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ケトルベルが『効果なし』は嘘!ただ目的によっては非効率!理由を徹底解説!

2021年05月21日

ジムだけでなく自宅でもできる筋トレ器具で人気のケトルベル。負荷はかかるのに「効果なし」「非効率な筋トレ」という声があるようです。しかし、トレーニングの目的や、正しいやり方次第では効率的にトレーニングが可能です。こちらの記事では嘘といわれている理由を徹底解説します。

【監修】パーソナルトレーナー Riku

法政大学スポーツ健康学部出身。パーソナルトレーナー兼ミラーフイットコンテンツディレクター。2021年6月にパーソナルトレーニングジム『SPICE GYM』を中目黒・恵比寿エリアにて開業予定。
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ケトルベルをもって筋トレをするとしっかり負荷がかかるのに、本当に効果はないのでしょうか。ケトルベルが効果なしとは言えない理由もあります。それは、筋肉の肥大は見込めなくても使い方によっては、効果的に体を鍛え、ダイエットの効果も期待できるからです。ここからはケトルベルが効果なしとは言えない理由について詳しく説明します。

ケトルベルが効果なしとは言えない理由①筋持久力の強化

ケトルベルは、筋肉の持久力を向上させるのには効果的です。筋肉には、すばやく収縮する速筋肉と、一定の力を長時間発揮する遅筋肉があります。ケトルベルで負荷をかけながら筋トレをすると、徐々に筋肉は速筋肉から遅筋肉へと移行します。ケトルベルを使って効果的に筋トレをすることにより、持久力のある筋肉を付けることが可能です。

ケトルベルが効果なしとは言えない理由②スポーツの動きに連動したトレーニング

ケトルベルは、スポーツの動きに連動したトレーニングに効果があるといわれています。例えば、走高跳、バレーボールやバスケットボールといった高いジャンプをする競技は、助走や、腕の反動を使ってより高く跳ぼうとします。このスキルは、下半身と上半身の連動性が必要です。

ケトルベルを使ったクイックリフトなら、股関節、膝関節、足関節のなどの筋肉が鍛えられ少しの予備動作で大きなパワーを発揮できるようになります。ケトルベル一つで複数の筋肉が鍛えられて効率的です。

ケトルベルが効果なしとは言えない理由③ダイエットなど体を引き締める目的

ケトルベルは筋肉を肥大させる効果はないものの、全身運動は可能です。有酸素運動になるトレーニングをすれば脂肪燃焼に効果があり、ダイエットや体を引き締めたい方におすすめです。

ケトルベルで全身運動をする方法に「ケトルベルスイング」があります。両手でケトルベルを持ち、膝を曲げ伸ばししながら、ケトルベルを上下にスイングをします。この運動は、背中や、お尻、脚など大きな筋肉を鍛えることができるので、代謝が上がり痩せやすい身体をつくることが可能です。

(有酸素運動にもなるケトルベルスイングについては以下の記事も参考にしてみてください)

ケトルベルが効果なしとは言えない理由④運動不足や体の不調の解消

ケトルベル振り回すようにトレーニングをすると、肩甲骨からしっかり動かすことができ、肩こりで悩んでいる方にもおすすめです。体を大きく使うことで、全身運動になるので、続けていくうちに体がポカポカしてきます。冷え性やストレスといった体の不調の解消にケトルベルを使ったトレーニングは効果が期待できます。

(体調改善にも効果がある肩甲骨の筋膜リリースについては以下の記事も参考にしてみてください)

ケトルベルトレーニングが効果なしと感じてしまう原因

ケトルベルトレーニングは筋トレの目的によっては効果があることがわかりましたが、それでも「効果を感じない」という方は、使い方に問題があるかもしれません。ここからはケトルベルトレーニングが効果なしと感じてしまう原因について詳しく説明します。

ケトルベルトレーニングが効果なしと感じてしまう原因①姿勢が悪い

ケトルベルトレーニングを行う際、良い姿勢でやっていますか?例えば、背中を丸めて猫背の状態でケトルベルトレーニングをすると腰に負担がかかり、腰痛を発症することがあります。体を痛めてしまうとトレーニングどころではなくなってしまうので、まずは背中をまっすぐ立てた状態からケトルベルトレーニングをスタートしましょう。

また、ケトルベルを持ち上げる時に、腕の力だけで持ってしまうと腕や腰に負担がかかるので、重さに関わらず全身で持ち上がるよう心掛けるのがポイントです。

ケトルベルトレーニングが効果なしと感じてしまう原因②フォームが誤っている

姿勢と同様に、ケトルベルトレーニング中のフォームも正しい姿勢でできているかもう一度チェックしてみましょう。基本的なフォームは、足は肩幅くらいに開きます。勢いで持ち上げることはせず、ゆっくりと全身の力を使って持ち上げましょう。スイングするときも足幅くらいの範囲で行います。

ジムでケトルベルトレーニングをやっている方はトレーナーにフォームをチェックしてもらうのもおすすめです。自宅でケトルベルトレーニングをする方はわかりやすい動画もあるので参考にするのもよいでしょう。