アメカジってダサいの？着こなしのNG例〜初心者が真似るべきコーデ集を紹介！

アメリカンカジュアル、略称アメカジは、明確な定義はなくアメリカのカジュアル服であればほとんどが当てはまるファッションです。中でも練るチェックシャツ、デニムシャツ、スカジャン、プリントTシャツ、デニムが定番アイテムと言えます。

そんなアメカジですが、一部の人からはダサいと言われているようです。年齢問わず楽しめるアメカジがダサいと言われているとなると理由が気になるところです。そこでその真相を検証すべくSlop編集部では男女305人にアンケートをとってみました。

▼アンケート結果
・思わない：269人
・思う：36人

アメカジがダサいのかアンケートを取ったところ、88.2％の人がダサくはないと回答しました。結論から言いますと、アメカジ自体がダサいのではなく、アイテム選びや着こなし方がダサい人がいるという事なのかもしれません。実際に11.8％の人がダサいと感じているのも事実です。そこで、どんな理由でダサいと感じているのか口コミを元に検証してみました。

アメカジは本当にダサいと言われているのでしょうか。検索してみるとやはり「ダサい」とのキーワードが出てきます。このことからも少なからずダサいと感じている人がいるということがわかります。ではどうしてダサいと言われているのでしょうか。口コミを検証していると下記の理由が判明しました。

①サイズ感があっていない
②アメカジの定義がはっきりしていない
③古いアメカジスタイルから抜け出せていない

それでは詳しくみていきましょう。

とにかく全体的に緩めなのがアメカジファッションと捉えていると、ただのおっさんファッションになってしまう危険性があります。特にデニムやパーカーなど、抜け感を作り出すアイテムほどそうなりがちです。シルエットが出ないので、体系も太って見えるだけでなく短足に見えてしまいます。

アメカジで定番のデニムやジャケットを着ておけばおしゃれなアメカジスタイルになる、そう考えてしまうとダサいアメカジスタイルになってしまいます。本当のアメカジをマスターすると、おのずとおしゃれに決まります。

実はアメカジの王道を極めすぎるのもダサいと思われる要因に。王道というのは逆を突けば古臭くなってしまうという負の面も持ち合わせています。

一口にアメカジといっても、そのスタイルはトレンドと共に常に変化しています。トレンド要素を取り入れたアメカジスタイルにするためには、シャツやパンツ、ジャケット、パーカーなどのベーシックなアイテムにどんなトレンドが来ているのかを知っておきましょう。

ここからは、アメカジコーデがダサいと思われない為の対策を紹介していきます。いくつかポイントがありますのでコーデの参考にしてみてください。

どんなコーデでもいえることですが、清潔感を出すためにシルエットを考えるのは大切です。例えばトップスにダボっとしたデニムジャケットを着こなしたいなら、パンツはタイトなシルエットでまとめると一気におしゃれになります。

トップに重さを持ってくる例としてさらに使える小技は、ほどよい肌みせをとりいれること。ジャケットとパーカーを同時にコーデするとしたら、ボトムスはショートパンツで抜け感を出すとこなれた印象に。ブーツなどで肌みせの量もうまく調整しましょう。

デニムやパーカー、それっぽいアメカジアイテムを入れていればアメカジになるという概念は捨てましょう。それらのアイテムはアメカジファッションに必要不可欠ですが、アメカジっぽいというだけで取り入れてしまうと、逆にごちゃついてしまいダサいと感じる要因に。

アメカジ迷子になってしまったときは、アメカジファッション発祥の地アメリカではデニムやパーカーなどのアイテムをどうコーデしているのか参考にしてみましょう。そのうえで、それに似たコーデをしている日本人の例を見てみると違和感なく取り入れられます。

アメカジを取り入れる時にも意識して欲しいのはトレンドです。特にアメカジに挑戦してみてもなんだか似合わないと考えている人もこのパターンに当てはまります。

今期流行中のカラーや柄を取り入れたり、小物アイテムを投入することで脱おっさんアメカジを測ることができます。よくあるチェック柄もひねりのあるもの、ベストなどの小物アイテムで部分使いするなど上手く着こなしてみましょう。

ここでは、ダサいと思われないお洒落なアメカジコーデを紹介します。いまいちアメカジコーデがよくわからない人も組み合わせるアイテムなど参考にしてみてください。

（アメカジに合う靴については以下の記事も参考にしてみてください）

Tシャツにデニムパンツというベーシックなスタイルですが、おしゃれに見えるポイントはキャップとTシャツのカラーリングをリンクさせていること。シンプルなアイテムをベースにするなら色や小物での工夫が必要です。

