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ブルースリーってどんなトレーニングをしていた?
ブルースリーが大切にしていたのがスピードです。撮影時、カメラで追えないほどのスピードで繰り出されるパンチやキック。そのスピードを作り出すことを重視して筋肉を鍛えていました。その時代の武術家はあまり行わなかったウェイトトレーニングも積極的に取り入れています。
ブレない体幹と体の盾となる為の腹筋、ブルースリーの体つきの特徴にもなっている広背筋、スピーディーなパンチに必要な前腕、武術の基本である足腰の鍛錬などを重点的に行なっていたようです。モハメドアリのビデオを鏡に写してトレーニングをするなど、形にこだわらず取り入れていたことが伺えます。
(ブルースリーの広背筋については以下の記事も参考にしてみてください)
ブルースリーの広背筋がヤバい!画像集〜実際の筋トレ種目&やり方を紹介!
出典:Slope[スロープ]
まずはブルースリーのトレーニングに関する言動を確認
ブルース・リーは俳優としてだけではなく武術家や哲学者としても知られており、部屋には本がビッシリだったそうです。トレーニングに関しても柔軟に様々な知識を吸収して独自の理論を確立しています。その知識と経験から生み出された多くの名言を残しています。
生前に書かれた著書には、武術書でありながらトレーニングに関しても多くのことが書かれていて、運動をする人には大変興味深く参考になるものです。約半世紀も前に書かれたものですが現代でも活用できるトレーニング理論を見ることができます。
トレーニング編【ブルースリーのトレーニングに関する言動】
「トレーニングは強靭な肉体を構築するための手段だけでなく、どのようにして怪我を防ぐかという心得を自分のものにすることでもある。誤ったトレーニングは怪我を引き起こす。トレーニングとは怪我の回避する為であるとともに、怪我をしてしまった際に回復する手段でもある」
「トレーニングは精神と身体の調整のためで、神経と筋肉の双方に受ける強い働きかけに対して前もって準備するためのものである。精神力、体力、持久力、テクニックのすべてにおいて揃って成長させるバランスがとれていなくてはいけない」
「トレーニングは運動競技の場合にもっとも軽く扱われるプロセスのひとつである。日常的に、テクニックを身につける為に多大な時間を費やすと、個々の向上にかける時間が減少してしまう」
ウェイトトレーニング編【ブルースリーのトレーニングに関する言動】
「ウェイトトレーニングをして筋肉を鍛える運動選手は、スピードと柔軟性も並行して鍛えなくてはならない。それら全て習得していないと、たとえパワーがある男でも、手当たり次第に闘牛士を追う牛やまるで小さいウサギを追いかけるトラックと同じだ」
「ウェイトトレーニングはこの上なく大きな動力を要する反復運動である。それゆえに、毎日行うべきではない」
持久力編【ブルースリーのトレーニングに関する言動】
「持久力は、全力疾走の短距離ダッシュとスローペースのジョギングを交互に行うセットを繰り返すことで手に入れられる」
「究極の持久力を体得するためには、通常よりはるかに長く、また数多い種類のワークアウトが必要になる。 “スパルタン”トレーニングはその最たるものである」
「耐久力はすぐに消失していく。持続するにはメンテナンスが不可欠である」
(スロージョギングの効果&やり方については以下の記事も参考にしてみてください)
スロージョギングの効果&やり方!楽にダイエット成功した体験談まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
パワー編【ブルースリーのトレーニングに関する言動】
「パワーというのはスピードと筋力を掛け合わせたものである。パワーをもつ運動選手が力が強い運動選手ということではない。自分の筋肉をどれだけ速く動かすかということが肝心である」
「パンチに準備動作を付け加えてはいけない、瞬間に打て」