オールドコーチが「ダサい」は『嘘』どこで買える？魅力・人気の形〜年代の見分け方も！

オールドコーチとは、人気ブランドであるCOACHのヴィンテージを総称した言葉です。COACHといえば、Cのマークが印象的なシグネチャーモデルの財布を真っ先に思い浮かべる人が多いのかもしれません。しかし、それはCOACHが90年代から若者にターゲットを絞ったのが理由。もともとのCOACHは、むしろ富裕層向けの良質な商品を販売していました。

COACHのロゴには馬車が描かれています。これには「大事な人や物を目的地に運ぶ」という意味が。つまり、もともとのCOACHには「大事な物を運ぶときにCOACHを使ってほしい」という、ブランド側の願いが込められていたのです。

そんなオールドコーチですが、一部でダサいと噂されているようです。使い勝手が良いゆえにファッションアイテムとして重宝されているオールドコーチですが、「ダサい」という評判があればファッションに取り入れるのを少しためらいたくなるのではないでしょうか。そこで、その真相を検証すべく、Slope編集部では男女163人にアンケートをとってみました。

▼アンケート結果
・いいえ：137人
・はい：26人

アンケート結果によりますと、84%の人が「オールドコーチはダサくない」と回答しています。オールドコーチが人気ないことはなく、「カワイイ」「質が良い」など、オールドコーチに好印象を持つ人が大多数であるという結果が得られました。

ですが、16%の人が「オールドコーチはダサい」と回答しています。ならば、ダサいと回答した人はどのような理由からそのように感じているのでしょうか。次の項では、オールドコーチをダサいと感じる理由について検証していきましょう。

（男性のショルダーバッグがダサいのかについては以下の記事も参考にしてみてください）

では、なぜオールドコーチがダサいなどと言われるのでしょうか。その答えを代弁するような意見があるので紹介します。

つまり、現行モデルのコーチをダサいと感じている人が多いのであり、ほとんどの人はオールドコーチがダサいと思っているわけではありません。SNSを見ても、この方のようにオールドコーチが好きで素敵だと思っているのが多数意見であり、オールドコーチをダサいという意見はほとんど見られないのが実情です。

では、なぜオールドコーチがダサくないといえるのでしょうか。それには、

・コスパが良い
・上質なグラブタンレザーを使用
・モダンなデザイン

といった理由が挙げられます。1つずつ詳しく見ていきましょう。

古着屋などで流通しているオールドコーチは、バッグですと1〜2万円が相場の価格です。現行モデルのCOACHにも、リーズナブルなイメージがあるでしょう。しかし、オールドコーチの発売当時の値段は高く、数万から中には10万円以上の物まであるのです。そう考えると、オールドコーチを持っているのは非常にコスパが良いといえます。

オールドコーチに使用されている革は、グラブタンレザーと呼ばれるとても頑丈なものです。野球のグローブのように使いこなすほどしなやかになり、独特の風合いが出ます。選びぬかれた材料で、職人の手により1つ1つ丁寧に作られたオールドコーチの品質は、間違いないといっても過言ではないでしょう。

現行モデルのCOACHにはかわいい物が多いのですが、アラフォーやメンズが持つには少し勇気のいる物もあります。ですが、オールドコーチはシンプルで上品な物ばかり。無駄のないモダンなデザインのオールドコーチは、アラフォーやメンズが持っていても全く違和感がありません。

オシャレでコスパのいいオールドコーチがどこで買えるのか、知りたい人が多いのではないでしょうか。結論としては、通販サイトや古着ショップでオールドコーチを購入できます。下記のショップでも購入できますので、是非チェックしてみてください。

では、その店で買えるオールドコーチには、どんなアイテムや形に人気があるのでしょうか。ここでは、

・ショルダーバッグ
・ハンドバッグ
・リュック

の3つを紹介していきます。

オールドコーチのショルダーバッグの特徴は、何といっても使い勝手の良さ。サイズのバリエーションも多く、実用的かつオシャレなアイテムです。

コーチのブランドイメージが持つ可愛らしさと、オールドコーチの洗練された上品さが同居しているといっても過言ではないでしょう。少しフォーマルな場にも違和感なく持てます。

