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ベンチプレスと腕立て伏せはどっちをすべき?効果の違い〜重量換算まで解説!

2020年11月11日

バーベルを使うベンチプレスと、自身の体重を負荷にする腕立て伏せ。似たような二種類の運動の違いをわかっていますか?やり方が違えば目的も効果も違います。ベンチプレスと腕立て伏せの効果やメリットの違い、正しいやり方から腕立て伏せの重量換算まで解説します。


【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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ベンチプレスと腕立て伏せはどっちが効率的?

大胸筋や腕や肩を鍛える効果があるベンチプレスと腕立て伏せは、どちらが効率的なのでしょうか?仰向けかうつ伏せの違いで、同じような動作のベンチプレスと腕立て伏せ。大胸筋や腕や肩、負荷がかかる筋肉は似ていますが効果やメリットには違いがあります。ベンチプレスとは、道具を使って筋肉に負荷をかけて鍛えるトレーニング。

一方の腕立て伏せは、自身の体重を使って負荷をかける自重運動。ベンチプレスは、重量を上げることで負荷を変えて筋肉を鍛えます。腕立て伏せは、重量を上げて負荷を変えることはできません。自身の体重は変えられないから工夫をします。大胸筋や腕や肩に負荷をかけて、筋肉を鍛えることはどちらも同じです。

ベンチプレスと腕立て伏せには筋肉を鍛える目的に違いがありますが、大胸筋や腕や肩を鍛えるときベンチプレスと腕立て伏せはどちらが効率的か比べる物ではありません。正しいやり方を知っていれば、どちらも効率よく鍛えることができるからです。では、それぞれのメリットの違いはなんでしょう?ベンチプレスと腕立て伏せの、メリットの違いを解説します。

(ベンチプレスの平均重量については以下の記事も参考にしてみてください)

ベンチプレスと腕立て伏せで変わるメリット

ベンチプレスと腕立て伏せ、メリットの違いはなんでしょう。大きな違いは、ベンチプレスはベンチ台に仰向けになりバーベルで負荷をかけて短期間に筋肉を強化し筋肥大も目指せるトレーニング。一方の腕立て伏せは、うつ伏せの体勢で自身の体重を使って負荷をかけて体幹も強化する運動。

ベンチプレスは、重量で負荷を変えることができますが、腕立て伏せはできません。腕立て伏せは、重量で負荷を変えることはできませんが、体勢を変えることで負荷を変えることができる運動です。ベンチプレスは、大胸筋や腕や肩の筋肉を集中して鍛えます。一方の腕立て伏せも、大胸筋や腕や肩を鍛えますが、体勢を安定させるために体幹も同時に鍛えます。

仰向けとうつ伏せの、同じような運動のベンチプレスと腕立て伏せですが、それぞれに違いがあるのでメリットも変わってくるわけです。それぞれの違いを、詳しく見てみましょう。

ベンチプレス

ベンチプレスは、上半身を鍛えるトレーニングでは最強の効果があると言われています。効果がある部位は、大胸筋と三角筋と上腕三頭筋です。ベンチプレスのメリットは、大胸筋を集中的に鍛えることで短期間に分厚い胸板を作ることができることでしょう。

大胸筋の筋肥大を目的とするなら、重量と回数が重要です。筋力強化なら1回から6回、筋肥大なら6回から12回で限界になる重量が最適で、トレーニングの目的によって回数は変わってきます。バーベルを上げる回数だけではなく、一週間の実行回数も初心者か中級者、上級者とそれぞれに変わるので注意が必要です。

筋肉は使ったら休ませましょう。休息をとり回復後に再び使う、これを超回復と言います。筋力強化も筋肥大も、超回復を利用することが重要です。毎日一生懸命に頑張っても、筋力強化や筋肥大は望めません。正しいホームでベンチプレスを実行することと、最適な重量で最適な回数を繰り返してトレーニングを行うことも重要です。

(詳しくは下記のベンチプレスのやり方を参考にしてください。)

腕立て伏せ

腕立て伏せの一番いいところは、器具が不用でどこでもできることでしょう。ベンチプレスとの違いは、複数の筋肉に負荷がかかり鍛えられるところです。ベンチプレスのように固定されない体勢の腕立て伏せは、体勢を安定させるために大胸筋や腕や肩以外に体幹も使います。体全体に負荷がかかるため、大胸筋や腕や肩以外に体幹も鍛えられるわけです。

器具を使わずに手軽に始められる腕立て伏せは、正しい体勢を心がけてください。腕立て伏せは正しい体勢で行わないと、肩や手首を痛めることがあるからです。体勢が崩れていると、正しく負荷がかからず回数をこなしても効果がありません。正しい体勢と、正しいやり方で腕立て伏せを行うことが重要です。腕立て伏せの回数やセット数は、レベルによって変わります。

正しい体勢がかたまらない初心者は、最初から回数を意識すると体勢が崩れてしまうので注意しましょう。回数よりも体勢を意識して、丁寧に行ってください。腕立て伏せが正しい体勢で行われるようになったら、回数やセット数を決めます。腕立て伏せも、筋肉を休ませながら行ってください。初心者の人は週1で3セット、上級者の人は週2で3セットが目安です。

(詳しい腕立て伏せのやり方はこちらを参考にしてください。)

腕立て伏せはベンチプレスで換算すると何キロ?

腕立て伏せは、自身の体重を利用して大胸筋や腕や肩を鍛える運動です。ベンチプレスに換算すると、自身の体重がどれくらいの負荷になっているのでしょうか?体重計に手をつき腕立て伏せの体勢で計ってみると、約60~70%の負荷がかかっていることがわかります。計算してみると、体重が70㎏の人では65%の計算で45.5㎏です。

着衣の重量も影響するので、多少の振れ幅を考慮してください。体重は変えられませんが、腕立て伏せの体勢を変えることで負荷は変えられます。基本の腕立て伏せが、物足りなく感じてきたらチャレンジしてみましょう。基本的な体勢以外では、ワイドプッシュアップ、ナロープッシュアップ、ヒンズープッシュアップなど負荷を変えるための方法がいくつかあります。

体勢を変えて負荷を変えることで、ベンチプレスのように重量を上げて筋肉を鍛える効果があるので自身の体重以上のトレーニングが可能です。