バスクシャツのメンズ特集！着こなしテク〜御三家ブランド以外のおすすめを紹介！

バスクシャツは元々、16世紀のバスク地方で漁師が作業をする際に着用していたシャツです。作業着として着用されていただけあり、生地には耐久性のあるコットン生地が使われています。着替えをスムーズに行える大きく開いた襟元や作業の邪魔にならない短めの袖、視界の悪いところでも目立つボーダー柄など機能的にも優れたデザインをしているのが特徴です。

そんなバスクシャツは1920年ごろから現在もなお、おしゃれなファッションアイテムとして親しまれています。爽やかなマリンテイストを感じるコーデができるバスクシャツのブランドやコーデの秘訣、バスクシャツのメンズコーデ例を見ていきましょう。

1889年、ノルマンディ地方で誕生したセントジェームスは、ノルマンディ地方にあるモンサンミッシェルとボーダー柄をイメージしたロゴが特徴です。セントジェームスの代表的なバスクシャツにOUESSANT（ウェッソン）という種類があり、設立当初のバスクシャツの形をそのまま残した味わい深いバスクシャツとなっています。

1980年代に日本でも紹介されるようになったセントジェームスは、マリンカジュアルなメンズファッションを楽しむための必需品となっています。

ルミノアは1936年にフランスのブルターニュ地方で誕生したブランドです。ルミノアは生地の生産、裁縫や販売まで一律して自社の工場で行っている、バスクシャツ作りに強いこだわりを持つ会社です。また、バスクシャツの品質はとても高く色の種類は400種類以上あるので、お気に入りの1着を見つけみるのもおすすめです。

オーシバルは1939年、フランスのオーベルニュ地方にあるオーシバルという村の名前にちなんで名づけられました。蜂をモチーフにしたロゴがトレードマークになっています。オーシバルで扱っているバスクシャツではラッセルという種類が有名で襟元や袖、裾の先に模様のないパネルボーダーのデザインが特徴的です。

また、ラッセルのバスクシャツはフランスに数台と言われる希少性の高い編み機で作られ、一般的なバスクシャツよりも多くの糸で複雑な編み方をしています。その分、品質がとても高く着心地も良いので多くのメンズファンに人気のあるバスクシャツです。

1975年に誕生した日本のアパレルブランドです。シップスでは素材の生産や裁縫もすべて自社で行っており、安心安全の国産バスクシャツとして人気があります。シップスでは長袖や半袖のボーダー柄のバスクシャツのほかに、柄のない無地のバスクシャツも取り扱っています。

トラディショナルウェザーウェアは1974年にイギリスのアウターウェアを扱うマッキントッシュ社から誕生したブランドです。オリジナルのコットン天竺を使用したバスクシャツは1枚でもさらりと着用することができます。

また、オーソドックスなデザインはワイドパンツやスリムパンツと合わせてスタイリッシュに着こなすことができるので、おしゃれなメンズに人気があります。

1999年に設立された日本のアパレルブランド、ナノユニバース。ナノユニバースのバスクシャツは、スリムなシルエットで細かく配置されたボーダー柄と、モダンで伝統的なデザインも取り入れたスタイルが特徴です。よりおしゃれに着こなすために、時計やアクセサリーを組み合わせてアクセントにするのもおすすめですよ。

スペルバウンドの洋服は、岡山県児島のさぬき市で丁寧に作られており、長く愛用することで使いこなした独特のテクスチャーを楽しむことができます。細かいボーダー柄がポイントのスペルバウンドのバスクシャツはオーバーサイズでゆったりと余裕をがあり、心地よく着用できるのが特徴です。

シーアイランドコットンとスジャータコットンという最高級のコットン生地を組み合わせて裁縫し、滑らかな触り心地が特徴のトゥモローランドのバスクシャツ。ラフに着用できるドロップショルダーと太めの袖のデザインがおしゃれで人気です。

2008年に誕生した日本のブランドコーエンは、カジュアルなテイストのデザインが多く、リーズナブルで購入しやすい洋服が揃っています。そんなコーエンのバスクシャツは空気の力を使って編む空紡糸を使用しており、ゆったりとしたデザインで、ラフに着こなしたい人におすすめです。

