目次
パラレルグリップチンニングは、体を支える場所が両手の2点しかありません。2点で体全体のバランスを取らないといけないため、非常に難しいトレーニングでもあります。2点でバランスを取ろうとすることにより、多くの筋肉を使うことができます。しかし、やり方が悪いと効果はありません。トレーニングのコツや注意点をしっかり理解してから始めましょう。
体を丸めない
体を丸めることにより、膝が前に出てきてしまします。膝が前に出ると、正しいフォームではありません。パラレルグリップチンニングは、フォームがとても大事です。正しいフォームを意識しながら、トレーニングをしましょう。
懸垂をしたときに背中が丸くならないように注意して下さい。背中が丸くなると、腕の方に負荷が逃げてしまうからです。これでは、効果的に背筋群の筋肉が鍛えられません。懸垂をするときのフォームに注意して行うようにしましょう。
足を組んで膝を後ろにする
きつくなってくると、どうしても足が前に出てしまいがちになります。足が前に出ると、姿勢が悪くなり、背筋群の筋肉が効率よくつきません。きつい時こそ、基本に忠実なフォームを心がけましょう。
腕をしっかり伸ばしきる
トレーニングで回数をこなそうとすると、最後の方は腕が伸び切っていないのに、懸垂をしようとしてしまします。回数をこなしても意味がありません。効率よく筋トレをするには、正確なフォームで行いましょう。
初心者は無理のない範囲から
懸垂はある程度の腕力や腹筋等の筋力がないと難しいです。初心者の場合は、ぶら下がるところから始めたり、斜め懸垂である程度の筋力を付けることから始めるとよいでしょう。パラレルグリップがない懸垂バーの場合は、上の画像のようなパラレルグリップのケーブルアタッチメントを使用して鍛えることができます。
懸垂をすると、先に握力がなくなってしまい懸垂ができなくなるという人もいますよね。そういった方にはリストストラップやパワーグリップといった握力をカバーするトレーニンググッズをおすすめします。
負荷が軽すぎる場合は調整が必要
このトレーニングで6回~12回で限界を超えないときは要注意です。この回数で限界を超えていないときは負荷が足りず、十分に筋肉が刺激されていないと言えます。効果的なトレーニングではないため、負荷を見直す必要があります。次の大見出しで詳しく解説します。
オーバーワークに注意
懸垂を毎日行うことは効率的ではありません。筋トレで筋肉に刺激を与えている分、疲労回復に時間がかかります。しっかりと筋肉を休めてトレーニングを行うことで、より効果的に鍛えることができます。これは懸垂だけではなく、筋トレを行うにあたり基本的なルールです。
(オーバーワークの基準&対策については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレのやりすぎは危険。病気などのリスク〜オーバーワークの基準&対策を徹底解説
出典:Slope[スロープ]
パラレルグリップチンニングの負荷調整
自分の体重をウエイトとして使う懸垂は、ある程度の幅しか負荷をかけることはできません。何も身につけず負荷が足りないと感じているときは、足にウエイトをつけて負荷を調整することをおすすめします。
しかし、負荷をかけすぎてしまうと、オーバーワークとなり、効率よくトレーニングができません。さらに怪我をしやすくなります。負荷の調整は慎重にしましょう。
トレーニングの目的が筋肥大ではなく、腕の引き締めや持久力アップである場合は、20回~50回を2セット~3セットを基準にした方がいいでしょう。自分の目的に応じたトレーニングメニューを組み立ててください。