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筋トレ後や運動後の摂取
逆に、筋トレ後、運動後の糖分摂取はどうでしょうか。先ほど述べたように、糖分はグリコーゲンとなり筋肉に貯蔵されます。そのため筋トレ直後に糖分を摂取することで、疲れた筋肉やたんぱく質などに速やかに糖分を与えることができます。筋トレ直後の糖分摂取は筋肉にとって良いことなのです。
筋肉料理研究家Ryotaパーソナルトレーナー
確かに筋トレ直後の糖分摂取は重要ですが、沢山コーラを飲んでしまうとお腹が膨れてしまうため、その後の食事で十分な栄養を摂取できなくなります。 コーラで糖分を補給する際は、量やタイミングに注意しましょう!
重炭酸は筋トレ中に
続いては炭酸水に含まれる、重炭酸の効果を生かすためのタイミングです。先ほども述べたように、炭酸水には重炭酸が含まれており、この重炭酸には運動中に生じてしまう乳酸を排出させる効果がありました。そのため、重炭酸は筋トレやスポーツの最中に摂取するとよいとされています。普通の炭酸水も同様の効果があります。
筋肉料理研究家Ryotaパーソナルトレーナー
確かに重炭酸は筋トレ中に有効ですが、沢山炭酸水を飲んでしまうとお腹が膨れてしまい適切な水分補給ができません。 そのため、大量に発汗するような高強度のトレーニング時には摂取量を調節しましょう!
(炭酸水の筋トレへの効果については以下の記事も参考にしてみてください)
炭酸水は筋トレにメリット多数!その理由〜飲むタイミング、注意点まで解説!
出典:Slope[スロープ]
筋トレの為にコーラを飲む際の注意点
筋トレにコーラが効果的という説明をしてきましたが、その際の注意点もあります。続いては、筋トレのためにコーラを摂取するときの注意点についてお話します。
注意①糖分の過剰摂取に注意!
1つ目は、飲みすぎには注意ということです。いくら糖分が豊富で手っ取り早く糖分摂取できるといっても、コーラにはかなりの量の糖分が含まれています。その糖分を砂糖に換算すると、コーラ1本(350ml)あたり、約35gにもなります。砂糖のままであれば35g食べるのは大変ですが、コーラとなれば簡単に取れてしまうので、注意が必要となります。
スポーツや運動の時に、めまいなど何らかの症状が現れたことはありませんか?コーラの飲みすぎにより、血糖値が急上昇してしまうと、高血糖症状としての喉の渇きや体のほてりを感じることがあります。また運動後には、たくさんのインスリンが働きすぎてしまい、低血糖になりめまいなどの症状が起きる可能性もあります。
(筋トレ中のめまいについては、以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレ中にめまいが起こる…原因は?吐き気など気持ち悪さを防ぐ対策まで解説
出典:Slope[スロープ]
注意②炭酸の過剰摂取に注意!
炭酸水であるコーラを過剰に飲んでしまうと、胃の中で炭酸ガスが充満し気分不良を引き起こし、ワークアウトができなくなることがあります。糖分をとりたいだけであれば炭酸抜きのコーラでも大丈夫なので、目的に合わせ摂取するようにしましょう。
筋肉料理研究家Ryotaパーソナルトレーナー
加えて、やはり人工甘味料の取り過ぎも気になります。 今はエネルギー補充に便利なマルトデキストリンも簡単に入手できるので、カーボドリンクを自作するのもオススメです!
「カロリーゼロ」では糖分なし
最近は、カロリーゼロの「コカ・コーラゼロ」のような商品があり、店頭に並んでいます。コーラゼロについて少し見てみましょう。コーラゼロの栄養成分表示には、
・エネルギー0kcal
・たんぱく質0g
・脂質0g
・炭水化物0g
・食塩相当量0.01g とあります。炭水化物がゼロなのです。
これはつまり、飲んでも血糖値を上げる効果は得られないということです。実際には、100mlあたり0.5g未満の糖質であれば糖質ゼロと表記できるので、多少は糖分も含まれるかもしれませんが、大幅に血糖値を上げる効果はありません。
そのため、ゼロカロリーのコーラを飲むときは、炭酸水としての効果しか得られないということを知っておきましょう。