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筋トレ後にイライラする…。テストステロンが原因?症状を抑える対策まで解説

2020年10月07日

あなたは筋トレ後にイライラした経験はありませんか。原因はこれまでの生活習慣や「テストステロン」というホルモンの作用ではないかと言われています。このような症状を抑える対策や、実際の経験の口コミを紹介し、筋トレ後のイライラについて解説していきます。

【監修】パーソナルトレーナー 高津諭

トレーニング指導歴22年。大阪・兵庫を中心に活動するパーソナルトレーニングを提供しています。現在、全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会のマスタートレーナーとして、またJOTスポーツトレーナー学院の校長として後進の育成、指導にも尽力している。HP / ブログ / Twitter

筋トレ後にイライラする…

筋トレをした後は、スポーツをした後と同じようにストレスが発散されて気分がリフレッシュします。しかし反対に、筋トレをした後にイライラした気持ちになった経験はありませんか。実際に筋トレ後のイライラについての口コミが多数存在します。

筋トレをした後のイライラの原因は、筋肉や神経に異常が発生しているサインであるのか、はたまたホルモンのバランスが崩れているのか。色々と不明点の多い「筋トレ後のイライラ」について解説していきます。

筋トレ後にイライラする原因

ここからは筋トレ後にイライラする原因について解説していきます。そもそも体調が良くない状態で筋トレをすることに原因がありそうですが、筋トレ中に分泌されるホルモンにも原因があるようです。神経系の病気のサインでは無さそうですが、実際にはどのようなことが原因となっていくのか具体例を確認していきましょう。

テストステロンの分泌

筋トレ中には男性ホルモンの1種である「テストステロン」というホルモンが分泌されます。テストステロンが分泌されると心理的な作用が起こり、人によっては攻撃的な言動をしてしまうことがあるようです。普段では言わないような荒い言葉を使ったり、怒りを他人にぶつけるようなことをしてしまう可能性があります。

このテストステロンが作用して、筋トレ後のイライラした状態を作り出しているとも考えられています。

オーバートレーニング症候群

「オーバートレーニング症候群」という症状がイライラの原因になることがあります。オーバートレーニング症候群とは必要以上のトレーニングを行い続けた結果、蓄積された疲労からくる慢性疲労状態を言い、体力が十分に回復できない状態が続くことで、メンタル面にも悪影響を及ぼします。

メンタル面の影響として、筋トレ後にイライラとなって現れることがあります。

(筋トレの追い込みについては以下の記事を参考にしてみてください)

呼吸が上手くできていない

筋トレ中に無呼吸であったり呼吸が上手くできていないと、筋トレ後のイライラの原因となります。筋トレを行っている最中は筋肉に負荷をかけているので、筋肉はストレスを感じていて、このストレスによって体内にはストレスホルモンが分泌されます。筋トレ後に疲れやイライラとなって現れる原因は、このストレスホルモンが発散されなかったということです。

呼吸によって脈拍を整えてリラックスした気持ちでトレーニングができるようになり、ストレスホルモンの分泌が抑えられ筋肉のストレスも緩和されるでしょう。

(筋トレの呼吸法については以下の記事も参考にしてみてください)

睡眠不足

睡眠不足の状態で筋トレをすることが、筋トレ後のイライラを引き起こすことがあります。日常生活でも睡眠不足の状態が続くと、ちょっとしたことでもイライラしてしまいませんか?これは睡眠不足によって体内のホルモンバランスが崩れてしまうことが原因で、感情のコントロールができなくなることが原因です。

筋トレに限らず睡眠不足の状態で、ストレス発散目的に運動することは避けた方が良いでしょう。

(寝不足と筋トレとの関係については以下の記事も参考にしてみてください)

自律神経が乱れている

自律神経が乱れている状態だと、自分自身の感情の起伏をコントロールできずに常に不安やイライラを感じてしまうことがあります。自律神経が乱れる原因の1つにストレスが挙げられますが、ストレスを発散できないままだと、筋トレ後のさらなるイライラの原因となっていく場合があるでしょう。

筋トレ後のイライラを防ぐ対策