リブ編みでしっかりした作りが人気のジャパンブルージーンズのバスクシャツです。素材は綿100%で、オーソドックスなデザインですが余裕があり、作りもしっかりしているので型落ちがしにくく、バスクシャツのゆったりしたデザインを長く楽しむことができます。

昔ながらの日本の織機を使用して作るティージーのバスクシャツは、オーガニックコットンを生地に使い、通気性や保湿性にも優れているのが特徴です。ボーダー柄のほかに無地のバスクシャツも取り扱っていますが無地は汎用性が高く、いろいろなアイテムとおしゃれに組み合わせることができ、1着は持っておきたいアイテムです。

シンプルなデザインで人気のある無印良品では、インド綿やオーガニックコトンを生地に使用したバスクシャツを取り扱っています。生地は厚みがありしっかりとしていて、どのようなファッションにも合わせやすいよう、色は黒と白のボーダーのみとなっています。

ユニクロでは「ウォッシュボーダーTシャツ」という名前ですが、シャツのデザインにバスクシャツの特徴があり、楽にさらっと着られると人気のシャツです。価格もプチプラで、インナーとしても使えるマルチなバスクシャツと言えるでしょう。バスクシャツのコーデが初めてという人にもおすすめです。

持っているアイテムと合うかどうかや、イメージする着こなしができるかどうかなど、あらかじめ着こなし方を考えてバスクシャツを選ぶと良いでしょう。例えば、清潔感のあるシンプルなメンズの着こなしをしたい場合は無地のバスクシャツを選び、落ち着いた服と合わせる場合は、アクセントになるカラーのついたバスクシャツを選ぶのがおすすめです。

ボーダー柄のバスクシャツに合わせるパンツは、無地や落ち着いたカラーのパンツを合わせることでバスクシャツの柄が映えるおしゃれなメンズコーデになります。バスクシャツに柄のついたパンツを合わせてしまうとまとまりがなく、子供っぽい印象になってしまう可能性も。

すっきりとしたバスクシャツコーデをするなら、無地や落ち着いたカラーのパンツを合わせるのがおすすめですよ。

バスクシャツはその爽やかなデザインから春夏に使いやすいシャツですが、インナーにシャツを合わせることで秋や冬にも使うことができます。一般的なカットソーやロングTシャツの中にシャツを合わせるともたついてしまい、シワができてすっきりとした着こなしにならないこともあります。

しかしバスクシャツは生地がしっかりしており、内側にシャツを合わせてももたつかずシワもできにくいので、かっこいい着こなしができるのです。寒い時期はインナーにシャツを合わせて秋冬もバスクシャツを活用してみましょう。

セントジェームスのバスクシャツにカーキのパンツとレザーシューズを合わせたメンズコーデ。カーゴパンツとバスクシャツの組み合わせはラフで動きやすく、初心者でも真似しやすいカジュアルで人気の着こなし方です。そこにレザーシューズを合わせることできれいめのスタイルに仕上がっています。

カジュアルすぎてしまう時には、アクセサリーや足元にきれいめのアイテムを合わせと良いでしょう。

▼着用アイテム

・バスクシャツ：SAINT JAMES
・カーゴパンツ：m64
・レザーシューズ：Paraboot

バスクシャツの定番、セントジェームスのバスクシャツとデニムを合わせたカジュアルコーデは、シンプルですが爽やかで好感が持てる人気のスタイルです。デニムにバスクシャツをインすることですっきりとした着こなしになっていますね。腕時計やバングルなどでアクセントをプラスするのもおすすめ。

▼着用アイテム

・カットソー：SAINT JAMES
・デニム：SCYE BASICS
・ローファー：GUCCI
・バッグ：MARINEDAY

白のバスクシャツに合わせた白のスニーカーがコーデのポイントになっており、カーキのイージーパンツで落ち着いた大人のメンズコーデに仕上がっています。シンプルなコーデは袖をまくってこなれ感を出すと一層おしゃれに着こなせます。まとまりを出すために、バスクシャツとパンツは同じスペルバウンドで合わせているのも好印象です。

