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『マイクメンツァー』とは
生年月日 | 1951年11月15日 |
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出身地 | アメリカ、ペンシルバニア州フィラデルフィア |
身長 | 173cm |
体重 | 102kg |
アメリカの元IFBBプロボディビルダーとして活躍していたマイクメンツァー。アメリカのフィラデルフィア出身のドイツ系アメリカ人でアーノルドシュワルツェネッガーの最大のライバル。ボディビル界で有名な高強度トレーニング法の開拓者の一人として有名です。そんなマイクメンツァーの生い立ちや筋トレ方法や食事などをご紹介します。
マイクメンツァーの生い立ち&概略
中学時代
比較的裕福な家庭に生まれ、教育熱心な両親のもと育ってきたマイクメンツァー。12歳の時にボディビル雑誌に載っていたボディビルダー達の筋肉に憧れたことが筋トレを始めたきっかけです。
当時の体重は40kg程しかなくガリガリに痩せていました。そこからマイクメンツァーは父親に頼み筋トレグッズと筋トレの教本を買ってもらいました。まずは教本通りにトレーニングを始めたマイクメンツァーはすぐに才能が開花しました。
高校時代
中学時代から数年かけて筋トレをしていたマイクメンツァーは高校時代体重は75kg、ベンチプレスのMAXは170kgにまでなっていました。
高校卒業後
高校卒業後空軍に入ったマイクメンツァーは相変わらず筋トレは毎日2~3時間程続けていました。マイクメンツァーは空軍に入隊したその年に地元の小さなボディビル大会に出場します。小さな大会でしたがそこでマイクメンツァーは優勝することができました。
初めての大会優勝後
大会優勝後、現在でもトップクラスを誇るトレーニングマシンのブランドとして有名なノーチラスの創業者であるアーサー・ジョーンズに声をかけられマイクメンツァーは彼とトレーニングをすることになります。そして、ジョーンズと一緒にトレーニングをしていく内に肩に深刻な怪我を負い、数年間大会にも出られなくなり軍隊もやめるまでになります。
プロに至るまで
数年間怪我のせいで大会に出場することが出来なかったマイクメンツァーですが、1975年に復活し筋トレを再開しました。筋トレを再開した数ヶ月後にはMr.アメリカという大会に出場し3位に入賞します。その後アマチュア世界最高峰と云われているMr.ユニバースで優勝し、プロカードを獲得するまでに至ります。
薬物
マイクメンツァーは現役の頃からアンフェタミンを服用していました。服用当初は筋トレや仕事の生産性を高める為にサプリやプロテインのような感覚で使用していましたが、段々と依存し抜け出せなくなっていました。何度か救急搬送される程でしたが、依存から脱する為に環境を変えたことで克服しました。
死因
2001年6月10日にマイクメンツァーは自宅アパートで亡くなっているのを同居していたボディビル仲間が発見しています。心臓病が死因だとされていますが、一部では10年近く摂取していたステロイドが原因ではないかと云われています。そして、マイクメンツァーが亡くなった2日後に後を追うようにして弟も亡くなっています。
マイクメンツァーの大会成績
10位:1971 Mr. America – AAU
2位:1971 Teen Mr America – AAU
3位:1975 Mr. America – IFBB, Medium
2位:1975 Mr. USA – ABBA, Medium
1位:1976 Mr. America – IFBB, Overall Winner
1位:1976 Mr. America – IFBB, Medium
2位:1976 Mr. Universe – IFBB, MiddleWeight
1位:1977 North American Championships – IFBB, Overall Winner
1位:1977 North American Championships – IFBB, MiddleWeight
2位:1977 Mr. Universe – IFBB, HeavyWeight
1位:1978 USA vs the World – IFBB, HeavyWeight
1位:1978 World Amateur Championships – IFBB, HeavyWeight
2位:1979 Canada Pro Cup – IFBB
1位:1979 Florida Pro Invitational – IFBB
3位:1979 Night of Champions – IFBB
1位:1979 Mr. Olympia – IFBB, HeavyWeight
2位:1979 Pittsburgh Pro Invitational – IFBB
1位:1979 Southern Pro Cup – IFBB
5位:1980 Mr. Olympia – IFBB
マイクメンツァーの筋トレについて
マイクメンツァーの筋トレ方法はヘビーデューティー法とも呼ばれる高強度トレーニング法です。このトレーニング方法は出来ない回数の限界を超え、過酷で更に正しいフォームで高重量の使用をする方法です。マイクメンツァーはどのようなメニューでこれを行っていたのか詳しくご紹介します。
脚
・レッグエクステンション
・レッグプレス
・スクワット
・レッグカール
・カーフレイズ
・カーフレイズ(マシン)
(正しいスクワットの有益情報については以下の記事も参考にしてみてください)
【動画集】正しいスクワットの有益情報を厳選!家で音楽で楽しめるものまで!
