ボディメイク

ボディビルダーのステロイド・ナチュラルの違い!ユーザーの真似はNG!

2021年05月15日

ボディビルダーの中でもステロイドを使用しているユーザーと、使っていないナチュラルな人では違いがあるのかを検証しました。ステロイドユーザーと使っていないナチュラル違いを詳しく解説。ステロイドを使用せずに結果を出したボディビルダー一覧も紹介します。

ステロイドユーザーは筋肉を構築する時に、より多くの栄養を効率的に使用することができます。また筋肉を収縮するための筋グリコーゲンの貯蔵率も増加。そのためステロイドユーザーの方がカロリーをより必要とするのです。ステロイドユーザーは常にパンプしているように見えますが、ナチュラルよりも脂肪はつかず、減量中でも筋肉を維持することができます。

ナチュラルがステロイドユーザーと同じようにカロリーを摂取すると、増量時は脂肪がついてしまい減量時は筋肉が先になくなっていきます。

グリコーゲンの貯蔵量が、タンパク質の分解に影響を与えます。n体内グリコーゲンが多いと体タンパク質分解の指標である汗中の尿素窒素排泄量が少なくなります。筋中のグリコーゲンは体タンパク質の分解を抑えますので、エネルギー源として利用されるタンパク質を節約するためには糖質をしっかりと摂取する必要があります。

引用元:https://www.otsuka.co.jp/nutraceutical/about/nutrition/sports-nutrition/essential-nutrients/carbohydrates.html

大塚製薬のサイトによると、体内のグリコーゲンの量が多いとタンパク質の分解を抑えるので、糖質をしっかりと摂取する必要があるとあります。ステロイドユーザーは筋グリコーゲンの貯蔵率を増加させるので、カロリーをとってもナチュラルほど太ることはありません。

サプリメントの量

サプリメントをより摂取した方がいいのは、迷うまでもなくステロイドユーザーです。むしろステロイドユーザーにとってサプリメントは、生きるか死ぬかという程の大切な役割を果たすものです。先ほども話した通りステロイドを使用すると、血圧や血中脂肪、血中コレステロールに影響を及ぼします。

血液中のコレステロ-ルの値が高いと、血管の内壁にコレステロ-ルが沈着し、動脈硬化を起こす原因になります。n動脈硬化が起こると、脳血管障害(脳卒中)や虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)などになりやすく、ときには命にかかわることがあります。動脈硬化危険因子があり、更にコレステロ-ル値が高いほど虚血性心疾患になりやすいことが報告されています。

引用元:https://www.eiyou-chiba.or.jp/commons/shokuji-kou/preventive/ketsueki_cholesterol/

千葉県栄養士会によると、血液中のコレステロールが高いと動脈硬化を引き起こす原因となり、脳血管障害(脳卒中)や虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)、虚血性心疾患など命にかかわる病気につながりやすいとあります。下手をすると死亡してしまう危険な病気です。

またステロイドには血液濃度を濃くしてしまう効果があり、血圧が上昇してしまうと左心室肥大につながってしまうこともあります。ステロイドを使用しているユーザーは血圧の上昇を抑え血液をサラサラにしてくれるフィッシュオイルや、心室の肥大を抑えるクルクミンなど、健康をサポートするサプリメントが必要です。

ステロイドユーザーとナチュラルの見分け方

ステロイドユーザーとナチュラルの見分け方はなかなか難しいものです。大きい筋肉や体をしていても、ステロイドは使用しておらず、ナチュラルなボディビルダーもいます。明らかに規格外のボディをしていたのなら、ステロイドユーザーの確率は高いでしょう。

しかし、しっかりとトレーニングを行い、もともと素質のある体をしていればナチュラルでもユーザー並みに筋肉はついてきます。ただ、ステロイドを使用していると、発達しやすいのが三角筋と僧帽筋です。また女性化乳房や吹き出物が全身に出るなどの副作用でも見分けることができます。

(ストイック過ぎて死亡したボディビルダーについては以下の記事も参考にしてみてください)

ステロイドを使用せず結果を残したナチュラルボディビルダー

ここでステロイドを使用せずに筋肉を成長させ、結果を残したボディビルダーを紹介します。ステロイドの力を借りず、筋トレや食事などに気を付けて自身の努力だけで結果を残したナチュラルなボディビルダー達です。

ユージン・サンドウ

出典:https://www.pinterest.jp/pin/41728734036963904/

近代ボディビルの父とも言われている「ユージン・サンドウ」は、ボディビルダーの先駆者であり、100年以上たった今現在でも、ボディビルダー達の目標として名前が上がります。彼はステロイドやプロテインのない時代に、独自の筋トレ法や食事療法で見事な体を手に入れました。

(ボディビルの祖先ユージンサンドウについては以下の記事も参考にしてみてください)

チャールズアトラス

出典:https://twitter.com/makotoland/status/1092430207485587457