▼着用アイテム

・カットソー：SPELLBOUND（￥11,000）
・パンツ：SPELLBOUND（￥5,225）
・スニーカー：ASAHI（￥11,000）

テーラードジャケットとスリムパンツを取り入れたフォーマルな着こなしに、バスクシャツを合わせたおしゃれなメンズコーデです。年齢層の高い男性でも、フォーマルな着こなしに合わせれば、バスクシャツを上品に着こなすことができます。

ダークトーンでまとめた場合は、写真のようにインナーを明るい色にすることで清潔感のある着こなしに。

▼着用アイテム

・テーラードジャケット：URBAN RESEARCH（￥8,250）
・バスクシャツ：URBAN RESEARCH（￥5,060）
・パンツ：URBAN RESEARCH（￥9,900）

ミリタリージャケットなど、柄のあるアイテムには無地のバスクシャツを合わせるのがおすすめ。バスクシャツの特徴でもある襟元のデザインと白のカラーが、ミリタリーシャツというワイルドなアイテムを爽やかな印象にしてくれています。

足元にはスニーカーを合わせてカジュアルダウンし、バランスの良いおしゃれなメンズコーデになっています。

▼着用アイテム

・ミリタリージャケット：Melan Cleuge
・バスクシャツ：Melan Cleuge
・パンツ：Melan Cleuge
・スニーカー：CONVERSE（￥5,280）
・腕時計：GARMIN（￥25,080）
・靴下：ユニクロ

マリンテイストの強いバスクシャツと白いカラーのハットは相性抜群で、ハットをかぶるだけでマリンリゾートファッションが完成します。トップスを爽やかにまとめた分、ボトムスは黒で統一して落ち着きをプラスすると大人っぽい雰囲気に。黒のパンツをロールアップして重すぎないようにするのもポイントです。

▼着用アイテム

・カットソー：ORCIVAL（￥12,100）
・パンツ：Levi's（￥5,720）
・革靴：ロベルタヴァレンチノ
・ハット：しまむら
・ネックレス：no brand
・時計：SKAGEN（￥25,300）

ベージュと黒の2色を使った落ち着きのあるツートーンカラーコーデ。オーシバルの無地のバスクシャツはゆったりとしたシルエットで、ビーチサンダルを合わせることでさらにゆるいラフな着こなしになっています。細身のシルエットのパンツを合わせることですっきりとしており、バスクシャツを主役にした無駄のないメンズコーデに仕上がっています。

▼着用アイテム

・カットソー：ORCIVAL
・パンツ：無印良品
・サンダル：nonnative×suicoke
・眼鏡：金子眼鏡

全体的に淡い色で統一し、ベレー帽をアクセントにした爽やかに着れるバスクシャツコーデです。バスクシャツの上に合わせたしっかりした生地のジャケットとワイドパンツのバランスが良く、ニューバランスのスニーカーで軽やかにまとめた上級者の着こなし。ベレー帽がコーデ全体を優しい雰囲気にしてくれています。

▼着用アイテム

・カットソー：URBAN RESEARCH（￥2,037）
・ジャケット：GAP
・ワイドパンツ：a.v.v（￥6,589）
・スニーカー：New Balance（￥10,780）
・ベレー帽：BLISS POINT（￥3,080）
・腕時計：TIMEX（￥9.130）

オーシバルのバスクシャツにベースボールキャップを合わせて、スポーティーテイストな着こなしに。青のカラーパンツが差し色になり、夏の季節にもピッタリの活動的で爽やかなコーデになっています。トップスにボーダー柄を持ってきているのでカジュアルなテイストが強めで、タウンユースにも使える着こなしです。

▼着用アイテム

・インナーTシャツ：ユニクロ（￥649）
・カットソー：ORCIVAL（￥6,980）
・パンツ：patagonia（￥7,150）
・キャップ：KAVU（￥6,380）
・スニーカー：adidas（￥9,790）
・バッグ：mont-bell

