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リストウェイトとは?
手首に着ける重りの入ったトレーニングアイテムを、リストウェイトと言います。リストウェイトは着けるだけで筋肉に負荷をかけることができるため、筋トレや有酸素運動に合わせて使うだけではなく、怪我をした人のリハビリなどにも使えることが特徴です。
目立たないデザインのリストウェイトなら一日中着けっぱなしにして、運動時だけじゃなく家事など普段の生活を過ごしながら鍛えることもできます。リストウェイトには、軽いもので左右手首2つ合わせて1kgのものから5kgまでの重さがあり、自分のトレーニングに合わせて選ぶことが可能です。
リストウェイトで得られる効果は?デメリットも?
リストウェイトは筋肉に負荷をかけられる手軽なアイテムですが、使い方によっては逆に体に負担がかかってしまうことがあります。デメリットもしっかり理解しながら、リストウェイトで得られる効果を確認していきましょう。
腕や肩に筋肉が付きやすくなる
リストウェイトを腕に着けると、重りの分負荷がかかり普段よりも大きく腕を上げる必要があります。そのため、何も負荷をかけていない状態よりも、リストウェイトで負荷をかけてあげることで通常よりも腕に筋肉がつきやすくなる効果が期待できます。
トレーニングで腕を上げる時には肩周りの筋肉も使うことになるため、肩の筋肉量が増えた分肩幅が広くなり、メリハリのある理想のスタイルに近づくことができるでしょう。
また、筋肉がつくことで落ちにくい腕まわりの脂肪も落ち、その分代謝も上がっていきます。代謝が少しでも上がるとカロリーや脂肪燃焼力が高まるので、筋肉を育てることや引き締めるだけではなく、痩せやすい体作りにも効果的です。
(腕の筋トレメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)
【腕の筋トレメニュー】上腕〜前腕の筋肉を急激に太くする鍛え方のコツを大公開
出典:Slope[スロープ]
体力と心肺機能が改善する
主にウォーキングやランニングなどの有酸素運動をする時に、リストウェイトを手首に着けてトレーニングをすると、腕と肩の筋肉を鍛える以外にスタミナがアップする効果があります。
リストウェイトを着けたトレーニングは、普段のトレーニングよりも体に負荷がかかる状態になるため、自然と心拍数が上昇していきます。心拍数が上がり、いつもよりキツイと感じる運動を続けることがポイントです。トレーニングを重ねることで心筋や呼吸筋が発達し、心肺機能の改善も期待できます。
リストウェイトを使い効果的に負荷をかけた運動をすることで、運動不足の人よりも心肺機能、血液循環機能の改善やコレステロール値も下がりやすくなることもメリットの1つです。
(心肺機能を上げたいときのランニング速度のについては以下の記事も参考にしてみてください)
ランニング速度の決め方!ダイエット・心肺機能UPなど目的別の最適値を解説!
出典:Slope[スロープ]
発汗効果が高まる
リストウェイトを着けて有酸素運動や筋トレをすることで、重りの負荷の分筋肉を使う量が多くなります。人間は筋肉を使い体温が上がることで汗をかくので、リストウェイトを着けた方が通常のトレーニングよりも汗をかきやすくなり、デトックスができることも大きなメリットです。
激しい運動は苦手な人でも、リストウェイトを着けて運動をするだけで汗をたっぷりかけます。汗の量が多くなれば、その分筋肉量も増えたということなので、基礎代謝が上がっていくことも嬉しい効果です。
基礎代謝を上げて発汗し、デトックスをしながら効率的に脂肪を燃焼していくと、無駄のない引き締まった腕を手に入れられます。
関節に負荷がかかり痛めてしまうデメリットがある
手首に着けるリストウェイトが重すぎたり、使い方を間違えてしまうと、負荷がかかりすぎてしまい肘などの関節を痛めてしまうこともあるので注意が必要です。重りが着いた腕をなんとか上げようと肩や首に変な力が入り、本来筋肉をつけたかった部分以外に筋肉がついてしまったりと、筋肉のつき方のバランスが悪くなってしまうこともあります。
また、リストウェイトはウォーキングなどゆっくり時間をかける有酸素運動には適していますが、スピードの早いランニングや激しい運動、筋トレには向いていません。体の端に重りが着いている状態でスピード感のある運動や筋トレをしてしまうことも、関節を痛める原因になるため、注意しましょう。