出典:Slope[スロープ]
背中
・マシンプルオーバー
・クローズグリップラットプルダウン
・ベントオーバーロウ
(広背筋のダンベルメニューについては以下の記事も参考にしてみてください)
【広背筋のダンベルメニュー】初心者も背中に効く鍛え方〜自宅で行うコツまで解説!
出典:Slope[スロープ]
肩
・シュラッグ
・アップライトロウ
・サイドレイズ
・マシンショルダープレス
・リアデルトロウ
(肩の筋肉の名前&作用については以下の記事も参考にしてみてください)
肩の筋肉の名前&作用!画像付きで解説!部位別の筋トレメニューも!
出典:Slope[スロープ]
ワークアウトルーティーン
▼ワークアウト①
ベンチプレス:1回5セットまたは8回を超えない重量で1セット行う
サイドレイズ又はオーバーヘッドプレス:1セット
▼ワークアウト②
デッドリフト:1回5セット又はダンベルシュラッグを1セット
▼ワークアウト③
スクワット:10回-6回-4回-2回 高重量ピラミッド
フロンタルスクワット又はレッグプレス:1セット
マイクメンツァーは上記のワークアウトメニューをし、3週目の月曜日にまたワークアウト①のメニューに戻すといった方法で鍛えていました。マイクメンツァーは次のワークアウトまでに体を回復させる為に4日~1週間の休息を取るようにしていました。そうすることで自然回復により筋肉増加量が格段に上がります。
マイクメンツァーの食事・栄養摂取について
美しい筋肉を誇るマイクメンツァーがどのような食事メニューを行っていたのか気になりますよね。マイクメンツァーは基本は炭水化物を重視した食事を行っていました。基本的にはシンプルで、4つの食品を毎食食べるだけ。後は目標摂取カロリーを決め、量を調整していました。マイクメンツァーのある一日の食事メニューを見ていきましょう
1食目
・ベーコン
・パン
・プロテイン
・コーヒー
2食目
・七面鳥肉
・フルーツ
・低脂肪ヨーグルト
・コーヒー
3食目
・若鶏肉
・ポテト
・ドレッシングなしのサラダ
・ワイン
間食
・ナッツ類
・低脂肪ヨーグルト
マイクメンツァーの名言集
マイクメンツァーは数々の名言を残しています。高重量でとにかくきついトレーニングを行ってきたからこそ出る名言です。先が長くつらいトレーニングで心が折れそうな時はマイクメンツァーの名言を思い出しもう少し頑張ってみましょう。
「男の偉大さは、平凡さや失敗、ストレスで決まるのではない。何を成し遂げたか、どれだけ強いか、どれだけ崇高かで決まる。一言で言えば「ヒーローになれ」ということだ。」
「筋トレが筋肉を成長させるのではない。筋トレは、筋肉を成長させる体のスイッチを入れるだけだ。筋肉を成長させるのは、自分自身の体だ。もちろん、適切な休養のを取った上で。」
「オーケストラを率いるためには、まず観衆に背を向けなければならない。」
「目標は、頭で完璧に想像できなければ、達成できない。」
(筋トレの名言については以下の記事も参考にしてみてください)
筋トレの名言30選!モチベ向上&面白い迷言別に紹介!日本〜海外まで徹底網羅!
出典:Slope[スロープ]
マイクメンツァーの筋肉を拝める画像集!
マイクメンツァーの筋肉を目指してみよう
ここまでヘビーデューティートレーニング法の生みの親の一人と云われているマイクメンツァーの生い立ちから筋トレ方法までご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。残念ながら彼は亡くなってしまいましたが、マイクメンツァーのトレーニング法や食事メニューは今現在も生き続けています。みなさんも彼のトレーニング方法を真似してマイクメンツァーのような美しいボディを目指してみましょう。