足元をロールアップしているのもほどよい肌みせで上手にダサいと思われがちな所を払拭しています。

▼着用アイテム

キャップ：DECHO　デコー
シャツ：champion　チャンピオン
パンツ：GU　ジーユー（￥2,026）
シューズ：NEW BALANCE　ニューバランス（￥6,380）

（夏のアメカジコーデは以下の記事も参考にしてみてください）

ジャケットとパンツをデニムでまとまりを持たせたコーデ。Tシャツで空白の部分をつくり、首元に赤でワンポイントを入れているところもおしゃれにみえる着こなしポイントです。

▼着用アイテム

ジャケット：UNIQLO　ユニクロ
シャツ：UNIQLO　ユニクロ（￥2,189）
パンツ：UNIQLO　ユニクロ
シューズ：LLbean　エルエルビーン（￥20,900）
メガネ：jins　ジンズ（￥13,200）
バンダナ：DAISO　ダイソー

レッドのシャツをコーデの主役にしたリラックスアメカジコーデ。パンツにチノパンをチョイスしてアースカラーでなじませているおかげで主張しすぎずにうまくバランスをとっています。スニーカーではなくサンダルを合わせているのも抜け感を狙った上手なコーデ術です。

▼着用アイテム

シャツ：HILTON
パンツ：Dickies　ディッキーズ（\4,840）
サンダル：BIRKENSTOCK　ビルケンシュトック（￥4,950）

（チノパンのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

アメカジ定番の赤チェックですが、パンツに黒のスキニーデニムを合わせてシルエットでメリハリをつけましょう。それだけでダサい印象を完全に払しょくしています。ハイカットのオールホワイトスニーカーも生きてくるバランスの取れたコーデです。

▼着用アイテム

シャツ：AVIREX　アビレックス（￥11,880）
Tシャツ：AVIREX　アビレックス（\6,490）
ボトムス：AVIREX　アビレックス（￥14,080）
スニーカー：AVIREX　アビレックス（￥7,700）

（秋のアメカジコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

こちらはアメカジ上級者ならではの組み合わせ。同じブランドアイテムで合わせることで統一感を持たせています。ベストとサロペットが一体化しているので、ベストだけが変に浮いてしまうこともなくポイントのビタミンイエローシャツの良さを最大限に発揮できます。

▼着用アイテム

帽子：Schott　ショット（12,980）
シャツ：Schott　ショット（￥4,950）
ベスト：Schott　ショット（￥15,180）
サロペット：Schott　ショット（￥23,100）

シンプルなニットコーデですが、小物アイテムをアクセントに加えることでグッとおしゃれになります。ショルダーバックの色とスニーカーの色はニットのアースカラーに合ったなじませ色をチョイス。

カラー系統を合わせるだけでかなりお洒落度を上げてくれるので、ぜひ挑戦してみましょう。

▼着用アイテム

ニット： HARLEY OF SCOTLAND　ハーレーオブスコットランド（￥7,638）
パンツ：UNIQLO　ユニクロ（￥4,389）
スニーカー：converse コンバース（￥7,150）
ショルダーバック：MYSTERYRANCH ミステリーランチ（￥6,050）

（冬のアメカジコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

数年後見返しても恥ずかしくないベーシックなアメカジを目指したというこちらのコーデ。ギンガムチェックの爽やかさが際立つ明るめカラーで仕上げています。逆に小物はひきしめ役としてダークカラーでまとめているのがポイントです。

袖をまくり上げる小技も効いて、ベーシックでもダサいと思わせない工夫も効いています。

▼着用アイテム

シャツ：BEAMS PLUS　ビームスプラス（￥13,200）
Tシャツ：Gramicci　グラミチ（￥6,490）
パンツ：THE NORTH FACE　ザノースフェイス（￥13,200）
靴：PARABOOT　パラブーツ（￥71,500）

BROWNYのブルー×レッドチェックのネルシャツが主役になったコーデ。他アイテムをブラウンでまとめたら秋コーデにも使えます。

▼着用アイテム

シャツ：BROWNY
ボトムス：GRAMICCI　グラミッチ（￥11,880）
シューズ：VANZ　ヴァンズ（￥7,700）

（ネルシャツについては以下の記事も参考にしてみてください）

オーバーサイズのミリタリージャケットをかっこよく着こなしたコーデ。同じくすみ色のスニーカーをアクセントにしたら一気におしゃれなアメカジスタイルになります。

▼着用アイテム

ジャケット：Revo.　レヴォ（\11,880）
シャツ：campion　チャンピオン（￥4,400）
パンツ：GU　ジーユー
スニーカー：CONVERSE　コンバース（￥12,100）
キャップ：NEWERA　ニューエラ（￥3,960）

