リーガルのサドルシューズが別格。人気モデルの特徴〜コーデ例まで紹介

サドルシューズとは1893年に創業したブランド、リーガルから展開されているシューズで、正式にはサドルオックスフォードシューズと呼ばれています。その名の通りサドル(馬の鞍)のようなレザーのパーツを甲部分に使用したシューズで、もともとはスタイリッシュな雰囲気を漂わせているアイテムでした。

サドルシューズはイギリスで誕生したとされていますが、アメリカに伝わってからは若い世代の方に多くの支持を集めることとなりました。その中でサドルシューズはさまざまな雰囲気のものが登場し、ラバーを使用したものなどもあります。カジュアルに楽しめるものも多く、現在のサドルシューズはアメリカンスタイルのものがメインとなっています。

ここからは、カジュアルな着こなしにも活用できるリーガルのサドルシューズにどういう魅力があるのかについて見ていきます。

・お手入れがしやすい
・アウトソールには合成ゴム底を使用
・グッドイヤーウェルト製法で作られている
・エイジングを楽しめる

リーガルのサドルシューズには、上記のような特徴・魅力があります。これらについて、下記でさらに詳しく見ていきましょう。

リーガルのサドルシューズはお手入れのしやすさが魅力の一つで、普段使いで頻繁に使用したいという方にも向いています。サドルシューズのアッパーにはレザーが樹脂加工でコーティングされているガラスレザーという素材が使用されているので、雨や軽い泥程度ならふき取るだけで簡単に汚れを落とすことができるでしょう。

また、樹脂加工でコーティングすることにより光沢感もあるので、品がありながらもかっこいい雰囲気も漂わせています。いつまでもおしゃれな靴を履きたい方、お手入れが簡単なレザーシューズを探している方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

ただ、ガラスレザー製法にはデメリットもあり、おろしたてだと硬くて足が痛いといった声もあります。また、ジャストサイズを選ぶと靴が足になじむ前に断念してしまう方も多いので、サイズ感が特別小さいわけではありませんが、大きめのサイズを購入してソールで調節するのもおすすめです。

リーガルのサドルシューズには、アウトソールに合成ゴム底を使用しているという特徴もあります。かつてはソールにもレザーが使用されていたサドルシューズですが、リーガルではグリップ力や摩耗性に優れる、合成ゴムが使用されています。

レザーソールは濡れた時に滑りやすいというデメリットがありましたが、合成ゴムならばこのデメリットを見事にカバーしてくれます。また、アッパーとアウトソールの両方にレザーを使用するよりも、カジュアルな雰囲気に仕上がっている点もまた魅力と言えるでしょう。

リーガルのサドルシューズの製法には、グッドイヤーウェルト製法が採用されています。グッドイヤーウェルト製法とはアッパーに取り付けられた細い帯状の皮を、ソールに縫い付けるという製法のことです。この製法で作られた靴は、長年使用してソールがすり減ってしまったときに靴底を丸ごと新しいものと交換できる、といったメリットがあります。

そのほかにも、グッドイヤーウェルト製法には靴の強度が高くなるという魅力もあります。傷みにくくソールも交換できるので、長く愛用することができます。

リーガルのサドルシューズは、エイジングを楽しめるのも魅力の一つです。かつてのガラスレザーは防水性などが上昇する反面オイルが浸透しにくく、エイジングを楽しめないというデメリットがありました。

しかし、近年では技術の進化によりガラスレザーでもオイルが浸透するようになり、エイジングを楽しむこともできます。傷んでしまった場合でも修理に出して長年使用する愛用者も多いので、風合いの変化も楽しんでみてください。

カジュアルなコーデにも合うと人気のリーガルのサドルシューズですが、実際にはどういうコーデと組み合わされているのでしょうか。さまざまな雰囲気の着こなしを紹介するので、参考にしてみてください。

