バスキュラリティとは？血管が浮き出る筋トレ・減量を解説！画像集まで紹介！

バスキュラリティとは、体の表面に血管が浮き出ている状態のことをいいます。主にボディービル界で使われる用語です。ボディービルやボディーメイクを競う大会ではバスキュラリティは審査の対象ではありませんが、ポージングの凄み・威圧感が増し強烈なインパクトを与えられます。

バスキュラリティの高いボディづくりには、筋肉を大きくし体脂肪を減らすことが重要です。筋トレによって筋肉が大きく成長すると、そこに流れる血管が太くなりバスキュラリティが出やすくなります。

筋トレで肥大化した筋肉はより多くの酸素・血液を必要とします。そこで脳は筋肉に張り巡らされた血管を拡張して、より多くの酸素・血液を筋肉へと送り込もうとするため、血管が太くなるのです。

筋トレにより大きな筋肉と太い血管を作っても、体脂肪が多いと皮下脂肪の下にある血管は表面浮かび上がらないことがあります。したがって、筋肉を大きく成長させると同時に、脂肪を落とすことを意識したトレーニングが大切です。

（減量期の正しい情報については以下の記事も参考にしてみてください）

バスキュラリティを出すには、筋肉を肥大化させ体脂肪を落とせるトレーニングが最適です。ここでは、バスキュラリティを出すトレーニング方法をいくつかご紹介します。ぜひ、トレーニングの参考にしてください。

高速度インターバルトレーニング（HIIT）は、高負荷の運動（筋トレ）とインターバルを交互にくり返すトレーニングです。基本は、20秒程度の全力運動と40秒程度のインターバルを1セットとし、これを5～7セットを目安に繰り返します。

HIITは激しい運動をした後にカロリーが消費され続ける「アフターバーン効果」が高く、通常のトレーニングより脂肪が多く燃焼し、短期間での減量が可能です。また、筋トレを全力で行うことで、筋力アップ、心肺機能の向上が期待できます。

HIITに組み入れる種目として、マウンテンクライマー・スクワット・スクワットジャンプ・ランジジャンプ・バーピージャンプ・ダッシュなどが挙げられます。HIITは毎日行わなくても構いませんが、効果を出すには自分を限界まで追い込むつもりで全力でトレーニングを行うことが重要です。HIITについては、以下の記事も参考にしてみてください。

サーキットトレーニングは、HIITトレーニングのひとつです。有酸素運動をアクティブレスト（積極的休養）と捉え、インターバルを挟まずに筋トレ→有酸素運動という流れを連続で繰り返します。サーキットトレーニングは非常にハードなため、負荷が大きすぎると途中でバテたりフォームが崩れたりして思うような成果を得られないでしょう。

最初は3セットをこなせるくらいの負荷で、トレーニングのメニューを考えるとよいでしょう。慣れたら徐々に負荷を強くしていきます。サーキットトレーニングは筋肉にかなりの負荷がかかるので、毎日のトレーニングは避けましょう。前回のトレーニングから2日以上あけて続けるのが理想です。

筋トレ・有酸素運動については、以下の記事も参考にしてみてください。

ウエイトトレーニングでは高重量を扱う方が、筋肉を大きくしやすいといわれています。ウエイトトレーニングは、筋肉に負荷をかけて筋繊維を刺激して筋肉を大きくするトレーニングです。

負荷のかかった筋肉の筋線維は損傷を受けますが、数日かけて修復されます。修復された筋線維は、損傷前より太い筋線維、あるいは筋線維が増えた状態へと生まれ変わり、筋肉が大きく成長するのです。

高重量でしっかりと筋線維にダメージを与えたほうが、より強い筋線維へと修復される可能性が高いため高重量を扱う方が筋肉を大きくしバスキュラリティを出すのに効果的といえます。ただし、重量にこだわるだけでなく、正しいフォームでしっかり筋肉に負荷をかけることも重要です。

ハイレップトレーニングは、重量より回数に重点をおくウエイトトレーニングです。高重量トレーニングは筋力に自信のない人や筋トレ初心者には、ケガの原因になることがあります。ハイレップトレーニングは、比較的軽い負荷で回数を多くこなして成果を出すトレーニング方法で、ケガのリスクを抑えられるのがメリットです。