ストレートデニムパンツとリンクさせたデニムベストをホワイトのTシャツで爽やかにコーディネートしたスタイル。靴やヘアスタイルをかっちりスタイリングすることで清潔感がアップしています。

▼着用アイテム

ベスト：Schott　ショット（￥14,080）
パンツ：Schott　ショット（￥17,380）

ロゴTとダメージデニムをストローハットにあわせた夏仕様コーデ。全体的にゆるっとした印象ですが、Tシャツの裾に入ったスリットでゆるさのバランスをとっています。ちなみにダークカラーのベストを合わせるのも効果的です。

▼着用アイテム

Tシャツ：VINTAGE　ヴィンテージ
デニム：Levi's　リーバイス
スニーカー：CONVERSE　コンバース（￥5,280）
ハット：RACAL　ラカル

（ダメージジーンズのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

ベストとニットを組み合わせたコーデ術。ベストのべージュと革靴の色を合わせることで一体感が生まれています。ベストはフェザー入りで機能性とデザイン性を兼ね備えたものが1枚あると便利です。ニットトップスとの相性もばっちりなのでヘビロテできます。

▼着用アイテム

ニット：UNILO　ユニクロ
ベスト：Rocky Mountain Featherbed ロッキーマウンテンフェザーベッド （￥52,800）
デニム：AG　エージー（￥55,000）
シューズ：JOURNAL STANDARD　ジャーナル スタンダード（￥9,108）

インパクトのある柄ものニットにダメージデニムで辛さを加えたアメカジコーデ。かなり冷え込む日にはこの上に少しゆるめのパーカーを合わせてもおしゃれに決まります。

▼着用アイテム

ニット：HYSTERIC GLAMOUR　ヒステリックグラマー（\28,600）
ボトムス：HYSTERIC GLAMOUR　ヒステリックグラマー（￥52,800）
シューズ：HYSTERIC GLAMOUR　ヒステリックグラマー
キャップ：HYSTERIC GLAMOUR　ヒステリックグラマー（￥7,480）

（白Tシャツのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

ネルシャツをおしゃれにウエストマークしたパーカーコーデ。これぞ王道というネルシャツを小物アイテムづかいするアイデアは幅広く活用できます。

▼着用アイテム

パーカー：Marblesマーブルズ
ネルシャツ：TMT　ティーエムティー
ボトムス：ZARA　ザラ
スニーカー：GOLDEN GOOSE　ゴールデングース（￥47,700）

（パーカーのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

土臭くなりがちなオーバーオールですが、パーカーを合わせることでおしゃれにグレードアップ。全て深い色味でまとめているのも全体をなじませるためのポイントです。

▼着用アイテム

パーカー：campion　チャンピオン
オーバーオール：masterkey　マスターキー
ハット： Nasngwam　ナングワム
スニーカー：CONVERSE　コンバース（￥5,280）

（アメカジ×スニーカーについては以下の記事も参考にしてみてください）

ここからは、アメカジコーデ初心者にもおすすめのアメカジブランドを紹介します。コーデの中に取り入れてみてくださいね。

ライダースジャケットで一躍有名になったブランドSchott（ショット）は1913年にアメリカで生まれ、長年愛されてきたカジュアルブランド。Tシャツやチノパンなどのラインナップに人気があり、個性と品の良さが共存するオーバーオールやベストなども人気があります。

アメカジの地固めといっても過言ではないべーシックアイテムを多くラインナップしているビームスがプロデュースするビンテージブランド。飽きずに着こなせて頼れるニットやシャツなどのアイテムを探すならビームスプラスで間違いありません。

アメカジに欠かせないチェックシャツや、ミリタリー風に仕立てたポイントとなるアイテムを扱っているブランド。キャップやシューズなどの小物も扱っているので、スパイス的に取り入れたい人にぴったりです。

アスリートにも長年愛用されてきた、質・デザイン共に信頼のあるブランドチャンピオン。アメカジファッションでは特にTシャツやパーカーが合わせやすく、豊富なカラーラインナップがあるのも魅力です。

（チャンピオンのTシャツについては以下の記事も参考にしてみてください）

言わずと知れたスニーカー名ブランド、コンバース。さまざまなカラーや柄、他ブランドとのコラボ商品も多く扱っているので、ヴィンテージアメカジスタイルからストリートアメカジスタイルまで幅広く取り入れやすいスニーカーです。

アメカジコーデがダサいなんてそんなことはありません！自分の体形に合ったサイズで清潔感があり、トレンドを意識したコーデにすると女子ウケも狙えるのです。おしゃれに着こなしている人たちのコーデを参考に、ぜひアメカジマスターになりましょう。