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筋トレ・運動の知識

筋トレで血管を出す方法!メカニズム〜効率よく浮き出すコツ、画像集まで紹介!

2020年11月10日

筋トレで血管が浮き出ない人は体脂肪が原因かもしれません。体脂肪があると血管が浮き出ないためです。また筋トレで血管が太くなると血管にかかる負担を減らし、ボロボロになって切れるリスクを減らせます。本記事ではメリットも多い血管を太くして出す方法を解説していきます。

【監修】パーソナルトレーナー 高津諭

トレーニング指導歴22年。大阪・兵庫を中心に活動するパーソナルトレーニングを提供しています。現在、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会のマスタートレーナーとして、またJOTスポーツトレーナー学院の校長として後進の育成、指導にも尽力している。HP / ブログ / Twitter

筋トレで浮き出る血管を手に入れたい!

筋肉に張り巡らされる浮き出た血管は、筋トレを行う人にとって憧れの一つでしょう。特に腕の血管は女性からもかっこいいと人気です。ちなみに血管の浮き出し方または浮き出し具合のことを、ボディビル用語でバスキュラリティと呼びます。専門的な用語が付くほど筋肉と血管は切り離せないものということですね。

しかし闇雲にトレーニングを行っているだけでは、中々現れないのがバスキュラリティ。筋肉は付いているのに血管が浮き出ていないのはイマイチです。そこで本記事ではかっこいいバスキュラリティを手に入れる方法を学んでいきましょう。

具体的な方法の前に基礎として、まずは血管が浮き出るメカニズムを解説します。しっかり理解しておくことでトレーニングがより効果的になりますよ。

まずは血管が浮き出るメカニズムを理解

かっこいいバスキュラリティを手に入れるためにも、血管が浮き出るメカニズムを理解するのは重要です。どのようにして浮き上がるのかが分かると、なぜ浮き上がらないのかということも必然的に解ってきます。

また血管が浮き出ているのにはトレーニングのせいではなく、病気によるものの可能性もあります。見落とさないためにもしっかり理解しておくのがおすすめです。

(バスキュラリティについては以下の記事も参考にしてみてください)

①筋トレで血管の周りにある体脂肪が減るため

なぜ血管が浮き出るのかというと、単純に筋トレによって体脂肪が減るからというのが最初の理由です。外から見て浮き出てくる血管は静脈という血管なのですが、皮下脂肪の下にあります。そのため体脂肪が付いていると中々表に姿を見せてはくれません。

逆に言えば、この体脂肪さえなければ血管が浮き出てきます。男性の場合だとトレーニングをしていなくても腕の筋肉が浮き出ている人もいますよね。特に細い人であれば脂肪が少ないため、より一層腕の血管が目立ちます。

つまりかっこいいバスキュラリティを手に入れたいのではあれば、まずは有酸素運動などで無駄な体脂肪を落とすことも筋トレ同様重要なのです。

②筋トレによって血管が太くなるため

筋トレを行うだけでも血管は太くなります。それは増えた血液を運ぶために血管が肥大するからです。そもそも筋肉を作るためにはそれなりの血液が必要だと言われています。それに加えトレーニングを行うと、増えた筋肉を維持するために大量の血液や酸素が必要です。道が狭いとうまく荷物を届けられませんよね?そのため道を広くして必要なものを届けます。

つまりトレーニングで、大きくなっていく筋肉に見合った量の血液や酸素を送るため、徐々に血管が広がっていくのです。

③加齢による身体の変化

加齢でも血管は浮き出てきます。理由は①と同じで体脂肪が減るためです。加齢によって体脂肪が減っていき、結果的に血管が浮き出てくるようになります。また年齢を重ねると血管が分厚くなっていくのも、加齢で血管が浮き出る理由です。若くて細いのに浮いていない人がいるのはこういった理由からになります。

④病気の可能性も

血管はバスキュラリティのようにかっこいいだけではありません。浮き出ている部位によっては病気の可能性もあります。例えば足の血管が浮き出ている場合、状態によっては下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)という病気も考えられます。

静脈には重力に逆らって血液を心臓に送る働きがあるのですが、その途中に逆流を防ぐための弁が付いています。弁が異常をきたすと血液を心臓に送り返せなくなりとどまってしまうのです。そうして血液が溜まり、コブのようになった状態が下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)。

下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)になると血管が浮いているように見えます。

筋トレをして血管を出す方法は?

筋トレで血管を出す方法を6つご紹介します。筋肥大を目指す方法と少し変わるため、血管をバチバチに浮き上がらせたい人は参考にしてみてください。

①対象部位が心臓より下の種目を選ぶ