長谷部誠はボランチでのプレーを希望し、3年の契約でニュルンベルクへ移籍しました。移籍金は約3億円とドイツ紙が報道しています。移籍後の年俸は3億円で、長谷部誠への期待値といえます。長谷部誠はシーズン開幕から勝利がなかったニュルンベルク救済のため奮闘しましたが結果は残せず、ブンデスリーガ史上初の前半戦未勝利という結果に終わります。
また長谷部誠は1月の合宿で怪我により離脱、翌月練習に合流するも再度同じ場所を痛め、帰国して手術となりました。5月の最終節で復帰は果たしますが、結局ニュルンベルクは2部へ降格、長谷部誠も深く悩んだ末移籍を決めました。移籍金は長谷部の契約がニュルンベルク1部の場合に有効だったため、発生しませんでした。
フランクフルト
2014年6月、アイントラハト・フランクフルトへ移籍。2014-2015シーズンはボランチとしてチーム最多、長谷部誠自身もブンデスリーガ移籍後最多の33試合に出場しました。2017年3月には奥寺康彦が持つブンデスリーガ日本人最多出場記録を更新、2020年6月にはアジア人歴代最多の309試合出場達成、現在も記録を延ばしています。
ポジションについては長谷部誠が望まない右サイドバックで起用されるなど苦しい時期もありましたが、ボランチ固定の復活、また近年ではリベロでの出場も増えています。2020-2021シーズンにはベンチで過ごす時期もありましたが先発に戻り、2022年6月までの契約を更新し今期は正式にキャプテンに就任しています。
長谷部誠のユーティリティ性、危機察知能力とカバーリング能力、豊富な経験、優れた人柄はドイツでも高く評価されており、現役引退後はクラブのアンバサダー就任が決定している他、フロントとしての獲得を希望するチームも複数あります。37歳の現在も活躍し続け、4シーズン連続最高年俸のまま推移している長谷部誠に、誇りを持たずにはいられません。
長谷部誠と他日本代表の年俸比較
ここからは長谷部誠と他の日本代表の年俸を比較していきます。長谷部誠と同世代の選手や、関りの深い選手、長谷部誠同様海外で活躍する選手について、Jリーグ在籍時と海外移籍時の最高年俸や最新情報をチェックしていきましょう。
(本田圭佑の年俸については以下の記事も参考にしてみてください)
【2022最新】本田圭佑の年俸!デビューから現在までの推移まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
鈴木啓太
鈴木啓太は2000年の入団から現役を引退した2016年まで浦和レッズ一筋のバンディエラ。長谷部誠がプロとして生きる術を学んだのは、鈴木啓太からでした。入団から長谷部誠とダブルボランチで活躍していた2007年までは、長谷部誠より鈴木啓太の方が年俸は高額でした。最高年俸は2011年~2014年の8500万円でした。現在は事業家として活躍しています。
大久保嘉人
2009年長谷部誠と同時期にヴォルフスブルクにいた大久保嘉人。ヴォルフスブルクのリーグ初優勝を一緒に経験しています。ヴォルフスブルクでの年俸は長谷部誠と同じ8000万円でした。最高年俸は2017年FC東京在籍時の1億2000万円、現在は39歳でセレッソ大阪に所属、J1歴代最多得点ランキングトップを保持しています。
(大久保嘉人については以下の記事も参考にしてみてください)
【2022最新】大久保嘉人の年俸推移!デビューから現在・全盛期まで紹介!
出典:Slope[スロープ]
川島永嗣
川島永嗣は長谷部誠の1歳年上で、現在38歳のGKです。Jリーグ時代の最高年俸は2009年、川崎フロンターレ在籍時で3500万円でした。翌年より海外移籍をし、スタンダール・リエージュ在籍時の2012-2013シーズンから2014-2015シーズンに最高年俸1億円となりました。
また現在在籍中のストラスブールでも2018-2019シーズン、2019-2020シーズンで同じく最高年俸1億円となりました。昨シーズン、今シーズンは9000万円と減少傾向ではありますが、一度下がった年俸が全盛期と同じ金額まで上がる選手はあまりいません。