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筋トレをすると腹痛や下痢になる…原因は?毎日気持ちよく鍛える為の対策まで解説

2020年11月17日

筋トレをすると腹痛や下痢になってしまうことはありませんか?体調を崩しては筋トレを続けるのは大変ですよね。この記事では筋トレをすると腹痛や下痢になってしまう原因とその対策、体験談まですべて解説します。原因と対策で毎日気持ちよく鍛えられる生活を手に入れましょう。

【監修】パーソナルトレーナー 高津諭

トレーニング指導歴22年。大阪・兵庫を中心に活動するパーソナルトレーニングを提供しています。現在、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会のマスタートレーナーとして、またJOTスポーツトレーナー学院の校長として後進の育成、指導にも尽力している。HP / ブログ / Twitter

筋トレの前に準備運動を行うことも腹痛や下痢を防ぐ対策になります。お腹の前後や左右をストレッチさせたり回転させて腹筋の緊張をほぐすことで腹痛や下痢になるのを防ぐことが出来ます。

筋トレでお腹の調子を崩しやすくなるのは上下運動による内臓の負担です。準備運動を行ったり、日頃から軽い運動をしておくことで上下運動に体が慣れるようになります。便秘も改善されるので適度な運動を普段から行うのがおすすめです。

また、筋肉をつけるためであっても筋トレのやりすぎは禁物です。横紋筋融解症になるリスクもあるのでほどほどのトレーニングにしましょう。

体質や体調を把握して工夫する

過敏性腸症候群などで元々お腹を壊しやすい人や生理中の女性は自分の体質や体調をしっかり把握して工夫することが大切です。対策として鍼治療や運動メニューの見直しをしてみましょう。鍼治療を行うと硬く緊張した腹筋を緩めて、胃腸の働きが改善されるようになります。お腹の緊張が解ければ筋トレをしても安心です。

筋トレメニューの見直しも良いでしょう。筋トレの中でもどの種類の運動が体調不良につながってしまうのか、どのような筋トレなら無理なく出来るのか知っておくことで対策を立てやすくなります。不調になってしまう筋トレはなるべく避け別メニューへ切り替えてみるのも1つの手です。生理中の女性も体を労りながら無理のない範囲で行うようにしましょう。

食後の運動を避ける

食後の筋トレは脇腹が痛くなる原因になるので避けるようにしましょう。特に食後1時間は不調になりやすいため筋トレを行う時はそれ以上の時間を空けてから始めれば大丈夫です。

また食事内容によっても腹痛や下痢になりやすさは変わります。油分の多いものや牛乳は消化不良を起こしやすく、食物繊維や炭酸飲料は腸内ガスを発生させる原因です。消化不良を起こすと血流不足を、ガスだまりは便秘などの不調を引き起こしてしまいます。筋トレ前には脂っこいもの、食物繊維の多いもの、牛乳、炭酸飲料は避けた方が無難です。

(食後の運動については以下の記事も参考にしてみてください)

水分や塩分を摂取しておく

筋トレの前に水分や塩分を十分に摂取しておくことで体内の血液や酸素不足を防ぎ、腹痛や下痢の対策が出来ます。

水は1度に多くを飲むよりもこまめに補給するようにしましょう。筋トレ中は胃腸の働きが弱くなっているためです。筋トレ中の水分補給によって胃腸の働きの妨げにはならないので適度な摂取が望ましいでしょう。

いずれも腹痛や下痢を防止する対策です。もし筋トレの途中で体調が悪くなった場合はペースをゆるめて血液や酸素が体に行き渡るのを待ちましょう。横紋筋融解症の疑いがある場合は即座に中断し、医師に相談しましょう。

筋トレをすると腹痛や下痢になる人の体験談

筋トレをして腹痛や下痢になってしまう人は多くいます。対策をしながら筋トレを行う体験談を紹介します。

準備運動で万全に



筋トレ前に準備運動をしっかり行うようにしている体験談です。腹痛や下痢を防止する対策にもなる上、怪我防止など他のメリットもたくさんあるので、準備運動をしてからの筋トレを習慣づけましょう。

栄養管理で改善



筋トレ後の腹痛の対策に栄養管理を取り入れている体験談です。消化に悪い食べ物や腸内ガスがたまりやすい食べ物は避け、水分や塩分をしっかり摂取するようにすると良いでしょう。腹痛以外にも体調が万全な方が筋トレのパフォーマンスが上がるのは間違いないですね。