンゲストマン大会前
25歳までは自国のスウェーデンやヨーロッパ各地をまわって、あらゆるアームレスリングの大会を制覇します。地元スウェーデンでは10年以上負け知らずで、周りとの力の差は圧倒的でした。
世界ストロンゲストマン大会
26歳のときに、世界ストロンゲストマン大会に初出場します。その大会で自分の握力や腕力を生かすべく腕相撲と格闘技の種目に特に力を入れます。翌年から14年間続けて決勝戦の常連者になるなど当初から存在感が強く、優勝候補と考えられていました。
そしてついに3年後の29歳で初優勝をかなえます。優勝したあとも、世界ストロンゲストマン大会に出場し続けました。そのなかで何度も世界新記録を叩き出し、人々の脳裏に焼き付く結果を残し続けました。
また、彼は同大会で140kgの石を頭まで持ち上げるアトラスストーンズや300kgから600kgのタイヤをめくり続けるタイヤフリップを得意としたため、「The king of stone」という名をつけられています。
マグナスサミュエルソンのトレーニング
握力が世界一強いと言われたマグナスサミュエルソンは腕相撲や格闘技を得意としており、彼の右に出るものはいないほどすごいものでした。彼の握力は192kgでギネス保持者などという話が浮上するほどです。そんな握力自慢のマグナスサミュエルソンは日ごろから下肢よりも上肢を重点としてトレーニングを行っていました。
高負荷&低回数
重量は必ず100kg以上の高負荷をかけ、そのぶん回数やセット数を少なめにして行うのがマグナスサミュエルソン流トレーニング法です。高負荷&低回数はアスリートが実践するトレーニング法ですが、ここまでの重量は彼オリジナルなのでなかなか真似できないレベルですね。
(ベンチプレスMAX100kgの体つきについては以下の記事も参考にしてみてください)
ベンチプレスMAX100kgの体つきは?体の見た目がわかる画像集を紹介!
出典:Slope[スロープ]
1日のトレーニングメニュー例
①ベンチプレス(重さは100kg)
②ベンチプレス(重さは270kg)
③アームカール(重さは140kg)
④ハンマーカール(重さは140kg)
⑤リストローラー
⑥アトラスストーン
⑦165キロの強度グリッパーを2回
この一連のトレーニングのほかに本業の農作業も加わるので、腕相撲や格闘技でトップに立ったのが理解できますね。彼は、鍛えることばかりにとらわれずに無理をしない範囲で行うことがベストと語っています。無理をしない範囲がこのようなレベルとは本当に驚きです。
(ベンチプレスについて詳しく見たい方はこちら)
ベンチプレスのやり方!正しいフォーム&効果UPのコツ!初心者向けに回数・重量なども徹底解説!
出典:Slope[スロープ]
マグナスサミュエルソンの食事・栄養摂取
マグナスサミュエルソンの常人離れのトレーニングを見てきましたが、食事内容も常人離れな内容なのでしょうか?世界の怪力と呼ばれる彼の食事法を見ていきましょう。
1日のカロリー・食事回数・栄養源
現役時代の1日における食事量は一般の成人男性が2500kcalに対して、マグナスサミュエルソンはその2~3倍のカロリーを摂取していました。プロテインやサプリメントばかりに頼らず少しでも多く食事から摂取したいこともあって、たんぱく質豊富な肉や魚、他にも野菜や大豆類など主とした食事バランスを心がけるようにしていました。
また1日に最低7食は摂取して、他のアスリート選手と大差をつけられるように並外れた食事内容にしていました。
(筋トレに必要なたんぱく質の摂取量については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレに必要なタンパク質の摂取量は?タイミング〜効果の高い食材まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
1日の食事例
では、そんな並外れた食事とはどういった内容なのでしょうか?こちらがその食事メニューになります。
・1食目‥タマゴ6個、カッテージチーズ、コーヒー
・2食目‥たんぱく質牛乳、ベーコン5枚、ナッツ両手いっぱいの量
・3食目‥鶏肉or牛肉500g、豆類と野菜400g
・4食目‥ナッツ入りカッテージチーズ
・5食目‥鶏肉or牛肉500g、豆類と野菜400g
・6食目‥たんぱく質牛乳、ベーコン5枚、ナッツ両手いっぱいの量
・7食目‥バナナ、カッテージチーズ、少しのナッツ
筋肉を増やすのに欠かせないたんぱく質を考慮し、毎食盛り込んだ食事メニューになっています。食べることが好きでないとこの内容は結構つらいですね。他のアスリートと常に差をつけたいからと編み出したオリジナル食事法です。
(ナッツと筋トレとの関係については以下の記事も参考にしてみてください)
ナッツが筋トレにおすすめってウソ?理由は?各種の栄養価・摂取量など徹底解説!
出典:Slope[スロープ]
マグナスサミュエルソンのステロイド使用
マグナスサミュエルソンのような肉体は果たして自然につくられたものなのかなどと、ステロイド疑惑が浮上しています。アスリート選手にステロイド疑惑はつきものですが、真実はどうなのでしょうか?
実際、マグナスサミュエルソンがステロイドを使用したか否かはハッキリしていません。彼は毎回ステロイド検査をパスしているので、使用していないと言えます。しかし、アスリート選手の中には使用していても検査で陽性にならないようあらゆる手を使う人もいるので、マグナスサミュエルソンがステロイドを使っていないと100パーセントは言い切れません。
ステロイドを疑われるほどの肉体を持つというのもなかなか大変なものですね。
マグナスサミュエルソンの筋肉が見られる画像集
マグナスサミュエルソンの活躍に今後も期待
マグナスサミュエルソンが多くの大会を総ざらいしたのは農家で培われた握力や腕力でした。50歳を超えた彼ですが、年齢を感じさせない握力や腕力で人々を驚かせる記録をまた叩き出してほしいものです。