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筋トレには炭酸水で水分補給をするのがベストだという気がしてきませんか。確かにメリットだけみるとそうなのですが、飲み方次第ではデメリットもあります。そのデメリットもチェックしましょう。
必要な水分量が確保できないかもしれない
炭酸水は膨満感を引き起こします。胃の中で膨らむのでお腹がいっぱいだと感じてしまうのです。満腹感がある場合、体に必要な水分がしっかりと摂取できていない可能性もあります。普段の筋トレ時の水分補給と同じ量を飲めるなら炭酸水での水分摂取はOKですが、満腹感からたくさん飲めないという方にはあまりおすすめできません。
(筋トレの水分補給の重要性については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレは水分補給で成長速度UP!理由〜必要な量・タイミングまで解説!
出典:Slope[スロープ]
胃に不快感を覚える人もいる
疲労回復に効果がある糖分が含まれた炭酸水。しかし筋トレなど運動をした後に炭酸水を多くとると吐き気などの症状が出ることがあります。論文『運動後のリカバリーに及ぼす炭酸飲料の効果』では、「炭酸糖質飲料においては、胃に不快感が生じたため、無炭酸糖質飲料による糖質摂取が望ましいことが示唆された」としています。
もともと炭酸が得意ではない人や炭酸飲料を多く飲み過ぎてしまった場合などは、胃に不快感を感じるケースも。糖分入りの炭酸飲料は、疲労回復と糖分補給が同時にできるので筋トレ後にはおすすめです。その一方、一度にたくさん飲んだり、そもそも炭酸飲料が得意ではない人は、飲んだ時のデメリットの方が大きくなる可能性があります。
膨満感があるせいで栄養が取れないかもしれない
炭酸水の特徴は飲んだ時の膨満感です。膨満感があるのでダイエットにも効果的といわれます。しかしこれは水だけ飲んで一食抜いているのと大差ありません。筋トレでは良質なたんぱく質などの栄養を摂る必要があるのに、炭酸水だけでお腹を膨らませてしまっては必要な栄養が食事から摂取できません。
また、糖分の入っている炭酸飲料を飲んだ後、血糖値は一時的に急上昇します。その時体内では血糖値を下げようと膵臓からインスリンが分泌されます。血糖値が急上昇しているのでもちろんインスリンも大量に分泌されているのですが、時間の経過とともに急上昇した血糖値はその反動を受けます。血糖値は普段の状態よりも低い状態、つまり低血糖状態になってしまうのです。
つまり炭酸を飲んでいるので、血糖値は下がっていくのにお腹は空いていないという状況に陥るでしょう。この状態のまま血糖値の低下が進行してしまうと、だるさや冷や汗などの身体症状が出ることも。健康維持や筋肉のため必要な栄養を摂取しつつ炭酸水を飲むように調節していきましょう。
出典:医療法人社団 せがわ会 千代田病院
100%の筋トレ効果が期待できない可能性もある
筋トレというのは筋肉に負荷をかけて一度筋肉を壊すことです。その筋肉は自分の力で修復をしてもとに戻ろうとします。その際にはより強く太くなり、損傷したときに与えられたような負荷では簡単に損傷しないようになります。つまり筋トレはこの筋肉が自ら回復するという工程が大事だということになります。
しかし炭酸水は疲労回復効果があるので、筋肉が自然に修復しようとしているところに手を貸してしまうことになります。結果として筋肉の治癒力を削いでしまう形に。疲労回復目的ならいいのですが、もしも筋肉を大きくすることを目的としているなら炭酸水はデメリットになる可能性も。100%の筋トレ効果を実感できないかもしれません。
炭酸水を上手く飲んで筋トレ効率UP!
炭酸水が好きだから運動後にも飲みたくなるという人もいるでしょう。筋トレをはじめとするスポーツ全般に対して疲労回復効果の高い炭酸水なので、炭酸水を飲むこと自体はおすすめです。しかし、デメリットがある点もしっかり理解して無糖の炭酸水を選ぶようにしましょう。炭酸水をうまく飲めば筋トレ効率もあがります!
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