ブラックのベトジャンやシューズを組み合わせた、カジュアル感を感じられる着こなしです。靴下には赤の靴下を合わせることで、コーデの適度なアクセントにもなっています。ジーンズの裾を何度か折って、靴下やリーガルのサドルシューズがよく見えるようにしている点もポイントでしょう。

▼着用アイテム

・ベトジャン：バックストリートクローラー
・サロペット：GOWEST
・サドルシューズ：REGAL(\46,200)

（オールブラックのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

白シャツにジーンズや赤のサドルシューズを合わせた、牧場を思わせるようなスタイルのメンズファッションです。親しみやすくおしゃれな雰囲気にまとまっており、靴の赤色がサスペンダーの茶色とよくマッチしていますね。タックインで、足長効果も期待できる着こなしでもあります。

▼着用アイテム

・帽子：Fuji
・靴下：Happy Socks（¥770）
・サドルシューズ：REGAL(\27,500)

デニムジャケットやサングラスのブルーが涼しげな雰囲気を感じさせ、程よくラフなスタイルに仕上がっているメンズコーデです。サドルシューズはリーガルとBEDWINとの別注コラボモデルで、ブラック×グレーの高級感のあるアイテムでもあります。ジーンズと合わせることで、カジュアルな着こなしにまとまっています。

▼着用アイテム

・サングラス：SENSE OF PLACE by URBAN RESEARCH（¥2,090）
・カットソー：GU
・デニムジャケット：Arnold Palmer
・デニムパンツ：GU
・サドルシューズ：REGAL（\57,200）

ブラックのキャスケットを合わせた、フォーマル感も感じられるメンズコーデです。ブラウスやデニムパンツは細めとしたシルエットのものを選んでおり、全体的にすっきりとした雰囲気の着こなしにまとまっています。全体的にブラックのアイテムを多く選んでいるのもおしゃれですね。

カジュアルコーデとの相性も抜群のサドルシューズですが、こちらの方のようなフォーマル感のあるコーデにもよく合います。

▼着用アイテム

・ブラウス：DELUXE
・ウォレットチェーン：CLUCT(\12,980)
・デニムパンツ：LEVI'S VINTAGE CLOTHING
・サドルシューズ：REGAL

（メンズのキャスケットがダサいかどうかについては以下の記事も参考にしてみてください）

それでは、早速リーガルのサドルシューズにはどういうものがあるかを見ていきましょう。ブラックやブラウンをベースとした、落ち着きながらもかっこいいリーガルのサドルシューズの人気モデルを紹介します。

リーガルのサドルシューズは、おしゃれな別注もおすすめです。別注にも定番とはまた違うおしゃれな雰囲気のものが多くあるので、こちらもチェックしてみてください。

革靴に似ているリーガルのサドルシューズですが、手入れの方法・道具は革靴のものとはまた異なっています。サドルシューズはまずソールから手入れを始め、本体に毛が当たらないように注意しながらブラッシングをかけていきます。そして、汚れが気になる場合には側面、靴底の順で雑巾などで汚れを落としましょう。

その後は洗った雑巾を水で薄めた中性洗剤につけ、サイドそーるを拭いてきれいにしていきます。最後に洗剤をふき取るように拭き上げ、ソールの側面と靴底にシリコンスプレーをかけたら完了です。このとき、本体にスプレーがかからないように注意してください。また、本体はガラスレザーでコーティングされているので、ブラシの使用は厳禁です。

普段の本体のお手入れは、ガーゼや大判の眼鏡拭き、使い古した柔らかい手ぬぐいなどで優しく拭くようにしましょう。麻やタオル、新しい手ぬぐいなどは傷をつける恐れがあるので使用はおすすめできません。そして、お手入れの最中はしわ防止のためにシューツリーを使用してください。しわから始まるサドルシューズの劣化を遅らせ、湿気を除去する効果もあります。

それでは、続いてリーガルのサドルシューズを着こなした、メンズコーデ集を見ていきましょう。サドルシューズでかっこいい着こなしを楽しみたい方は、参考にしてみてください。