例えば、重量は1RM（挙上できる最大の重量）の40～60％程度に設定し、20～30レップを3セットを目標にします。限界まで回数を消化して筋肉を追い込みましょう。ただし、高重量トレーニングに比べ効果を実感するまでに時間が必要です。

一般的に個人差はありますが、バスキュラリティを出すには体脂肪率は10％未満が理想です。ちなみに、多くのボディービルダーは、体脂肪6％以下を最終目標としています。1桁台の体脂肪を維持するのは非常に身体への負担が大きいので、無理せず計画的に減量し体脂肪をおとしましょう。

脂肪を燃焼させるトレーニングについては、以下の記事を参考にしてみてください。

バスキュラリティを出すために、日焼けも効果的といわれています。

紫外線を浴びると皮膚細胞に蓄えられている窒素酸化物が活性化し、一酸化窒素を皮膚細胞から血液中へと放出します。一酸化窒素には血管を拡張する働きがあるので、紫外線を浴びると血管が広がり血管を太くできるのです。バスキュラリティを出したい人は、日焼けサロンを利用するなどして積極的に紫外線を浴びるとよいでしょう。

バスキュラリティを出すためには、サプリメントの摂取がおすすめです。アルギニンやシトルリンといった成分を含むサプリには筋肉の成長をサポートする効果があり、筋トレのパフォーマンスが向上します。また、カルニチンなど減量をサポートするサプリを摂るのもよいでしょう。

バスキュラリティを出したい場合に、おすすめのサプリメントを3つご紹介します。

バルキーのHMBパワーブーストは、90000mgの豊富なHMBが配合されたサプリメントです。HMBとは、必須アミノ酸のひとつであるロイシンから体内で合成される物質で、筋肉の合成促進・分解抑制の効果があります。

HMBの1日あたりの推奨摂取量は約3000mgとされていますが、これを満たすには60000mgのロイシンの摂取が必要です。大豆プロテインに換算すると、なんと約34杯分（※）にあたります。日常生活で摂取するには難しいため、たっぷり90000mgのHMBが摂れるバルキーのHMBパワーブーストで補うのがおすすめです。

（※1杯あたりロイシン1764mg含有とした場合）

（BCAAとHMBとの違いについては以下の記事も参考にしてみてください）

ドラゴンマッスルHMBは、減量とボディーメイクを強力にサポートするサプリメントです。HMB100000mg、クレアチン＆BCAA30000mgと豊富に含まれた成分が、理想のボディーづくりをサポートします。さらに、L-カルニチン・サラシア・ギムネマなどの糖質や炭水化物の吸収を抑える成分が配合されており、減量・ダイエットにも効果的です。

トレーニングや食事制限だけでは、体脂肪がおちにくい人におすすめのサプリです。また、クエン酸や11種類のビタミン・ミネラル・アミノ酸が、トレーニング後の肉体をしっかりケアしてくれます。

セルコアのワークアウトC4は砂糖・炭水化物・カローリーのすべてがゼロの、減量中におすすめのサプリメントです。

疲労の軽減や持久力を高めるCarnoSynβアラニンが、1回あたり1.6g摂取できます。その他に筋肉のパンプアップをサポートするNO3-Tクレアチン硝酸塩、通常のアルギニンより吸収力に優れたアルギニンAKGが含まれており、筋肉の成長を促します。

脂肪の燃焼を促進するカフェインも配合されており、トレーニング前に摂取することで、エネルギー・集中力・持久力のアップをサポートし、トレーニングパフォーマンスの向上が可能です。

バスキュラリティは、自慢の筋肉をよりパワフルで男らしく際立たせます。バスキュラリティを出すには、トレーニングによって筋肉を大きくし血液や酸素を送り込む血管を太くすることが必要です。同時に皮下脂肪を減らし、バスキュラリティが出やすいボディーをつくることもポイントでしょう。

負荷の高いトレーニングを続けることは筋肉の肥大化に効果的ですが、体には想像以上の負担がかかることがあります。焦らず計画的に正しいトレーニングを続け、バスキュラリティが魅力的な筋肉を手に入れましょう。