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筋トレで血管を出すためには、対象部位が心臓より下の種目を選ぶようにしましょう。血液は重力の影響を受けます。そのため対象部位が心臓より高い位置にある種目を選ぶと、血液が運ばれにくくなり血管を太くしづらくなります。
つまり腕であれば、腕を上にして行う種目よりも下にして行う種目の方が良いのです。
(心臓より下の種目については以下の記事も参考にしてみてください。)
腕の筋肉の名前&作用!画像付きで解説!部位別の筋トレメニューも!
出典:Slope[スロープ]
②筋トレを高回数行う
筋肥大と違い、血管を出すためのトレーニングは何回もできる負荷で行うのが基本です。複数回行うと筋肉は酸欠状態になります。そうすることで酸素や血液が必要になり、さらに多く送れるよう血管を太くするのです。簡単に言うとパンプアップのような状態になります。
③筋トレのインターバルを短くする
インターバルを短くするのも血管を出すためのトレーニングには大切です。理由は②の高回数とほとんど同じですが、高負荷の時よりも負荷が継続して与えられるようにインターバルを短くしましょう。
具体的には30回で限界が来る負荷でインターバルを30秒ほどにし、2~3セットほど行うのがおすすめです。そうすることで筋肥大も同時に望めます。
④血液の流れを良くする
血液の流れを良くすることで血管が少し太くなることがあります。血流が悪いと血管が細くなってしまうため、普段の食生活を見直して血流の改善を図りましょう。例えば青魚や大豆製品などは血液をサラサラにする効果があります。
その他にも身体が冷えると血管が細くなってしまうため、湯船にしっかり浸かったり冷たいものを摂取しすぎたりしないように心がけるのも大切です。
⑤パンプアップする
筋トレで一時的に血管を浮き上がらせたい場合に、パンプアップが有効的です。パンプアップとは筋トレ直後に筋肉が大きくなって見える状態のことを言います。簡単に言ってしまえば筋肉が水ぶくれした状態です。このパンプアップを引き起こして筋肉を張らせることで、血管が表面に押し出されます。結果一時的に血管を出すことができるようになります。
ボディビルやフィジークの大会に出ている人が、出番の前にかっこいい筋肉を披露するため行っている方法です。
パンプアップを引き起こすトレーニングは高回数トレーニング、スロートレーニング、加圧トレーニングなどがあります。手軽にできるものはスロートレーニングか高回数トレーニングでしょう。
(パンプアップについては以下の記事も参考にしてみてください。)
パンプアップの意味とは?筋肥大のこと?サプリ・食事の関係、持続時間など徹底解説
出典:Slope[スロープ]
⑥トレーニングに有酸素運動を取り入れる
有酸素運動はバスキュラリティを高めるのに必須ではないどころか、筋肉量が減少してしまうため行わない方がいいという意見は多くあります。しかし有酸素運動も血管を出してかっこいいバスキュラリティを手に入れるためにも必要な要素です。
なぜなら有酸素運動は効率よく体脂肪を燃焼させるのに向いています。体脂肪が燃焼すれば血管も見えるようになるため積極的に行っていきたいですね。
しかし有酸素運動を長くおこなってしまうと血中で栄養素が足りなくなり、足りない分を筋肉を分解することで補おうとしてしまいます。そのため筋肥大もさせたい場合はトレーニング方法に注意が必要です。
(有酸素運動については以下の記事も参考にしてみてください。)
有酸素運動で筋肉が落ちる噂は嘘ではない!論文〜落とさないポイントを解説!
出典:Slope[スロープ]
筋トレで血管が若返るという健康効果も?
筋トレを行うとあらゆる健康効果が期待できますが、その中の一つが血管の若返りです。まず単純に筋肉量が増加すると日々の活動量が増えるため、血液循環が向上します。循環が悪くなると血栓が生じやすくなったり、脳血管疾患などの病気になってしまう可能性も高くなります。
また筋トレを行うことで筋肉からマイオカインという物質が分泌され、動脈硬化を抑制する効果も発見されました。マイオカインは他にも体脂肪の分解を促す効果もあります。これらのことから筋トレが血管に作用する効果が計り知れないことが分かりますね。
特にふくらはぎの筋肉を使うと、血液のポンプ機能が高まり上半身への血液循環が改善されます。