シンプルで合わせやすい人気の組み合わせである、ブラック×ホワイトでまとめたメンズコーデです。シューズもホワイト×ブラックのものを選んでおり、シャツとスラックスとの相性は抜群です。真似しやすい組み合わせなので、かっこいい着こなしを楽しみたい方は参考にしてみてください。

▼着用アイテム

・シャツ：Danton（¥12,980）
・スラックス：UNIQLO
・サドルシューズ：REGAL
・Tシャツ：JOURNAL STANDARD（¥8,250）

（白Tシャツのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

ジャケットとシューズにブラウンを選んだ、スタイリッシュ感のある着こなしです。ネクタイも暖色のものを選んでいるのでテーラードジャケットによくマッチしていますし、全体的に温かみのある雰囲気にまとまっています。

▼着用アイテム

・シャツ：Nigel Cabourn
・ネクタイ：RALPH LAUREN
・サドルシューズ：REGAL
・テーラードジャケット：Banana Republic
・チノパンツ：GAP

（テーラードジャケットのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

チェック柄のシャツをコーデのメインアイテムとした、すっきりとした雰囲気の着こなしです。ハットやサスペンダーなど小物使いも上手で、おしゃれ上級者の雰囲気も漂います。サスペンダーとシューズはどちらもブラウンを使用しており、統一感もあります。

▼着用アイテム

・靴下：Happy Socks（¥1,430）
・シャツ：FRED PERRY（¥16,500）
・サドルシューズ：REGAL（\22,000）
・帽子：DRAGON HAT
・パンツ：or Glory

鮮やかな赤シャツが目を引く、個性を感じるコーデにまとめた着こなしです。シャツ以外のアイテムをブラックやブラウンなど落ち着いたカラーにすることで、派手すぎない絶妙なバランスにまとまっています。タックインで、足長効果もあります。

▼着用アイテム

・シャツ：or Glory
・キャスケット：thegoggo
・パンツ：or Glory
・靴下：Happy Socks
・サドルシューズ：REGAL

（タックインコーデ完全版については以下の記事も参考にしてみてください）

サドルシューズは夏コーデともよく合いますが、冬コーデと組み合わせることもできます。ゆったりしたサイズ感のモッズコートを着用していますが、リーガルのサドルシューズが細めのシルエットなので全体的にバランスがよいですね。

▼着用アイテム

・シャツ：or Glory
・シューズ：REGAL（￥22,000）
・ハット：DRAGON HAT

（モッズコートのメンズコーデについては以下の記事も参考にしてみてください）

ブルーのチェックシャツを着こなした、カジュアルでシンプルなメンズコーデです。全体的に落ち着いた色合いのものを選んでおり、シューズのグレーが全体のアクセントにもなっています。ジーンズは裾の部分を折り返しており、リーガルのシューズがよく見えるのも特徴です。

▼着用アイテム

・シャツ：nano・universe
・デニムパンツ：nano・universe
・シューズ：REGAL(\23,790)

ブルーとブラックのアイテムを上手に組み合わせた、シンプルで落ち着き感のあるメンズコーデです。個別に見てもシンプルでかっこいいアイテムが多く、センスのよさを感じさせる着こなしです。すっきりとしたおしゃれコーデを楽しみたい方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

▼着用アイテム

・キャスケット：OLDMAN’S
・ピーコート：POST O'ALLS
・シャツ：SUGAR CANE
・ベスト：WORLD WORKERS
・ネクタイ：brickhouse
・デニムパンツ：Levi's
・サドルシューズ：REGAL(\27,500)

この記事では、カジュアルスタイルにも合わせられると人気の、リーガルのサドルシューズについて紹介しました。リーガルのサドルシューズはブラックやブラウンなどの落ち着いた色合いでかっこいい雰囲気のものが多く、こなれ感もあります。お気に入りを見つけて、コーデに活かしてみてはいかがでしょうか。