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「ウィメンズフィジーク」は、女性らしい筋肉美を表現するカテゴリです。女性が参加できるカテゴリで、最も筋肉が必要となります。「フィギュア」カテゴリは、大きな筋肉ではなく、全体的な女性らしい身体のバランスが審査基準となります。ボディビルのような筋肉は求められません。
「ビキニ」は、女性らしい美しさを競うカテゴリです。ビキニカテゴリは、髪型やメイクなども審査に含まれます。トータルビューティーを追求する競技となります。「フィットネス」は女性らしく健康的か、バランスのとれたプロポーションが審査基準です。
フィジークとは?ボディビルとの違いは?筋トレ方法〜選手画像集まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
IFBBプロになるにはどうすればいい?
IFBBプロになるためには、各地域で開催されている大会に出場しましょう。様々な大会で実績を積み、プロクオリファイ、オリンピアアマチュア、アーノルドアマチュアに出場します。無差別級で優勝したり、入賞するとプロになる資格が与えられます。また大会によってはIFBBプロカードがかけられた、日本選手権もあります。
IFBBプロカードを手にするとどうなる?
筋トレに励みIFBBプロカードを手にすると、スポンサー契約しやすくなります。ボディビルダーは、コンテストで入賞すると賞金を貰うことができますが、年に何度も開催されるわけではありません。そのためIFBBプロカードを取得し、プロとして認定されるとスポンサーが付きやすくなります。
ボディビルの大会は、日本だけではなく海外でも頻繁に開催されているので、大会に出場するだけでもお金が掛かってしまいます。そのためスポンサーが付くと、有利な面が多くなるのが特徴です。
またIFBBプロカードは、即日発行されます。IFBBプロカードを取得すれば、次の日にはプロのコンテストに出場可能です。IFBBプロカードは年会費が発生し年会費を払わなければ、プロ資格が無くなってしまいます。年会費は250USDで、日本円にすると約28000円前後です。
IFBBプロになると収入はどれくらい?
毎日筋トレに励むボディビルダーは、自分で「プロ」と宣言すれば誰でもプロになれます。ですが団体や正式にプロになったわけではないので、ボディビルダーとしての収入は少ないです。しかしIFBBプロカードを取得すると、プロ認定されたボディビルダーだけが集まる大会に出場することができます。
プロの大会になるとコンテストに賞金がでるので、ボディビルだけでも生活できるようになる人が多いです。世界最高峰と言われている「ミスターオリンピア」で優勝した場合、賞金は20万ドルとなります。日本円にして約2400万円ほどです。通常のプロコンテストでは、賞金は約200万円から300万円前後となります。
トップ選手の収入は?
またボディビルダーのトップ選手になると、サプリメント関係の広告塔になったり、モデル業を行う選手もいます。自分でジムを開く人や、ユーチューバーとして自らを宣伝する人など、収入の幅が広がるのが特徴です。プロとして名前が売れるほど、様々な分野で収入を得やすくなります。
日本人で初めてIFBBプロカードを取得した選手は、アメリカのサプリメントブランドとスポンサー契約を結んでいます。スポンサー契約が付くと、収入は数億円を超える場合もあると言われています。
IFBBプロカードを手にした主な日本人は?
IFBBプロカードを手にした日本人選手は、増え続けています。初めてIFBBプロを取得した選手は、2003年です。IFBBプロを取得した日本人選手をチェックしましょう。
山岸秀匡選手
IFBBプロカードを初めて手にした日本人選手は、「山岸秀匡選手」です。山岸秀匡選手は2003年にIFBBプロカードを取得し、2005年にIFBBのアイアンマン・プロ・インヴィテイショナルでプロデビューを果たしました。2016年には、IFBBアーノルド・クラシック212で日本人初の優勝を飾りました。
高校時代に筋トレを始めたのをきっかけに、ボディビルを始めた選手です。早稲田大学に入学し、全日本学生ボディビル選手権で、2連覇を果たしています。山岸秀匡選手は、ボディビルの最高峰とも呼ばれる「ミスターオリンピア」にも出場しています。筋肉量の大きさから、「ビッグヒデ」の愛称で親しまれている選手です。