炭酸水は筋トレにメリット多数！その理由〜飲むタイミング、注意点まで解説！

運動中にしっかりと水分補給を行うというのは最近では常識です。水分補給のためにスポーツドリンクやプロテインを活用している方もいますが、じつは炭酸水も効果的なのだと話題になっています。筋トレに炭酸水がどうして効果的だといえるのかをチェックしましょう。またデメリットはないのか？飲み方はいつなのか？についても解説します。

「筋トレの後に炭酸水を飲みたいけど飲んでも大丈夫？」という疑問の声を聞くことがあります。結論から言うと、筋トレの時に炭酸水を摂取するのはOK。筋トレに炭酸水が与えるメリットはふたつあります。それぞれ解説していきましょう。

筋トレを行うと筋肉には、乳酸という疲れの元となる成分がたまります。この乳酸は重炭酸を加えると化学反応を起こして尿となり、排出されると疲労回復効果が生まれます。炭酸ガス成分を多く含む炭酸水を筋トレ後に摂取すれば、身体の内部から効果的で素早い疲労回復が期待できるのです。

疲労回復に糖分が必要だというのはご存知の通りです。糖分というのは体内でエネルギーの元であるグリコーゲンという成分として蓄積されます。しかし筋トレの後はこのグリコーゲンのストックが底をついている状態。そうなると糖分を血液に乗せて体内に運ぶことができなくなります。血液に乗せて運べなければ人間は動くことができません。

運動後など疲れると甘いものが欲しくなるというのはグリコーゲンが底をついたために体が欲しているサインです。炭酸水で糖分を摂取する場合は水分補給と同時にできるので早い疲労回復が見込めます。糖分の他、クエン酸などの成分が入っているものも疲労回復効果があるので良いでしょう。

筋トレのために炭酸水を飲むときはタイミングが大事です。タイミングを間違えてしまうと効果がないどころか、体に不調が出てしまいます。

筋トレのために炭酸水を飲むタイミングは筋トレの後です。筋トレ前に飲んでしまうと炭酸ガスによる膨満感からしっかりと筋肉を追い込むことができません。無理して筋トレを続けると胃の不快感や吐き気につながることも。筋トレの後に炭酸水を飲めば先に述べたように疲労回復効果が期待できます。

同時に炭酸水は血流をよくする働きがあります。血流が良くなれば筋肉にしっかりと血液が流れ込み、疲労回復や筋肉の修復がスムーズに進みます。運動前に飲んでしまうと気持ち悪くなるなど体調面の悪化も考えられますので、筋トレ前の炭酸水は避けましょう。

（プロテインを飲むタイミングについては以下の記事も参考にしてみてください）

筋トレの疲労回復効果を狙うなら炭酸風呂もおすすめです。炭酸ガス成分が毛穴から体内に入り、毛細血管が開くと血流が一気によくなり新陳代謝のスピードがアップ。この過程で疲労が回復します。実際に野球やサッカーなどスポーツ選手も炭酸風呂に入るという方が多いことからもその実力が分かります。

寝る2時間前ほどにゆっくりと炭酸風呂に浸かれば睡眠の質も高まり、更に疲労回復が期待できるでしょう。翌日のパフォーマンスにも影響してきます。

（筋トレ後のお風呂の効果については以下の記事も参考にしてみてください）