鈴木 真奈
ストレスの多い生活は交感神経が過剰に働き血行不全を招きやすいので、頭皮や毛髪にとって良い環境とは言えません。ただ、それを白髪や薄毛の原因と直接結びつけ断定するのは飛躍し過ぎです。過度に不安に思うことが余計にストレスを増大させるので、たまには気分転換をしたり体を動かしてリフレッシュするなど、ストレスを溜めず心穏やかに過ごせる工夫をしてください。
(白髪とストレスの関係については以下の記事も参考にしてみてください)
ストレスで白髪が生えるメカニズムは?一晩で増えるは嘘?原因〜対策まで徹底解説!
出典:Slope[スロープ]
若白髪は遺伝による原因も大きい
若白髪やハゲは遺伝による影響もあります。親が白髪が多い場合は、自分自身も白髪になってしまう可能性は高いです。しかし、遺伝により白髪が増えてくることと早死にとの関係は繋がりません。ただし、もし親が白髪が多く、さらには病気を抱えていたとすれば、自分自身も遺伝により同じ道をたどってしまうリスクはあります。
遺伝が早死にの理由とははっきりと言えませんが、遺伝と早死にとの関係を完全に否定するこもできません。
鈴木 真奈
遺伝による影響はゼロではありませんが2割程度と考えていいでしょう。生活習慣が影響している場合がほとんどです。
若白髪になってしまった場合の対策
では、若白髪になってしまった場合はどういった対策を行うべきでしょうか。おそらく若くして白髪が目立ってきた男性は、どう対処するべきか悩んでいるでしょう。また、自分は若白髪の方がかっこいいと思っている人も、先ほどの早死にするかもしれないという説明を聞けば、何らかの対策をしたいと思うはずです。
白髪対策のためにできる、比較的簡単な方法をご説明しますので、ぜひチェックしてください。
髪の毛に必要な栄養素を摂取する
髪の毛は健康状態を現していると言わています。栄養不足であれば、髪の毛の状態も極端に悪化してしまうのです。まずは、髪の毛に必要な栄養素をしっかりと毎日摂取することを心がけましょう。髪の毛に必要な栄養素は次の通りです。
・フェニルアラニン(肉類、ゴマ、枝豆など)
・ビタミンB6(にんにく、黒砂糖、ピスタチオなど)
・ビタミンB12(レバー、たらこ、あさり、焼きのりなど)
・チロシン(チーズ、バナナ、アボカドなど)
・葉酸(ウニ、ほうれん草、イチゴなど)
・銅(エビ、アーモンド、しいたけなど)
こうした栄養素は、健康な髪の毛を作るのに必要なアミノ酸やメラニン色素生成に有効です。また、ビタミン類も一緒に摂取することで、健康な髪の毛を維持できます。毎日バランス良く、意識して摂取することが大切です。こうした栄養素は白髪に効果的なだけではく、はげない体質にも繋がります。
鈴木 真奈
白髪対策には、鉄・亜鉛・銅の3兄弟と覚えるようにしましょう。海鮮類やナッツ類に多く含まれていますが、それだけ食べるのではなく、バランスよく食べることが最も重要です。
(髪の毛に良い食べ物については以下の記事も参考にしてみてください)
白髪を予防する食べ物はコレ!すぐに改善できる栄養素〜レシピまで紹介!
出典:Slope[スロープ]
正しい睡眠は白髪抑制に効果的
毎日しっかりと睡眠をとることは、健康維持だけではなく白髪が増えることを抑制する効果もあります。ただし、長時間の睡眠をとればいいというわけではありません。大切なことは正しい睡眠を行うことなのです。睡眠は成長ホルモンを分泌させてくれる効果がありますが、この成長ホルモンと髪の毛の健康維持は非常に強い繋がりがあります。
一日の睡眠で成長ホルモンが一番増幅する時間帯は22時から2時と言われています。つまり、この時間帯はしっかりと睡眠をとることが白髪抑制に繋がるのです。夜更かしをして朝遅く起きるなどの睡眠方法ではなく、体の健康、髪の毛の健康を意識した睡眠方法をとることが重要です。
鈴木 真奈
睡眠開始後3時間は成長ホルモンが分泌される重要な時間です。この時、髪や頭皮が修復され体が回復するのです。長く寝る必要はありませんが、質の良い睡眠をとるようにしましょう。朝起きたらきちんと太陽の光を浴びることも夜の睡眠の質を上げるポイントです。