ティージーのバスクシャツの中にシャツをインナーとして使用することで、寒い季節もバスクシャツを主役にして着こなすことができます。また、ティージーのバスクシャツは優しい色合いが特徴で、インナーにも優しい色合いのシャツを合わせることで散らからず、まとまりのあるおしゃれなコーデが出来上がっています。

足元にはブラウン系の革靴を合わせて、上品さをプラスしているのもポイントです。

▼着用アイテム

・カットソー：tiesy
・シャツ：ROCOCO
・デニム：JAPAN BLUE JEANS
・革靴：WHEEL ROBE
・ニット帽：HIGHLAND 2000

セントジェームスのピンクのバスクシャツに、インナーにもピンクを合わせて統一感を出しています。少しだけ見せた裾のピンクがこなれ感を演出していておしゃれです。ボトムスにはデニムを組み合わせてカジュアルに。キャップやサングラス、腕時計などの小物使いでコーデにメリハリを出しており、大人の雰囲気を感じる着こなしですね。

▼着用アイテム

・カットソー：SAINT JAMES（￥11,000）
・タンクトップ：RAGEBLUE（￥1,925）
・デニム：ユニクロ（￥3,289）
・スニーカー：repetto（￥14,300）
・腕時計：Daniel Wellington（￥26,400）
・キャップ：MEI
・ペンダント：molten
・ブレスレット：チャイハネ（￥770）
・バングル：B.MORGAN

バスクシャツにスカーフを合わせたフレンチマリンスタイル。スカーフはコーデの色に合わせたダーク系を選び、コーデに馴染むように組み合わせてさりげないアクセントにしています。スラックスパンツと黒の革靴もマリンテイストに馴染み、清潔感のあるおしゃれなメンズコーデに。

▼着用アイテム

・カットソー：SAINT JAMES（￥14,080）
・タンクトップ：GLOBAL WORK（￥1,925）
・スラックス：VINTAGE
・シューズ：Dr.Martens（￥23,100）
・スカーフ：VINTAGE
・腕時計：Maison Margiela

バスクシャツと合わせた膝上丈のステンカラーコートを組み合わせたバランスの良いコーデ。バスクシャツも映える着こなしで、コーデ全体をスリムなシルエットでまとめたことで引き締まり、すっきりとしたメンズコーデになっています。タイトなシルエットはスタイルを良く見せるので、コーデの参考にしてみてくださいね。

▼着用アイテム

・ステンカラーコート：rovtski（￥15,400）
・カットソー：無印良品
・腕時計：Daniel Wellington
・パンツ：MB
・スニーカー：RAGEBLUE（￥14,300）

バスクシャツとサロペットを合わせたコーデです。子供っぽくならないよう、ベージュ系とブラック系のツートーンカラーコーデにして大人カジュアルに仕上げています。足元にはサンダルを合わせて軽やかにしており、春先にもぴったりのメンズコーデです。ニットキャップをかぶってメリハリをつけているのも、おしゃれのポイントです。

▼着用アイテム

・サロペット：かぐれ（￥15,400）
・カットソー：URBAN RESEARCH（￥2,750）
・サンダル：Chaco
・ジャケット：no brand
・ニット帽：Morris & Sons（￥4,290）

無地のバスクシャツなら、ほかのアイテムに柄物を合わせても違和感がなくおしゃれな着こなしができます。写真のように黒のバスクシャツとボトムスにチェックのパンツを合わせることで、トラッド感のあるクラッシックなメンズスタイルに。きれいめの着こなしをするなら、一般的なカットソーよりも生地がしっかりしているバスクシャツを選ぶのがおすすめです。

▼着用アイテム

・バスクシャツ：NIIRUS（￥4,296）

バスクシャツは一般的にはボーダーシャツというイメージがあります。しかし色や柄、形や大きさ、着心地などいろいろな種類があり、組み合わせるアイテムによっていろいろなコーデを楽しむことができます。ほかのバスクシャツもチェックし、メンズコーデの幅を広げてみてくださいね。

おしゃれで着心地の良いバスクシャツは、1着持っていればいろいろなアイテムと着まわすことができ、作りもしっかりしているので長く愛用できます。季節を問わず使える万能なバスクシャツを選んで、メンズコーデを楽しみましょう。