バラクータってダサい？【結論→着こなし次第】

1937年にイギリス・マンチェスター郊外にてレインウェアブランドとして創業された「BARACUTA（バラクータ）」1948年にゴルフ用のアウターウェアとして開発された「G9」は、数多くの著名人に愛用され、すべてのスイングトップブルゾンの原型として、現在まで世界中の人に愛され続けています。

そんな時代を超えて支持されているバラクータですが、一部ではダサいという噂もあるようです。結論から言うと、バラクータのアイテムはダサくありません！むしろおしゃれなアイテムです。ただ、いくら定番のおしゃれアイテムでも、ダサいという噂があれば着ることをためらってしまう方もいらっしゃると思います。

今回の記事では、バラクータがダサいと言われる理由を挙げ、ダサいと言われないための対策も解説していきます。バラクータをおしゃれに着こなしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。


（スイングトップについては以下の記事も参考にしてみてください）

それではさっそく、バラクータがダサいと言われる原因をSNSの口コミから見ていきましょう。

バラクータのG９はもともとゴルフウェア、G4はドライビングウェアとして開発されたため、無駄を削ぎ落としたシンプルで機能的なデザインが魅力です。一方で、そのシンプルさが無骨でダサいといった印象になってしまうこともあるようです。

バラクータをはじめとするスイングトップにはダボっとしている印象があり、それがおじさんっぽくてダサいというイメージに繋がっているようです。

かつてのバラクータG9のオリジナルモデルは、もともとゴルフウェアとして開発されただけにアームホールが太かったのですが、現行モデルは現代的なスリムシルエットにアップデートされています。サイズ選びを間違えなければ、すっきりとおしゃれに着こなすことが可能です。

バラクータなどのスイングトップ＝作業着っぽくて、ダサいファッションという意見も根強くあります。特にベージュなどの薄いカラーのアイテムを前を閉めて、裏地が見えない状態で着用すると、作業着っぽい印象が強まってしまうようです。

バラクータがダサいと言われる原因がわかったところで、ダサいと思われないための対策を紹介していきます。ポイントをおさえれば、誰でもバラクータをおしゃれに着こなすことは可能なので、順番に見ていきましょう。

バラクータのブルゾンを選ぶ際に、もっとも気をつけたいのがサイズ感です。ジャストサイズのアイテムを選ぶことで、野暮ったく見えるのを防ぎ、すっきりとおしゃれに着こなすことができます。トレンドのオーバーサイズのシルエットを楽しみたいという方は、あえて1サイズ上を選んでもいいでしょう。

一方、あまりにもタイトなシルエットだと、バラクータのオーセンティックな雰囲気を損ねてしまうため、あえて下のサイズを選ぶことはおすすめできません。重ね着することも考えて、程よくゆとりのあるサイズ感のアイテムを選びましょう。

カジュアルアイテムであるバラクータのブルゾンには、きれいめのアイテムを合わせてバランスをとれば、大人らしい洗練されたカジュアルファッションになります。インナー、ボトムス、シューズのいづれかに1〜2点きれいめのアイテムを取り入れましょう。

カラーは、モノトーンやベージュ、ネイビーなどのベーシックカラーでまとめるのがベターです。原色などの主張の強いカラーのアイテムは、バラクータのシンプルで落ち着いたイメージと合わず、チグハグな印象になってしまう可能性があるので、避けた方が無難です。

豊富なカラー展開も魅力のバラクータ。ベージュやミストなどの淡いカラーをかっこよく着こなしている方も多いのですが、一歩間違うと作業着のようなファッションになってしまう可能性も高いカラーです。初めての一着に迷ったら、合わせるアイテムを選ばずモダンな印象にしてくれる、黒か濃紺がおすすめです。

また、イエローやグリーンなどの鮮やかなカラーも展開されていて、こちらも魅力的なのですが、どうしても合わせるアイテムが限られてしまいます。「どうしてもこのカラーがいい！」という場合以外は、こちらも避けた方が着こなしの幅が広がります。

ここからは、バラクータをおしゃれに着こなしたメンズコーデ集を見ていきましょう。スタイリングのアイディアを参考にして、バラクータを幅広く着こなしましょう。

バラクータのG4を着こなしたメンズコーデです。すっきりとしたシルエットが特徴のG４とドレスライクなシャツとシューズ、細身のジーンズを合わせてスタイリッシュなきれいめカジュアルファッションに仕上げています。ハットとサングラスでさらにシックな雰囲気に。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・ニット：JOHN SMEDLEY
・シャツ：INDIVIDUALIZED SHIRTS
・デニムパンツ：RRL Ralph Lauren
・ドレスシューズ：SANDERS
・ハット：Borsalino
・サングラス：THOM BROWNE


（スイングトップのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

EDIFICEが別注したバラクータのG9を着用したメンズコーデです。ボーダーTシャツとスラックス型のきれいめデニムを合わせて、マリンテイストのさわやかなカジュアルスタイルに。ブラックのG９がコーデを引き締めています。ストライプの裏地がボーダーTシャツとさりげなくリンクしているのもおしゃれですね。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA × EDIFICE（¥57,200）
・ワイドデニムパンツ：EDIFICE（¥17,600）
・シューズ：JVAM（¥13,200）

バラクータの古着のツイードゲームジャケットを着用したメンズコーデです。カッチリしたバラクータのジャケットを味のあるヴィンテージのオーバーオールでカジュアルダウンすることで、こなれ感のあるファッションに。チェックのスヌードとデニムのベレー帽が、クラシカルなジャケットにマッチしたアクセントになっています。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・Tシャツ：Champion
・オーバーオール：BIG MAC
・シューズ：NIKE
・スヌード：COBICOBI（¥5,990）
・ベレー帽：COBICOBI（¥4,990）


（オーバーオールのコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

BEAMS PLUS別注のバラクータのG9とスウェット、ブラックジーンズのアメカジコーデです。ゆったりめのクラシックフィットのジャケットと太めのデニムパンツで、抜け感のあるアメカジスタイルに仕上がっています。スウェットの裾のラインがアクセントに。ブルーのコンバースもクラシカルな雰囲気にマッチしています。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA × BEAMS PLUS（¥55,000）
・シャツ：BEAMS PLUS（¥13,200）
・スウェット：SLEEPY JONES
・デニムパンツ：TUBE
・アイテム名：CONVERSE × BEAMS PLUS（¥11,000）
・キャスケット：BEAMS PLUS（¥7,700）

SHIPSがバラクータに別注したG40を着用したメンズコーデです。G9の袖口をリブではなくカフス仕様にしたエクスクルーシブモデルで、よりシックな印象に。ボタンダウンシャツとニットカーディガンというトラッドな組み合わせに、スリムなレッグラインのカーゴパンツとキャップを合わせて、きれいめとカジュアルのバランスが取れた着こなしになっています。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA（¥57,200）
・シャツ：SHIPS（¥13,200）
・カーディガン：SHIPS（¥15,180）
・カーゴパンツ：SHIPS（¥15,180）
・ローファー：G.H.BASS（¥25,300）


（スリムカーゴパンツについては以下の記事も参考にしてみてください）

バラクータのG9にNEEDLESのトラックパンツを合わせたモノトーンコーデです。足元にはSANDARSのブーツを合わせて、スタイリッシュなスポーツミックススタイルに仕上がっています。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA（¥50,600）
・ブーツ：SANDERS（¥57,200）
・キャップ：CPH（¥3,960）


（トラックパンツのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

バラクータのG９とLONSDALEのパーカーを合わせたブリティッシュなカジュアルコーデ。裏地のチェックとパーカーのロゴが効いています。ロゴスの黒のアウトドアパンツでシックで軽快なカジュアルスタイルに仕上がっています。スニーカーとキャスケットをベージュで統一している点も、洗練された印象になるポイントです。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・パーカー：LONSDALE
・パンツ：LOGOS
・スニーカー：adidas
・キャスケット：Dry Bones

バラクータの黒のG9を着用したカジュアルコーデです。ベージュと白の上品な色合いのコーデにシューズとジャケットの黒が効果的にコーデを引き締め、洗練された印象の着こなしになっています。インナーのスタンドカラーシャツが抜け感をプラス。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA（¥50,600）
・シャツ：無印良品
・ニット：CREPUSCULE（¥15,400）
・シューズ：glabella（¥9,900）
・ベルト：Mr.COVER（¥4,290）
・リング：FANTASTIC MAN

バラクータのグリーンのG9をストライプシャツとデニムパンツでさらりと着こなしたメンズコーデです。タックインで着ることでライトブラウンのベルトがアクセントになり、すっきりとした印象に。ブラウンのローファーでこなれたきれいめカジュアルに仕上がっています。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・デニムパンツ：LEVI'S VINTAGE CLOTHING
・シューズ：Loake

鮮やかな赤のG9を着用したメンズコーデ。インパクトの強い赤のアイテムも、相性のよいカーキと抜け感のある白でまとめることですっきりと洗練された大人の着こなしに仕上がっています。黒のきれいめシューズでの引き締めも効果的です。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・シャツ：REMI RELIEF
・Tシャツ：DEUS EX MACHINA
・パンツ：NOYKU
・シューズ：SANDERS

ベージュのG9をブラウンとカーキでまとめたアースカラーコーデです。一歩間違うと野暮ったくなってしまうベージュのG9ですが、アースカラーでまとめれば洗練された大人の着こなしになります。濃淡のあるカラーを配置しているので、メリハリもバッチリです。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA
・ノーカラージャケット：KENNETH FIELD
・Tシャツ：BEAMS PLUS（¥15,400）
・パンツ：KENNETH FIELD
・スニーカー：CONVERSE（¥13,200）
・キャップ：Kaptain Sunshine

バラクータのG９を使用した、ベージュとモノトーンのシンプルなメンズコーデ。ロングTシャツとすっきりとした丈感のスラックスで、リラックス感のあるシルエットになります。裏地とソックスの赤がリンクしているのもポイントです。


▼着用アイテム

・ジャケット：BARACUTA（¥50,600）
・ソックス：ROSTER SOX（¥2,200）
・腕時計：G-SHOCK（¥12,100）

バラクータで唯一のステンカラコートタイプのG10。パーカーと細身のデニムパンツのシンプルなスタイルに絶妙な丈感のG10を羽織って、軽快さと品のよさを両立したカジュアルスタイルに仕上がっています。


▼着用アイテム

・コート：BARACUTA
・ブーツ：Paraboot

さまざまな人気ブランドの別注アイテムも展開しているバラクータ。目移りしてしまう方のために、注目したいアイテムをピックアップしました。それぞれ表地のカラーや裏地のデザイン、フィット感などに特徴があるので、最適な一着を見つけてくださいね。

流通しているバラクータの商品の中には、残念ながら偽物もあるので注意が必要です。購入する際にはタグをよく確認しましょう。また、本物のバラクータのアイテムには、ジップフライやボタンの側面に「BARACUTA」の文字や刻印があります。裏地のオリジナルのフレイザータータンチェック柄も見分けるポイントになりますので、確認してみてください。

永遠の定番と言えるバラクータのブルゾンは、まさに一着は持っていたい大人のアウターです。コーディネート次第で誰でもかっこよく着こなせるアイテムですので、今回の記事を参考に、バラクータのコーデを幅広く楽しんでくださいね。