リュックはカジュアルな印象を与えがちです。しかし、オールドコーチは本格的なレーザーを使用。コーディネートを引き締めて、上品な雰囲気すら漂わせてくれます。

ここからは、オールドコーチを使ったコーデを紹介していきます。カジュアルとフォーマルの両方に対応できるオールドコーチは、コーデの幅が広いアイテムです。

カットソーにパンツとスニーカー。シンプルなコーデのワンポイントとして、オールドコーチが効果的です。

▼着用アイテム

・ショルダーバッグ：オールドコーチ
・カットソー：GILDAN（¥2,860）
・パンツ：UNITED ARROWS（¥22,000）
・スニーカー：converse（¥6,380）

（カットソーについては以下の記事も参考にしてみてください）

Tシャツ・デニムパンツ・スニーカーにジャケットコートと、カジュアルながらもキレイめなスタイルです。そこにオールドコーチを加えれば、全体の印象がグッと引き締まります。

▼着用アイテム

・ショルダーバッグ：オールドコーチ
・ジャケットコート：HARE（¥17,600）
・Tシャツ：UNIQLO
・デニムパンツ：古着
・スニーカー：MHL.（¥23,100）

ブラックのワントーンコーデです。そこにブラックのオールドコーチを持ってくれば、より完璧なコーデとなるでしょう。

▼着用アイテム

・ショルダーバッグ：オールドコーチ
・ブルゾン：adidas originals（¥7,671）
・パンツ：HARE（¥10,450）
・ブーツ：KLEMAN（¥19,580）

ミリタリーアイテムとオールドコーチ。2つはかけ離れていると感じられそうですが、画像で見てみれば違和感なく見える人は多いのではないでしょうか。

▼着用アイテム

・ショルダーバッグ：オールドコーチ
・ミリタリージャケット：ZIP FIVE
・ベレー帽：SPINNS
・デニムパンツ：UNIQLO
・ブーツ：Banana Republic

（ミリタリージャケットについては以下の記事も参考にしてみてください）

カジュアルスタイルにローファー。そこにオールドコーチを取り入れれば、全体にまとまりが出るコーデとなります。

▼着用アイテム

・ショルダーバッグ：オールドコーチ
・ローファー：HARUTA（¥6,434）
・デニムパンツ：Levi's（¥13,200）
・ナイロンジャケット：Columbia（古着）

（ローファーについては以下の記事も参考にしてみてください）

オールドコーチにもさまざまな年代の物があります。いつまでのものがオールドコーチなのかは見解が分かれますが、どの年代かを見分けるには中の刻印を見れば一目瞭然です。その見分け方を年代別に見ていきましょう。

1960年代から70年代のオールドコーチには、「MADE IN NEW YORK CITY .U.S.A.」という刻印が。英語で「THIS IS A COACH BAG.〜」と書いてある部分の最下段にその刻印があります。

1980年代のオールドコーチにも、60〜70年代と同じような刻印があります。しかし、「MADE IN NEW YORK CITY .U.S.A.」ではなく、「MADE IN U.S.A.」または「MADE IN THE UNTED STATES」と微妙に違うため、判別には注意が必要です。

1990~2000年代のオールドコーチには、「MADE IN NEW YORK CITY .U.S.A.」「MADE IN U.S.A.」「MADE IN THE UNTED STATES」の刻印がありません。

（ダントンの偽物の見分け方については以下の記事も参考にしてみてください）

オールドコーチがダサいと思われている原因は、若者向けに作られている現行モデルのCOACHのイメージが強過ぎるからです。オールドコーチはシンプルでかつ品質の良い物が多く、メンズやアラフォーでも気兼ねなくファッションアイテムとして取り入れられます。非常にコスパの良いオールドコーチを、ファッションに使わない手はありません。